ウェルシュコーギーカーディガン

愛情深いウェルシュコーギーカーディガンの性格や飼い方などを知ろう!

ウェルシュコーギーといえば、日本では「ペンブローグ」の方が有名です。しかし、カーディガンと呼ばれる犬種もいることをご存知でしょうか?見た目も性格もペンブローグに似ているものの、日本ではまだまだ知名度が低いです。そこで本記事では性格や飼い方などをご紹介します。

ウェルシュコーギーカーディガン

photo by Bernard Spragg

ウェルシュコーギーカーディガンの基本データ

ウェルシュコーギーカーディガンの大きさ28~31cm
ウェルシュコーギーカーディガンの体重11~17kg
平均寿命12~15年
原産国イギリス

ウェルシュコーギーカーディガンの歴史

ウェルシュコーギーと呼ばれる犬種の起源は非常に古く、紀元前1200年頃から存在していたとされています。中央ヨーロッパからケルト族と共にウェールズへやってきた犬がルーツだそうです。

この犬のうち、カーディガンシャー地方で発展した個体を「ウェルシュコーギーカーディガン」と呼んでいます。そして、ペンブロークシャー地方にて発展した犬種が「ウェルシュコーギーペンブローク」です。

当時、ウェルシュコーギーカーディガンは「牧羊犬」として優秀な働き振りを見せていました。特に、牛や馬などの大型家畜を取りまとめることに長けていたそうです。また、他の牧場の家畜が迷い込んできたら、かかとに噛み付いて追い返すという器用なこともしていたといいます。

このように非常に有能であったため、ウェールズのカーディガンシャーの丘陵地帯に住む貧しい人々は、世間に知られないように飼育していました。そのため、ウェルシュコーギーカーディガンという犬種が世に知れ渡ったのは、つい最近のことです。

人気に火が付いたのは、ジョージ 6 世が宮廷で飼育したことがきっかけだとされています。ただ、このときはまだ「ペンブローク」も「カーディガン」も同じ犬種として扱われており、両犬種の混血種もいたのだとか。

しかし、後にそれぞれの特性を強調する方針に変わり、1934年には別犬種として認識されるようになりました。

ウェルシュコーギーカーディガンの性格

ウェルシュコーギーカーディガンは元々牧羊犬として活躍していたため、とても活動的です。飼い主と遊んだり、運動したりするのが大好きで、元気いっぱい動き回ります。好奇心も旺盛なため、様々な場所に連れて行ってあげると喜ぶでしょう。

また、ウェルシュコーギーカーディガンは献身的愛情深い性格です。そのため、飼い主や家族にぴったり寄り添う姿も珍しくありません。非常に親しみやすい犬種ですので、ペットとしては最適でしょう。

しかし、家族以外の相手とは距離を置きます。かなり警戒心が強いため、攻撃的になってしまうことも。トラブルを引き起こさないよう、子犬の頃からしつけを行ってください。ウェルシュコーギーカーディガンは聡明で従順なため、しつけ自体はスムーズにできるでしょう。

ウェルシュコーギーカーディガンの飼い方としつけのポイント

ウェルシュコーギーカーディガン

photo by Bernard Spragg

ウェルシュコーギーカーディガンは活発な犬種ですので、散歩や運動が欠かせません。運動する時間は毎日設ける必要があります。また、家族が大好きなため、一緒に過ごせる室内飼いが好ましいです。
そのほか、ウェルシュコーギーカーディガンを飼育する際に抑えておきたいポイントやしつけ方法についてご紹介します。

飼い方

ウェルシュコーギーカーディガンには運動や散歩が必須

元々牧羊犬だったウェルシュコーギーカーディガンは、かなりスタミナがあります。

そのため、毎日の散歩や運動が欠かせません。散歩は朝晩2回、30~1時間ほどが行うことが理想です。また、しっかりと体力を消費させるため、ダッシュやボール遊びもおすすめです。

運動不足になると攻撃的になったり、噛む・吠えるなどの問題行動に繋がったりしますのでご注意ください。

常に家族と過ごせる室内飼いが好ましい

ウェルシュコーギーカーディガンは飼い主と過ごす時間に幸せを感じるため、室内飼いが好ましいです。室内では自由に動き回れるようにし、密にコミュ二ケーションが取れる環境を作ってあげましょう。

また、室内で飼育する際はカーペットやコルクなどを敷き、足が滑らないように工夫してください。ウェルシュコーギーカーディガンは椎間板ヘルニアや腰の疾患にかかりやすいため、足が滑ると腰に大きな負担がかかってしまいます。そのため、フローリングでは飼育しないようにしましょう。

