スタンダードプードル

優雅で気品溢れるスタンダードプードルの歴史や魅力とは?性格・人気のカラー・子犬の安い地域などをご紹介

スタンダードプードル

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日本ではトイプードルやティーカッププードルなど、小さなプードルが人気を集めていますが、気品に溢れた優雅なスタンダードプードルをいざ街中で見つけると、ついつい目で追ってしまいますよね。全てのプードルの原型であるスタンダードプードルの歴史とは?国内ではあまり身近ではないかもしれませんが、知れば知る程魅了される人が多いスタンダードプードルについてご紹介します。

スタンダードプードルってどんな犬?

スタンダードプードルの魅力

  • 優雅で威厳のある容姿が格好いい
  • 豊富な毛色があり、個性的
  • 抜け毛が少ない犬種のため、アレルギーの人でも飼いやすい
  • 無駄吠えが少なく、大型犬だが室内でも問題なく飼える

長い手足にセレブ感溢れる豊富な被毛、凛とした表情で見る人を釘付けにするスタンダードプードルは、知的で落ち着いた佇まいが優雅で威厳があり、とても格好いいです。
クールなブラック、可憐なホワイト、上品なベージュなど10種類程の豊富な毛色があり、固体によって個性が溢れています。

毛量が多いためそうとは見えませんが、スタンダードプードルは抜け毛の少ない犬種としても人気があり、アレルギーのある人でも比較的飼いやすい犬種です。

その賢さや高い運動能力を活かして介助犬・セラピー犬としても活躍しています。

また穏やかな性格で無駄吠えが少ないため、体が大きな大型犬でありながら室内で飼えるところも魅力のひとつです。
日本の街中ではスタンダードプードルをあまり見かける機会がありませんが、ドッグランなどで多くのワンちゃんの中にスタンダードプードルが駆け回っている姿を見かけると、思わず目で追ってしまうほどの美しい容姿や存在感に惹きつけられる方は多いのではないでしょうか。

スタンダードプードルの歴史

プードルという犬種は明確な原産地を特定するのは困難だといわれるくらい、ヨーロッパの広い範囲に生息していました。祖先犬はドイツから入った泳ぎが得意な水猟犬だといわれていますが、フランスで高い人気を得ていたことや、フランスの国家犬として多くの人々に愛されていたことから、不明とされていた原産国は次第にフランスといわれるようになります。

およそ400年以上前から続くプードルの歴史ですが、もともとは使役犬であり、人が撃ち落とした水辺のカモを海を泳いで回収したり、荷車を引いたりと人々を助けていました。

16世紀になると、フランスの貴族を中心にミニチュアサイズのプードルが作出されます。それまではスタンダードプードルかそれよりも大きなサイズのプードルのみだったそうです。

スタンダードプードルは、プードルというワンちゃんの中でも最も大きなサイズの犬種で、純血種の登録を行っている国際的愛犬団体のジャパンケネルクラブ(JKC)には、スタンダード・ミディアム・ミニチュア・トイの4種類が正式に登録されています。
スタンダードプードルは全てのサイズのプードルの基盤となっているため、プードルという犬種の生まれ持った性質や性格に触れたい、長い間多くの人々に親しまれてきたありのままの容姿を楽しみたいという方にとって、魅力に溢れた犬種なのです。

その他、スタンダードプードルは中国の伝説に登場する霊獣「麒麟」にも似ていることから、珍獣的な存在であったようです。

スタンダードプードルの性格・性質

<3つのポイント>

  • 利口
  • 飼い主に従順
  • 活発

プードルという犬種はサイズに関わらず大変聡明で利口です。理解能力が高く、飼い主に従順なプードルはしつけも入りやすいでしょう。愛玩犬としてのイメージが強いですが、高い知能を活かして介助犬や盲導犬として活躍している子もいるなど、プードルの活躍は多岐に渡ります。

プードルは水猟犬という歴史を持つ犬種のため元々水泳などの運動が得意です。また水泳の他にもボール遊びや障害物競技といったアクティブな運動は喜んでチャレンジし、基本的におおらかな性格でありながら活発な一面も持っています。
元気溢れる動作の中にも、仕草や表情からは気品や知性を感じられるところがプードルの特徴です。

また、プードルはサーカス犬としてイチ早く活躍していた犬種としても知られており、均整のとれたスタンダードプードルの体格は人間のような直立歩行を可能にし、背骨の構造が人間に似ていることからサーカス犬に抜擢されたという説もあります。スタンダードプードルは頭脳、体格に大変恵まれた犬種です。

