トイマンチェスターテリア

トイマンチェスターテリアは飼いやすい?飼い方・性格・しつけなどをご紹介

日本ではあまりポピュラーな犬種ではないものの、聡明で温厚な性格から世界ではペットとして人気を博しているトイマンチェスターテリア。この犬種は体が小さいため、飼育環境を選びません。本記事では、そんなトイマンチェスターテリアの飼い方や性格などをご紹介していきます。

トイマンチェスターテリア

photo by 著作権者:Coneslayerさん、ライセンス:CC by-sa Coneslayer

トイマンチェスターテリアの基本データ

トイマンチェスターテリアの大きさ25~30cm
トイマンチェスターテリアの体重3~4kg
平均寿命12~13年
原産国イギリス

トイマンチェスターテリアの歴史

トイマンチェスターテリアは19世紀中頃のイギリスで誕生しました。

祖先となったのは、ウィペットとグレーハウンドを掛け合わせて作り出された「マンチェスターテリア」という犬種とされています。このマンチェスターテリアを小型化し、俊敏性を高めたのがトイマンチェスターテリアです。

トイマンチェスターテリアは、貧困層に人気があった娯楽「ネズミ狩りゲーム」に使用することを目的に作り出されました。しかし、ネズミ狩りゲームは後に動物愛護の観点から禁止されます。このことをきっかけに、トイマンチェスターテリアはペットとして愛されるようになったのです。

一時は高い人気を博したそうですが、無理な繁殖や極端な小型化が行われたことで体の弱い個体が誕生してしまい、それに伴って人気も落ち、絶滅の危機にまで追い込まれたといいます。
絶滅を危惧した愛好家たちは懸命な繁殖を行い、なんとか絶滅を回避しました。

日本ではさほど人気の高い犬種ではありませんが、熱狂的な愛好家がいることは確かです。

トイマンチェスターテリアの性格

元々ネズミを狩る犬として活躍していたトイマンチェスターテリアは、非常に活発です。家族と一緒に遊ぶことが大好きで、楽しい雰囲気を好みます。好奇心も旺盛なため、様々な場所に連れて行き、社会勉強をさせてあげると良いでしょう。

また、トイマンチェスターテリアは温厚で愛情深い性格をしています。とても甘えん坊で家族と過ごす時間が好きな反面、寂しがり屋な一面も。そのため、留守番は苦手です。

そんなトイマンチェスターテリアは聡明な頭脳を持っていますので、飼い主の指示をしっかり聞くことができます。また、理解能力に長けているため、ワンちゃんを初めて飼う方でもスムーズにしつけが行えるでしょう。

ただ、警戒心が強くて鋭敏な面も持ち合わせていますので、家族以外の相手に対しては吠えることがあります。そのため、吠え癖のしつけは必要不可欠です。しつけの際は独立心が強くて頑固な性格に振り回されないよう、一貫した態度を取りましょう。

また、トイマンチェスターテリアは油断がない犬種ですので、番犬としても活躍してくれます。

トイマンチェスターテリアの飼い方としつけのポイント

トイマンチェスターテリアは甘えん坊な性格をしているため、室内飼育が望ましいです。ただ、狩猟本能が強いため、小動物との同居は控えた方が良いでしょう。また、無駄吠えをしやすい犬種ですので、吠え癖のしつけは必須です。そのほか、トイマンチェスターテリアの飼い方としつけのポイントをご紹介します。

飼い方

家族とコミュ二ケーションを取れる室内飼いが望ましい

トイマンチェスターテリアは愛情深く家族が大好きな犬種ですので、室内で飼育してあげましょう。やや寂しがり屋な面を持ち合わせているため、長時間の留守番はNGです。留守番が続くと不安になったり、体調を崩したりしてしまいます。

また、トイマンチェスターテリアは寒さに弱い犬種です。そのため、冬場は必ず暖房の効いた室内で飼育しましょう。暖房を効かせても愛犬が寒がっているようであれば、寝床に毛布を敷いたり、洋服を着せたりして暖める必要があります。

