ワイアーフォックステリア

ワイアーフォックステリアってどんな犬?歴史や魅力とは?犬種の性格・毛色・子犬の安い地域もご紹介

綺麗な三角の折れ耳、暗色の澄んだ瞳、針金のような被毛…パーツ一つ一つがとても魅力的で、世界中で人気のあるワイアーフォックステリア。多くの人を魅了する容姿を持つことから「テリア界の貴公子」とも言われています。そんなワイアーフォックステリアはどんな犬種なのかを解説。犬種の歴史や魅力、性質、毛色、子犬の安い地域もご紹介します。

ワイアーフォックステリア

photo by Serhii Bobyk/Shutterstock.com

ワイアーフォックステリアってどんな犬?

ワイアーフォックステリアの魅力

  • 毛質、毛色が特徴的でおしゃれ
  • バランスの良い体と凛々しい表情が素敵
  • 家族への愛情が深い

ワイアーフォックステリアはテリア種の中でも知名度、人気度ともに高く、世界各国のドッグショーでも常連の犬種です。

ショードッグとして高く評価される理由のひとつに、特徴的な毛質と毛色の美しさ、バランスのとれた体と凛々しい表情など、恵まれた容姿が挙げられます。

また、ワイアーフォックステリアは典型的なテリア気質と言われ、「しつけが難しい」「初心者向きではない」などとも言われていますが、家族に対してはとても愛情深く、きちんと信頼関係や主従関係を築くことができれば、最良のパートナーとなってくれるでしょう。

普段は鋭くキリッとした表情のワイアーフォックステリアですが、やんちゃでイタズラ好きで、チャーミングな表情をたくさん持っています。
一緒に暮らしていくごとにどんどんその魅力にはまっていく人が多い、大変魅力的な犬種です。

ワイアーフォックステリアの歴史

犬種の起源は明らかになっていませんが、ワイアーフォックステリアは数多くいるテリア種の中でも、古い歴史を持つと考えられています。
元々は小動物を追い払う作業犬として活躍しており、18世紀頃に貴族達の間で流行していた狐狩りに使われたことで「フォックス(狐)テリア」と呼ばれるようになりました。

フォックステリアが巣穴から狐を引き出し、フォックス・ハウンドが逃げた狐を捕まえ、フォックステリアがとどめを刺すという連携プレーで活躍。
怖いもの知らずのフォックステリアは、自分の体と同じくらいの狐に臆することなく向かっていく勇敢な性格と凛々しい容姿で、人気の犬種となりました。

始めは狐に似た毛色をしており、猟の際に狐と間違われて度々撃ち落とされることがあったため、毛色の改良を兼ねてハウンドと交配されます。
先に3色カラーのスムースフォックステリアが誕生し、その後も他のテリアと交配した結果、ワイアーフォックステリアが誕生しました。

ワイアーフォックステリアは元々、スムースフォックステリアと同じ犬種として扱われていましたが、その後独立して現在は別々の犬種として登録されています。

ワイヤーフォックステリアの性格・性質

<3つのポイント>

  • 好奇心旺盛
  • 注意深い
  • 愛情深い

ワイアーフォックステリアは、常に何か楽しいことはないか探しているような、好奇心旺盛で活発な性格です。一度物事に熱中してしまうと、興奮がなかなか収まらないこともあります。

また、非常に注意深く、ささいなことにも反応するため、初めて見る物、聞く音、初めての場所や人には警戒することもあります。それゆえ、来訪者や他の犬に警戒心を抱くこともあるため、幼い頃から社会性を育むことがポイントとなるでしょう。

常にエネルギッシュで家族愛に溢れた犬種のため、ワイアーフォックスとの暮らしは家庭がとても賑やかになります。頑固で他人に厳しいワイアーフォックステリアが心を許し、リラックスした表情を見られるのは、飼い主や家族だけの特権です。

自分の意志が強く、猟犬として活躍してきた誇り高きワイアーフォックステリアは、決してしつけが簡単な犬種ではありません。しかし一度飼ってしまえば、他の犬種では物足りなさを感じるくらい魅力たっぷりの犬種です。