スタンダードプードルの飼い方の注意点

スタンダードプードルは学習能力が高くしつけが入りやすい犬種として知られていますが、賢いだけにイタズラなどの悪知恵を働かせることもあるため注意が必要です。「賢い=悪いことを一切しない子」ではないため、スタンダードプードルの賢さをうまく活かせるよう、子犬の頃から基本的な指示をマスターさせ、主従関係をきちんと築いておきましょう。

スタンダードプードルは体が大きく室外犬と思われやすいですが、人とのスキンシップを必要としている寂しがりやな犬種のため、室内で飼うのが望ましいです。
また、室内で飼う際には大きな体を考慮して、手の届く位置に物を置かないようにすることや、小さな子供がいる場合はぶつかったりじゃれ合ったりした際に怪我を負わせないように注意を払います。
「フセ」や「オスワリ」をマスターさせ、興奮を抑えられるようにしつけておくと子供とのスキンシップも安心して見ていられるでしょう。

スタンダードプードルのお手入れ

プードルは抜け毛が少ない犬種としても有名ですが、抜け毛が少ないということは被毛が伸び続けることになるため、4~6週間ごとにトリミングを行う必要があります。
定期的なヘアカットに加え、朝晩2回のブラッシングで毛流れを整え、毛玉を取り除きましょう。
また、耳が垂れているスタンダードプードルは、耳の通気性も良くないため週に1回耳掃除を行います。

スタンダードプードルにまつわる噂

★スタンダードプードルはペットショップにはいないって本当?

日本においてスタンダードプードルは、街中やペットショップではあまり見かけない犬種かもしれません。実際に犬種の犬籍頭数などを毎年記録しているJKCでも、プードルという犬種自体は登録頭数1位ですが、トイプードル74,158頭に対し、スタンダードは681頭と少ないです。
購入者のニーズや需要を考慮すると、人気の犬種が多くなりやすいペットショップではほとんどお見掛けできないと思っていいでしょう。
犬種を一目見たいという方は、犬種専門のブリーダーやドッグショー、様々なサイズのプードルが集まるイベント、大きめのドッグランなどを訪れてみるといいかもしれません。

★日本と海外ではスタンダードプードルの顔つきが異なるって本当?

スタンダードプードルといえばマズルが細長くシャープな顔立ちを思い浮かべる方も多いでしょう。まさに海外では図鑑で見るような、シャープなマズルのスタンダードプードルが多く見られます。
こうした顔つきのスタンダードプードルを日本ではあまり見かけないという声もあるようですが、日本ではマズルが出るようなカットよりも、マズルを含み全体的にやや丸みを帯びたテディベアカットが人気のようです。
そのため、海外で主流となっているマズルがシャープに見えるカットの子とは顔つきが異なって見えることがあります。

★スタンダードプードルはモコモコなのに寒がりって本当?

スタンダードプードルは豊富な被毛であることから一見暖かそうにも見えますが、季節によって毛が生え変わるダブルコートとは異なり、通年同じ毛質のシングルコートのため寒さには弱い犬種です。スタンダードプードルは室内飼いが良いという訳は、寒さに弱いからという理由もあります。

ワンちゃん用の暖房を用意する程ではないですが、寒さが厳しい季節は人間が快適に過ごせる温度に室内を保ち、愛犬の様子を見ながら温度管理をしてあげるといいでしょう。

スタンダードプードルをお迎えしよう!

スタンダードプードル

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スタンダードプードルの基本データ

スタンダードプードルの大きさ38cm以上
スタンダードプードルの体重21~32kg
平均寿命10~13年
原産国フランス

スタンダードプードルの人気カラー

  • ブラック
  • ホワイト
  • ブルー
  • グレー
  • ブラウン
  • アプリコット
  • クリーム
  • シルバー
  • シルバーベージュ
  • レッド

プードルといえば豊富な毛色も魅力のひとつで、綺麗な一色毛が基本です。一色毛でも同色系の濃淡があることは認められているため、一色といえど固体によって個性があります。

ホワイトやブラック、シルバーなど、無彩色系の子は性格も穏やかで社会性の高い子が多いといわれており、レッド、アプリコット、ブラウンなどは甘えん坊でやんちゃな子が多いなど、固体差はありますが毛色によって性格に違いが出るところもプードルの魅力です。

毛量が多く毛がカールしたプードルはさまざまなヘアカットも楽しめますし、毛色選びを含めて子犬を選ぶのが楽しみな犬種です。

ミックス犬ってどう?

