ウェルシュテリア

ウェルシュテリアは病気に強くて抜け毛も少ない?性格や価格などをご紹介

ウェルシュテリア

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ウェルシュテリアは国内での登録数が少なく希少な犬種です。性格は明るく従順で、抜け毛が少ないのも特徴です。

遺伝性の病気もほぼ心配がいらないと言われていますが、飼うのは難しいという一面もあります。その理由も含めて、ウェルシュテリアの魅力や飼い方をご紹介します。

ウェルシュテリアの基本データ

ウェルシュテリアの大きさ最高39センチ
ウェルシュテリアの体重9~10キロ
平均寿命9~15年
原産国イギリス

ウェルシュテリアの歴史

ウェルシュテリアはイギリス・ウェールズ州原産のテリア犬です。しかしながら、17世紀以前までの記録がないため歴史は定かになっていません。

勇猛果敢な性質を持っており、キツネ、アナグマ、ウサギ、カワウソなどの自分よりも大きな動物を駆除したり、追い込んだりすることができたので、農家や猟師から重宝されてきたそうです。

犬種として徐々に認められ始めた頃、ウェルシュテリアはブラック・アンド・タン・ワイヤーヘアード・テリアと呼ばれていました。

その後、ドッグショーに出展されるようになり、1886年頃に『ウェルシュテリア』という名前を与えられ、イギリス・ケンネルクラブに犬種として登録されました。

しかし、それとほぼ同じ時代に、ウェールズ州に近い北イングランドでは、オールド・イングリッシュ・ブロークンヘアード・テリアという外見の良く似た別のワンちゃんが育種されていました。

さらに時が経ち、この2つの犬種が同じドッグショーに出展するようになると、見分けのつかない程よく似ていたのでショーの参加者を混乱させることになりました。

そこでワイヤーフォックステリアエアデールテリアなど他のテリア犬をかけあわせることによって、ウェルシュテリアはどんどん洗練され、現在のスタイルが完成しました。

ウェルシュテリアの性格

  • 明るくて活発
  • 従順で愛情深い
  • 警戒心が強い
  • 気難しく頑固

ウェルシュテリアは陽気で活発な性格をしているので、元気に遊ぶのが大好きです。
お茶目な行動をとることもあり、ムードメーカーな一面を持っています。信頼関係を築けると、その場の雰囲気を明るくしてくれることでしょう。

従順で愛情深いこともウェルシュテリアの特徴です。飼い主にはとても素直な態度を示してくれて、子どもにも友好的に対応することができます。

ただし、警戒心が強いため、見知らぬ人や他の動物に対して攻撃的な態度をとることもあります。子犬の頃から散歩や一緒にお出掛けをして人や動物と触れ合う機会を増やし、社交性を身につけさせてあげましょう。

また、気難しく頑固なところもあり、しつけをするのが難しいと言われています。詳しくはこの後のしつけのポイントでご紹介します。

ウェルシュテリアの飼い方としつけのポイント

ウェルシュテリアは体の大きさに反して、体力がある犬種です。散歩や運動をさせてあげることが大切です。

また、頑固な一面があることから、しつけをするのが難しいと言われています。
しつけをする際に気を付けてほしいポイントがありますので、確認しておきましょう。

ウェルシュテリアは散歩以外の運動も大切

ウェルシュテリアは小型犬ではありますが、運動神経が良く体力のある犬種なので、たくさん運動させてあげる必要があります。
室内でも飼育できますが、外で一緒に遊んであげられるような環境も作りましょう。

散歩の時間は、毎日最低でも30分は確保したいところです。
ただ歩くだけではなく、自由に走り回ったり飛び跳ねたりなどができる運動も取り入れてあげると、さらに喜んでくれるでしょう。

ただ、ウェルシュテリアは負けん気が強く他のワンちゃんとケンカになってしまうことがあるので注意しましょう。散歩にはリードが不可欠です。

攻撃的な態度に関しては、子犬の頃から他の人や動物と多く触れる機会を作り、社会性を学ばせることで解消できます。

狩猟本能が強い犬種なので、基本的にはリードを付けることが大切ですが、社会性をしっかり身につけてからであれば、ドッグランで遊ばせてあげることも可能です。

しつけは難しい?抑えるべきポイント

ウェルシュテリアのしつけは、難しいと言われています。その理由としては、気難しく頑固な性格が挙げられます。

間違ったしつけをすると、反抗的になったり指示を聞かなくなったりするようなことがあります。時間をかけて根気強く信頼関係を築き、一貫性をもってしつけを行っていきましょう。