ワイヤーフォックステリアの飼い方の注意点

ワイアーフォックステリアは多くの運動量を必要とするため、朝晩2回、愛犬の様子を見ながら1回30分以上は散歩を行いましょう。

また、身体能力が高いワイアーフォックステリアは脚力に長け、ジャンプ力があるため低い塀では軽々と飛び越えてしまいます。
広々とした飼育環境と、安全性の高い柵付きの庭があると望ましいです。室内で飼育する場合は、物が落ちて怪我をしないよう、ジャンプして手の届く位置には物を置かないこともポイントとなります。

その他、狐を仕留める役目を果たしていたワイアーフォックステリアは、強靭な顎を持っており、噛む力が非常に強いです。噛みついたら離さない習性があるため、興奮して小さな子供や他の犬に噛みつかないよう注意を払いましょう。
元々無駄噛みの多い犬種であるため、幼い頃から無駄噛みを無くすしつけも必要となります。

また、猟犬としての素質が残るワイアーフォックステリアは、小さな動物には特に反応しやすく、猫や鳥、小型犬などを見ると反射的に向かっていくことがあるため、きちんと制御できるよう注意が必要です。

ワイヤーフォックステリアのお手入れ

ワイアーフォックステリアの被毛はオーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の2層構造になったダブルコートです。
オーバーコートが針金のような硬い毛質をしており、定期的にプラッキングという技法で毛を抜き、犬種ならではの毛質を保つ必要があります。
「毛質が柔らかく変化してきた」「毛が伸びた」と感じたときには、プラッキングをしてもらうためにもトリミングに連れていきましょう。

針金のように硬く個性的な毛質はこの犬種の魅力でもあるため、自宅では週に2~3回ほどこまめなブラッシングで毛並みを整え、犬種らしさを保ちます。また、月に1度はシャンプーを行い、皮膚を清潔に保ちましょう。

その他、ワイアーフォックステリアは綺麗に折り畳まれた耳も特徴的。折れ耳の犬種は汚れが溜まりやすいため、週に1度は耳を綺麗に掃除してあげましょう。

ワイアーフォックステリアにまつわる噂

ワイアーフォックステリアはしつけが難しいって本当?

ワイアーフォックステリアは自分の意志を強く持っているため、頑固なところがあります。また非常に賢く、飼い主が信頼できる人物であるかしっかりと見極めることもできるため、主従関係を築くのはそう簡単ではありません。

ただし、しつけが不可能な犬種ではないため、子犬の頃から丁寧に信頼関係を築くことや、愛犬の性格にあったペースで訓練を積んでいくことで、確実に良きパートナーとなってくれるでしょう。

ワイアーフォックステリアは喧嘩っ早いって本当?

ワイアーフォックステリアは典型的なテリア気質といわれており、警戒心が強く見知らぬ人や犬に対しては攻撃的になることもしばしば。
社会性が完全に身に付くまでは相手に向かっていくこともあるため、散歩やドッグランに行くときには、カッとなった時に制御できるよう十分に管理しておく必要があります。

ワイアーフォックステリアは病気が少ないって本当?

ワイアーフォックステリアの体はバランスがとれており健康的です。
病気が多い犬種ではありませんが、折れ耳のため耳の疾患に気を付けなくてはならず、またこまめなお手入れが必要な被毛を持つため皮膚病にも注意が必要となります。

健康体をキープするためにも、針金のような独特な被毛の手入れを毎日欠かさない他、運動をたくさんさせてあげるなど、日々の基本的な健康管理を徹底することが大切です。

ワイアーフォックステリアをお迎えしよう!