短時間でもいいので運動時間を毎日設ける

トイマンチェスターテリアは活発な性格をしているものの、そこまで運動量は必要ありません。ただ、ストレス発散や肥満対策も兼ねて散歩は毎日行ってあげましょう。1日2回、30分前後が理想です。

また、トイマンチェスターテリアは元々狩猟犬として活躍していたため、走り回ることが大好きです。そのため、ドッグランや公園などで自由に走り回る時間を設けてあげましょう。

小動物との同居は危険

テリアの中では比較的温厚だといわれているトイマンチェスターテリアですが、狩猟本能は未だに残っています。そのため、自分より小さな動物を見かけると、執拗に追い回してしまうこともしばしば。もし小動物と同居させる場合は居住スペースを分け、お互いを放し飼いにしないことが大切です。

しつけ方法

甘やかし厳禁!しつけの際はメリハリを意識する

トイマンチェスターテリアは、飼い主に依存しやすい傾向にあります。依存しすぎると神経質になったり、「分離不安」という精神疾患になったりする恐れも。そのため、甘やかしすぎるのではなく、メリハリをつけてしつけを行ってください。良い行動をしたら褒める、悪いことをしたら叱ることが大切です。

警戒心が強いトイマンチェスターテリアには「社会化」が必須

トイマンチェスターテリアは警戒心が強く、家族以外の相手とは距離を置きます。その警戒心を少しでも和らげるためにも、子犬の頃から社会化(家族以外の相手や外の空気・音・ニオイなどと触れ合うしつけのこと)をして社交性を磨いてあげましょう。
早い段階から社会化を行うことにより、友好的で寛容な子に育ちます。

留守番と無駄吠えのしつけは欠かさず行う

寂しがり屋なトイマンチェスターは留守番が苦手です。そのため、子犬の頃から一人でいることに慣れさせましょう。留守番のしつけをしていないと一人でいることに耐えられず、分離不安になったり、体調を崩したりしてしまいます。

また、鋭敏で警戒心が強いトイマンチェスターテリアは、見知らぬ相手や物音に対して吠えることがあります。比較的無駄吠えの出やすい犬種ですので、吠え癖のしつけは欠かせません。

トイマンチェスターテリアの被毛・毛色について

トイマンチェスターテリアの毛色

トイマンチェスターテリアの毛色は、ブラック&タンのみです。ブラック&タンは漆黒の被毛をベースとし、そこに「タン」と呼ばれる濃い栗色が入っています。タンは胸元や四肢、両目の上、マズルなどに現れるようです。なお、ホワイトカラーが入ることは好ましくないとされています。

トイマンチェスターテリアの被毛について

トイマンチェスターテリアは、短毛のスムースコートです。抜け毛はあるものの、さほど多くないため、お手入れは比較的簡単です。

被毛のケア方法

短毛のためカットは必要ありませんが、週に1~2回はブラッシングを行いましょう。ブラッシングの際は、獣毛ブラシやラバーブラシなどの短毛用ブラシを使用してください。もし被毛の汚れが気になる場合は、固く絞ったタオルで拭いてあげると良いでしょう。

また、シャンプーは月に1度が理想です。体臭はあまりないものの、皮膚を清潔に保つためにも定期的なシャンプーが必要となります。

トイマンチェスターテリアがかかりやすい病気

トイマンチェスターテリアは四肢が細いため、骨折に注意しなければいけません。また、目の病気「水晶体脱臼」にかかりやすいことでも知られています。そのほか、小型犬がかかりやすい「膝蓋骨脱臼」や太ももの骨が壊死してしまう「レッグペルテス」などにも注意が必要です。
ここではトイマンチェスターテリアがかかりやすい病気をご紹介します。

高い場所からの落下には注意!「骨折」

外部から力が加わったことにより、骨の一部または全体が折れてしまうことを骨折といいます。骨折すると患部が熱を持ち、腫れや痛みが起こります。

発症の原因は様々ですが、落ち着きのない子犬期に机や抱っこから落下して骨折するケースが最も多いようです。そのため、高低差のある場所には登らせない、抱っこの際は細心の注意を払うなどして予防しましょう。