正しいしつけをするのに自信のない飼い主の方は、専門家やドッグトレーナーの力を借りるのもひとつです。ここでは、しつけの際のポイントをご紹介します。

しつけの言葉を統一する

しつけの言葉は常に統一しましょう。
家族で飼われる方は、どの言葉を使うか、先に決めておくのが大切です。

例えば『おすわり』『すわれ』『シット』など、家族でバラバラな言葉を使ってしまうと、混乱してしまい覚えることが出来ません。

大げさなくらい褒めてあげる

ウェルシュテリアを褒める時は、大げさなくらい褒めてあげると効果があります。

ワンちゃんにとってのご褒美は、なでる、おやつを与える、遊んであげるなどいろいろありますが、たくさん褒めて遊んであげるだけでも、ワンちゃんはとっても喜びます。

また、ウェルシュテリアに限りませんが、おやつの与えすぎは健康を害する可能性があるので、注意が必要です。

叱る時は低い声で

ウェルシュテリアを叱るときは、低い声を意識し、「め!」「だめ!」など短く叱るのがポイントです。

また、ワンちゃん同士は本気で怒る時はピタッと動きを止めます。それにならって、同じように動きを止めて叱ると「怒っている」ということが伝わり効果的です。

注意すること

ウェルシュテリアを叱る際は3つのポイントがあります。

①叱るタイミングは問題行動を起こした瞬間

問題行動をしたその瞬間、3秒以内に叱ることが基本とされています。

それ以上経ってから叱っても、怒られた理由がわからず困惑してしまう上に、時間差での叱りは意味がないと言われています。

②叱る時は名前を呼ばない

「〇〇、め!」という風に、名前と一緒に叱らないようにしましょう。
名前を呼ばれるときは嫌な事があったとき、という間違った学習をしてしまいます。

③手で叩くのはNG

叱るときは手で叩かないようにしてください。手で叩いて叱ると手を怖がるようになってしまいます。

また、ウェルシュテリアは狩猟本能が強く負けず嫌いな性格をしているので、反抗的になってしまう可能性もあります。

<毛色や被毛の特徴>抜け毛は少ない?カットの頻度は?

ウェルシュテリアは抜け毛が少ない犬種です。ただ、毛が伸び続けてしまうため、定期的なトリミングは大切です。

ここでは毛色や被毛の特徴、ブラッシングやトリミング、カットについてご紹介します。

毛色は2パターン

ウェルシェテリアの毛色は、下記の2パターンが好ましいとされています。

  • ブラック&タン
  • ブラック・グリズル&タン

※ブラック・グリズル:黒褐色が混じったようなグレー

被毛の特徴

また、ウェルシェテリアの大きな特徴の一つとして、針金状の硬い被毛であるワイヤーの巻き毛が挙げられます。

抜け毛は少ないので、お部屋の掃除については他の犬種と比べ苦労しません。
しかし、抜け毛が少ないということは、その分毛が伸び続けるということです。
トリミング代はかかってしまう犬種であることは、あらかじめ頭に入れておきましょう。

被毛のケアは欠かさず行いましょう

放置していると毛は伸び続けるので、カールした被毛は絡まるようになってしまいます。
特に成犬になると毛がどんどん伸びるので、絡まりやすくなります。

ブラッシングの習慣を子犬のうちからつけ、少なくとも1日おきにはくしを使いコーミングを行いましょう。

慣れないうちは、ブラッシングに抵抗を見せるかもしれません。
くしは深くささず、リラックスしているときに優しくゆっくり行うことが大切です。

首の周りの被毛からブラッシングを始め、慣れてきたら徐々に範囲を広げていくようにすると、成犬になった時もブラッシングを嫌がらずさせてくれるでしょう。

また、ショードッグのような独特の毛並みにするには、ストリッピング(プラッキング)という特別な技術で毛を抜く必要がありますが、毛を抜くというのは皮膚に負担がかかるので、注意が必要です。

月に1回はシャンプーとトリミングを

他に必要なケアとして、シャンプーやトリミングがあります。月に1回は行いましょう。
こまめに毛をカットしておくと、普段のお手入れもやりやすくなります。

自宅でシャンプーをする際は、事前にくしでとかし、余計な汚れや毛を取り除いておくのが良いでしょう。

かかりやすい病気(目・皮膚・耳・関節)

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ウェルシュテリアは遺伝性の病気自体はほとんど心配いりません。
しかし、後天的なトラブルが起きる可能性はあります。

日々の生活の中で些細な変化でも見逃さないようにし、少しでもおかしいところがあれば早めに診断を受けに行きましょう。

目の病気

緑内障

症状として、上強膜の充血、瞳孔の散大、角膜の白濁などがあります。

また、視覚障害が起きるので、壁などによくぶつかるようになったり、段差につまずいたり、階段の昇り降りを嫌がるようになったりします。

ご自宅での早期発見が重要となりますので、目の大きさの変化や視覚障害による行動異常などを見逃さないようにしましょう。

白内障

水晶体の白く濁る程度が強くなります。

また、視覚障害により柱や壁などによくぶつかるようになったり、階段の昇り降りや暗いところで動くことを嫌がったり、ちょっとした物音にも驚くようになったりといった行動異常が起こります。