ワイアーフォックステリア

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ワイアーフォックステリアの基礎データ

ワイアーフォックステリアの大きさ39㎝を超えない程度(メスはオスよりも僅かに低い)
ワイアーフォックステリアの体重8.25kg(メスはオスよりも僅かに軽い)
平均寿命13~14歳
原産国イギリス

ワイアーフォックステリアの人気カラー

  • トライカラー
  • ホワイト&タン(褐色)
  • ホワイト&ブラック

ワイアーフォックステリアの毛色は、ホワイトをベースにブラックとブラウンのマーキングが入る3色のトライカラーが基本となり、ホワイトにブラック、ホワイトにブラウンの2色の組み合わせもあります。

ワイアーフォックステリアの毛色は、ブリンドル、レッド、レバー、スレート・ブルーのマーキングは好ましくないとされています。

ミックス犬ってどう?

ミックス犬は純血種同士を掛け合わせることでそれぞれの個性を受け継ぎ、これまでにない新犬種が生まれるところが魅力です。どんな子が生まれてくるのか想像できない部分も多いミックス犬は、リスクがある反面期待も膨らみます。
ワイアーフォックステリアのミックス犬にはどんな組み合わせがあるのか、調べてみました。

ワイアーフォックステリア×レークランドテリア

ワイアーフォックステリアの原産国と同じイギリスで、古くから作業犬として活躍しているレークランドテリアとのミックス犬はよく見かける組み合わせです。

明るく活発で行動的なレークランドテリアとのミックス犬は、ワイアーフォックステリアの良さを損なうことなく、元気いっぱいのやんちゃな子が多く生まれるといいます。

レークランドテリアにはブルー、ブラック、レバーなど、バリエーション豊かな毛色があります。この犬種とミックスすることで得られるメリットのひとつは、毛色の幅が広がることではないでしょうか。
見た目も良く似ている2犬種のため、ワイアーフォックステリア好きなら気に入ること間違いなしです。

ワイアーフォックステリア×ミニチュアシュナウザー

ワイアーフォックステリアとミニチュアシュナウザーのミックス犬は、見た目がとにかく可愛いと人気です。
ミニチュアシュナウザーはワイア―フォックステリアよりも目と鼻の距離が近くパーツのバランスが良く、その顔立ちを引き継ぐことも多いそう。ワイアーフォックステリアの人形のような可愛らしさに磨きがかかります。

ミニチュアシュナウザーは性格もきつくなく冷静さもあるため、ワイアーフォックステリアの気の強さを穏やかにしてくれるようです。

ワイアーフォックステリアその他の特徴

ワイアーフォックステリアの子犬を探す際にはブリーダーからが基本となるかと思います。子犬を選ぶ際は、関節の動きの良い健康的で元気な子を選ぶようにしましょう。
また、興奮しやすくやんちゃで気の強い子が多いワイアーフォックステリアですが、元気さの中にも落ち着きを感じられる子を選ぶとしつけがしやすいと言われています。

また、犬舎を見学する際には、環境の清潔さ、きちんと健康管理がされているかどうかも確認しましょう。ワイアーフォックステリアは特に耳や皮膚の様子を確認することで、犬舎の質を図ることができます。

女の子、男の子、どっちが人気?

女の子・・・32%、男の子・・・68%

ブリーダーナビしらべ

ワイアーフォックステリアはテリア気質が強いといわれる犬種で、特に男の子の方がその気質は強いといいます。そのため、女の子の方が扱いやすいといわれていますが、ブリーダーナビによると、やんちゃで元気いっぱいの男の子の方が人気があるようです。

個体によっても性格は変わってきますので、子犬を選ぶ際には性別の他、容姿や性格も踏まえて選ぶといいでしょう。

ブリーダーからお迎え!子犬が安い地域トップ3

1位京都府10万円
2位奈良県22万6,750円
3位滋賀県26万2,500円
全国平均28万5,536円

ブリーダーナビしらべ

ワイアーフォックステリアの子犬が安い地域は、偶然にも近畿地方に集中しています。1位の京都府では、全国平均よりも遥かに安い価格で販売されているとのことです。

安く子犬を購入できるに越したことはないのですが、価格だけを重視せず、実際に犬舎の雰囲気や子犬の様子を確認してから購入を決めることが大切。
また子犬を購入する際には、ブリーダーさんに親犬や祖父母犬の性格、遺伝性疾患など細かく話を聞くといいでしょう。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。