太りやすいウェルシュコーギーカーディガンは食事管理が大切

ウェルシュコーギーカーディガンは食欲旺盛で、他の犬種よりも食への執着心が強いです。そのため、与えれば与えるだけ食べてしまいます。さらに元々太りやすい体質のため、食事管理をしなければ肥満体型になってしまいます。肥満になると椎間板ヘルニアや他の病気のリスクを上げてしまうため、食事は愛犬に合った量だけ与えるようにしましょう。

しつけ

まず初めに主従関係を築こう

ウェルシュコーギーカーディガンのしつけでは、主従関係が大切なポイントとなります。

この犬種は利口で忠実だといわれていますが、それはワンちゃんと飼い主の間で主従関係ができていることが前提です。もし飼い主がリーダーとして認めてもらなかった場合は、立場が逆転してしまうこともあります。

そのため、毅然とした態度で一貫したしつけを行いましょう。そして、良いことをしたら、きちんと褒めてあげることも大切です。

警戒心が強いので社会化は忘れずに

ウェルシュコーギーカーディガンは警戒心が強いため、子犬の頃からの社会化が必須です。様々な場所や人と触れ合わせることで、家族以外の相手とも上手に付き合える子になるでしょう。

噛み癖のしつけが重要

ウェルシュコーギーカーディガンは牧羊犬として活躍していた際、牛の足を噛んでコントロールしていました。そのため、噛み癖が出やすい傾向にあります。噛み癖を放っておくと本気噛みに発展する恐れがありますので、子犬の頃からしつけを行いましょう。

噛み癖のしつけとしては「痛い」や「ダメ」という短い言葉を大きな声で叫び、離した瞬間に褒める方法が有効的です。

ウェルシュコーギーカーディガンの被毛・毛色について

ウェルシュコーギーカーディガンの毛色

  • ブルーマール
  • ブリンドル
  • レッド
  • セーブル
  • ブリンドル・ポイントを伴うトライカラー
  • レッド・ポイントを伴うトライカラー

ウェルシュコーギーカーディガンには豊富なカラーがあります。どのカラーであっても、鼻や目のフチはブラックになっていることが好ましいです。また、レバーや薄いカラーは望ましくないとされています。

ウェルシュコーギーカーディガンの被毛について

ウェルシュコーギーカーディガンは、上毛と下毛の2重構造になっている「ダブルコート」という被毛を持っています。ダブルコートの犬種は抜け毛が非常に多く、1年中毛が抜け落ちます。特に春と秋にやってくる“換毛期”には、より多くの抜け毛が発生します。

被毛のケア方法

ウェルシュコーギーカーディガンは短毛ですので、毛が絡まることはありません。しかし、抜け毛は多いため、毎日のブラッシングが必須です。普段のブラッシングは獣毛ブラシ、もしくはピンブラシで、毛の流れを整えるようにとかします。

ただ、抜け毛の量が多くなる換毛期にはスリッカーブラシを使用しましょう。スリッカーブラシは抜け毛をしっかりとキャッチしてくれるため、換毛期には活躍してくれます。先が鋭利になっているため、力加減には注意してください。

ウェルシュコーギーカーディガンのトリミングについて

ウェルシュコーギーカーディガンは、カット不要の犬種です。しかし、毛の長い部分をハサミで切り揃えたり、夏場はサマーカットをしたりする飼い主もいます。

サマーカットを行うと暑さを和らげることはできるのですが、「毛質が変化してしまう」「以前のように毛が生えなくなる」「皮膚に直接紫外線や日光が当たる」などのデメリットが発生します。そのため、あまりおすすめはできません。

また、カットは不要ですが、シャンプーは定期的に行いましょう。皮膚の清潔を保つことができますし、抜け毛対策としても活用できます。

ウェルシュコーギーカーディガンがかかりやすい病気

ウェルシュコーギーカーディガン

photo by Sergey Norin

ウェルシュコーギーカーディガンのような胴長短足体型は腰に負担がかかりやすいため、椎間板ヘルニアや変性性脊髄症などにかかりやすいです。また、尿石症や皮膚疾患なども発生率が高いため、注意が必要です。
ここではウェルシュコーギーカーディガンが気をつけたい病気についてご紹介します。

生命の危機に関わる病気「変性性脊髄症」

変性性脊髄症とは脊髄の神経細胞が変性してしまい、様々な機能障害を引き起こす病気です。初期症状は椎間ヘルニアと似ており、腰のふらつきや足のもつれなどが現れます。最終的には脳にまで影響を及ぼし、命を落としてしまうこともあります。