早期発見により、薬で病気の進行や症状の発現を遅らせることができるので、こまめなチェックと定期的な健康診断が大切です。

ご自宅では、黒目の部分が白い、視覚障害に伴う行動異常などの気になる症状がないか、ワンちゃんの目の色・行動異常などのチェックをこまめに行ないましょう。

眼瞼内反症

内側の瞼やまつ毛が角膜や結膜に刺激を与えると、角膜炎や結膜炎が起こり、目に痒みや痛みが生じます。

刺激が長期間継続されると、角膜が白く濁ったり黒く色素沈着が見られたりするようになります。

瞼の状態がおかしいと感じた場合や目やにや涙が見られた場合は、重症になる前に早期の通院を心がけましょう。

皮膚の病気(脂漏性皮膚炎)

「脂漏性皮膚炎」は、被毛が乾燥する、過剰なフケ、皮膚がべとつく、体臭が強くなる、痒がる、脱毛などの症状がみられます。

普段からシャンプーやブラッシングなどのケアを適切に行って皮膚を清潔に保つこと、栄養バランスの整った食事を心掛けることが大切です。

発見が遅れると慢性化してしまい治療が長引くことがあります。

また、口ひげはウェルシュテリアのトレードマークですが、食事の後に汚れやすいという難点もあるので、雑菌対策としてしっかりとふき取り清潔に保つようにしましょう。

耳の病気(外耳炎)

首を振ったり傾けたりする仕草や、後肢で耳を引っかく仕草がみられたら、外耳炎により耳の痒みや痛みが起きている可能性があります。
その他に耳の赤み、腫脹、悪臭、耳垢の増加などの症状があります。

折れた耳はトラブルが起きやすいので、耳の掃除を子犬の頃から習慣化しましょう。
ただ、耳を清潔に保つことによって予防することができますが、間違った方法で耳掃除やシャンプーを行うことは外耳炎の原因となるので、正しいお手入れを実践しましょう。

また、日頃から耳垢の量や色、耳の臭いをチェックするなど、耳の観察を行うことも大切です。異常がみられた場合は早めに通院しましょう。

関節の病気(膝蓋骨脱臼)

膝蓋骨脱臼の症状は幅広く、程度により以下の 4 段階に分けられています。

第一段階

膝をまっすぐ伸ばして膝蓋骨を指で押した場合に脱臼を起こしますが、離すと自然にもとの位置に戻ります。ほぼ無症状ですが、たまにスキップのような歩行をすることがあります。

第二段階

膝を曲げると脱臼し、脱臼した膝関節は足をまっすぐにしたり指の力で押したりしないと元に戻りません。

日常生活にはさほど支障はありませんが、脱臼しているときには足を引きずるようにして歩く跛行(はこう)がみられます。

第三段階

膝蓋骨は脱臼したままの状態となり、指で押した場合は一時的に元の位置に戻ります。跛行も顕著となり、腰をかがめ、内股で歩くようになります。骨の変形も明らかになってきます。

第四段階

膝蓋骨は常に脱臼した状態となり、指で押しても戻りません。足を曲げてうずくまるような姿勢で歩いたり、地面に足を着けないような歩き方になったりします。骨の変形も重度となります。

膝蓋骨脱臼がある場合は、日頃から体重管理を心がけ肥満にならないよう気を付けることで症状の進行を防止できます。しかし、過度な運動は禁物です。

また、フローリングなどの滑りやすい床材を避けたり、滑らないように足の裏の毛を短くカットしたりするなど、日常生活も注意するようにしましょう。

ウェルシュテリアをブリーダーから購入した場合の価格は?

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ウェルシュテリアの子犬が安い地域トップ3

1位大阪府18万円
2位奈良県26万900円
3位
全国平均21万5133円

※記事執筆時点のデータ
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ブリーダーからお迎えするメリット

①健康的で社交性の高い子犬を迎えやすい

十分に衛生管理がなされているブリーダーのもとで生まれ育った健康的な子犬を探すことができます。

また、他にも子犬がいる環境で生まれ育っているため、社会性が身に付いた状態で迎えやすくなります。

さらに、基本的なしつけを受けていたり、適切な血統管理がなされていたりするケースが多いです。

②購入後のサポートも安心できる

子犬の見学を通してブリーダーの顔がわかり、信頼関係を築くことができます。
子犬の購入後も分からないことがあれば質問しやすくなり、安心してサポートを受けられます。

③購入金額を抑えられる

流通の中間マージンがかからないため、ペットショップから購入する場合にくらべて子犬の購入金額は安くなります。

ウェルシュテリアの子犬をブリーダーからお迎えしたい方は、こちらのボタンから最新情報をチェック!優良ブリーダー情報も詳しく掲載しています。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。