骨折した際は外科手術を行う、もしくは手術を行わずにギプス固定で治療を進める方法が一般的です。

トイマンチェスターテリアがかかりやすい「水晶体脱臼」

水晶体を支えている「チン氏帯」が断裂し、水晶体が正常な位置から外れてしまうことを「水晶体脱臼」といいます。水晶体脱臼だけ起こしている場合は無症状ですが、緑内障やぶどう膜炎を併発してしまうと、激しい痛みが生じます。

先天性や遺伝性のものもありますが、眼球打撲や外傷が原因で発症することもあります。予防法は確立されていないため、日頃からの目のチェックが重要です。早期発見することで、緑内障やぶどう膜炎などの併発を防ぐことができます。

水晶体脱臼を発症した場合は水晶体を取り除く手術、または点眼にて治療を進めます。

飼育環境を工夫するだけで予防ができる「椎間板ヘルニア」

椎間板の一部が突出することで脊髄が圧迫され、様々な神経症状を引き起こすことを「椎間板ヘルニア」といいます。発症すると動くのを嫌がったり、抱き上げると痛そうな声をあげたりします。

椎間板ヘルニアは老化に伴って起こることもありますが、過度な運動や外部からの刺激が原因となる場合もあります。そのため、激しい運動はさせない・床を滑りにくい材質にするなどの配慮で予防できます。

椎間板ヘルニアを発症した場合は、ステロイドなどの消炎剤の投与やレーザー治療などの内科的治療を行います。それでも良くならない場合は、外科的治療にて改善を図ります。

出血が止まらなくなる病気「フォンウィルブランド病」

血小板の止血機能を担う“フォンビルブランド因子”に異常が起ると「フォンビルブランド病」が引き起こされます。症状によってタイプ1~3に分けられ、いずれも抜歯時や出産時などに過剰な出血が起こります。場合によっては、命を落とすこともあります。

遺伝的な要因で発症するため、予防法はありません。
フォンビルブランド病を発症した場合は、代用血液の投与を行います。

太ももの骨が壊死してしまう「レッグペルテス」

レッグペルテス病とは、太ももの骨と骨盤を繋ぐ「大腿骨頭」が壊死してしまう病気です。発症すると足をつけないようにして歩き、足をあげたままの状態になります。

血液の供給量が不足することにより引き起こされますが、発症の原因は不明です。
治療はワンちゃんの状態や症状によって変化しますが、基本的には鎮静剤やレーザー治療による痛みの管理、大腿骨頭を切除する手術などを行います。

小型犬の発症率が高い「膝蓋骨脱臼」

後肢の膝蓋骨が正しい位置から外れた状態を「膝蓋骨脱臼」といいます。症状は4つのグレードに分かれ、軽いものであれば日常生活に支障はありません。ただ、症状が最も重いグレード4になると足が変形し、歩行が困難になります。

発症の原因は、先天性のものと後天性のものがあります。後天性であれば、普段から体重管理を徹底して肥満体型にしない、関節に負担をかけないよう床にカーペットを敷くなどの工夫で予防できるといわれています。

治療はグレードによって変わってきますが、鎮痛剤やレーザー治療、外科手術などが一般的です。

トイマンチェスターテリアをブリーダーから購入した場合の価格は?

ブリーダーからお迎えするメリット

①健康的で社交性の高い子犬を迎えやすい

十分に衛生管理がなされているブリーダーのもとで生まれ育った健康的な子犬を探すことができます。また、他にも子犬がいる環境で生まれ育っているため、社会性が身に付いた状態で迎えやすくなります。さらに、基本的なしつけを受けていたり、適切な血統管理がなされていたりするケースが多いです。

②購入後のサポートも安心できる

子犬の見学を通してブリーダーの顔がわかり、信頼関係を築くことができます。 子犬の購入後も分からないことがあれば質問しやすくなり、安心してサポートを受けられます。

③購入金額を抑えられる

流通の中間マージンがかからないため、ペットショップから購入する場合にくらべて子犬の購入金額は安くなります。

トイマンチェスターテリアの子犬をブリーダーからお迎えしたい方は、こちらのボタンから最新情報をチェック!優良ブリーダー情報も詳しく掲載しています。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。