発症の原因は不明です。しかし、つい最近の研究で変性性脊髄症を発症した個体は「SOD1遺伝子」と呼ばれる特定の遺伝子を持っていることが分かったそうです。ただ、予防は難しいため、普段からのこまめな健康チェックが重要となります。

また、現時点では有効な治療が確立されていませんが、リハビリやビタミン剤にて治療を進めていきます。

脊椎が圧迫されて起こる「椎間板ヘルニア」

椎間板の一部が突出し、脊髄が圧迫される状態を「椎間板ヘルニア」といいます。発症すると様々な神経症状を引き起こし、動くのを嫌がる・抱き上げると痛そうな声をあげる・後ろ足のふらつきなどがみられます。

椎間板ヘルニアは老化によって引き起こされることもありますが、過度な運動や外部からの刺激が原因となる場合も。そのため、激しい運動はさせない、床を滑りにくい材質にするなどの配慮で未然に防ぎましょう。

発症した場合はステロイド投与やレーザー治療、もしくは外科的治療を行います。

アレルゲンと接触することで引き起こされる「アレルギー性皮膚炎」

アレルギーの元となるアレルゲン(ハウスダスト・食べ物・花粉など)と接触することによって皮膚に異常が起こる病気を「アレルギー性皮膚炎」といいます。発症すると耳や脇、顔などに痒みが生じ、体をしきりに舐めたり噛んだりします。

基本的には予防が難しいため、毎日体をチェックして早期発見することが大切です。
治療は抗ヒスタミン剤や副腎皮質ホルモン剤などの投与による、痒みのコントロールが行われます。

股関節が常に不安定な状態にある「股関節形成不全」

股関節形成不全とは、股関節が成長段階で異常を起してしまう病気です。発症すると股関節が不安定な状態になり、立ち上がりが遅い、階段の上り下りを嫌がるなどの行動を引き起こすようになります。

発症の原因は遺伝、成長期の偏った栄養や運動が関係しています。そのため、過度な運動を控えたり、食事管理を徹底したりすると予防できるようです。

股関節形成不全を発症した場合は、鎮痛剤やレーザー療法などによる内科的治療、「骨盤 3点骨切り術」や「股関節全置換術」などの外科的治療を行います。

腎臓や膀胱に石ができる「尿石症」

尿石症は尿に含まれる成分が結晶化し、その後腎臓や膀胱で結石となる病気です。結晶の原因となる成分によって症状や治療方法が異なるため、今回はワンちゃんに多い「ストラバイト結石」をピックアップしてご紹介します。

ストラバイト結石は、尿がアルカリ性に傾くことによって引き起こされます。発症すると頻尿や血尿、発熱、尿道閉塞(全く尿が出ない状態)などが現れます。

発症の原因としては食事の内容や飲む水の量、排尿回数の少なさが関係しているといわれています。そのため、水分をこまめに取らせる、トイレしやすい環境を作るなどして尿路結石を未然に防ぎましょう。

治療は、食事療法や止血剤・抗生物質の投与などが行われます。また、結石の大きさや位置によっては外科手術で摘出を行います。

失明の恐れもある「進行性網膜萎縮症」

目の中にある“網膜”が異常を起こしてしまうことを「進行性網膜萎縮症」といいます。発症すると徐々に視力が低下し、暗がりでぶつかる、動きが鈍くなるなどの行動が見られます。

進行性網膜萎縮症は遺伝子が変異することで起こる病気のため、現段階では予防法はありません。
発症した場合は点眼薬や内服薬、レーザー治療などを使って症状の悪化を防ぎます。

ウェルシュコーギーカーディガンをブリーダーからお迎えしよう!

ブリーダーからお迎えするメリット

①健康的で社交性の高い子犬を迎えやすい

十分に衛生管理がなされているブリーダーのもとで生まれ育った健康的な子犬を探すことができます。また、他にも子犬がいる環境で生まれ育っているため、社会性が身に付いた状態で迎えやすくなります。さらに、基本的なしつけを受けていたり、適切な血統管理がなされていたりするケースが多いです。

②購入後のサポートも安心できる

子犬の見学を通してブリーダーの顔がわかり、信頼関係を築くことができます。子犬の購入後も分からないことがあれば質問しやすくなり、安心してサポートを受けられます。

③購入金額を抑えられる

流通の中間マージンがかからないため、ペットショップから購入する場合にくらべて子犬の購入金額は安くなります。

ウェルシュコーギーカーディガンの子犬をブリーダーからお迎えしたい方は、こちらのボタンから最新情報をチェック!優良ブリーダー情報も詳しく掲載しています。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。