チワプーやマルプーなど、近年人気の高いトイプードルとのミックス犬は知っている人も多いでしょう。一方スタンダードプードルのミックス犬はあまり耳にしないかもしれませんね。

国内において、スタンダードプードルのミックス犬を繁殖しているブリーダーは数少ないですが、エレガントで存在感のある大きな体と、プードルならではの知能の高さを活かして、家庭犬以に活躍の場を広げている特殊なミックス犬が存在しているのをご存知でしょうか。気になるスタンダードプードルのミックス犬をご紹介します。

ゴールデンドゥードル

プードル×ゴールデンレトリバー

「ゴールデンドゥードル」という犬種は、盲導犬や災害救助犬、介助犬として多く活躍しているゴールデンレトリバーと、抜け毛が少なく動物アレルギーを持つ人でも飼いやすいというプードルのミックス犬です。

ゴールデンドゥードルが誕生したのは1988年とまだ歴史が浅く、純血種の登録を行っている愛犬団体ジャパンケネルクラブ(JKC)にも正式な犬種としては未だ登録されていません。

ゴールデンドゥードルは「アレルギー反応を起こしにくい盲導犬を作る」ことを目的として作出された犬種で、両犬種の賢さ、従順で忠実な性格、温厚で明るい性格、運動能力の高さを受け継ぐ、介助犬には十分な素質を持った犬種です。

ゴールデンドゥードルは掛け合わせるプードルのサイズによって固体の大きさが異なり、スタンダード(50~70㎝)・ミディアム(40~55㎝)・ミニチュア(35~45cm)の3サイズに分類されます。
ミニチュアサイズのプードルを掛け合わせたゴールデンドゥードルが人気のようですが、スタンダードプードルを掛け合わせた大きなサイズも存在感や威厳があり、格好いいです。

オーストラリアン・ラブラドゥードル

プードル×ラブラドールレトリバー

オーストラリアン・ラブラドゥードルはゴールデンドゥードルと同じく、動物アレルギーを持ち、介助を必要とする人をサポートすることを目的として作出されました。病気や怪我を負って傷ついた人々の精神的ケアを行うセラピー犬や介助犬として活躍しています。

ゴールデンドゥードルのように純血種同士のミックス犬ではありませんが、ラブラドールレトリバーとプードル、その他いくつかのスパニエル種が掛け合わされた犬種です。

JKCやケネルクラブなどの国際的愛犬団体を統括する国際畜犬連盟(FCI)には未だ正式な犬種として登録されておらず、国内では日本オーストラリアン・ラブラドゥードル協会が血統書の発行、繁殖の支援などを行っています。

両犬種がうまく混ざった愛嬌のある容姿、介助犬として活躍するための体力や精神力、優れた記憶力や知能には世界中が注目しており、近い将来正式な犬種として登録されるかもしれない有望な犬種です。

18種類もの毛色や3種の毛質、3種のサイズがあるなど、固体のバリエーションが豊富なことから愛玩犬として飼育する人も増えているといいます。

女の子、男の子、どっちが人気?

女の子・・・33%、男の子・・・67%

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スタンダードプードルは圧倒的に男の子の方が人気のようです。スタンダードプードルの男の子は大きな体や活発さが際立って見えるため、犬種ならではの威厳がより増して見えます。また、格好いい印象の男の子に対し、エレガントで優美な印象が増す女の子も魅力的です。

プードルはサイズが小さくなるにつれて甘えん坊でやんちゃな性格が際立つ犬種のため、一番大きなサイズのスタンダードプードルは、男女共に穏やかで大胆な性格ということは共通して言えることでしょう。
性別で子犬を絞っていくのもいいですが、固体の性格や自分との相性も踏まえて子犬を探してみるといいかもしれません。

ブリーダーからお迎え!子犬が安い地域ベスト3

スタンダードプードル

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1位大分県14万円
2位京都府15万円
3位大阪府16万3784円
全国平均21万7504円

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国内においては、プードルはサイズが小さい方が人気があり、需要の高さからトイやミニチュアなどは全国平均も30万円を超えます。一方プードル種の原型であるスタンダードは全国平均で21万円台、ランキングトップ3では14~16万円台で子犬を購入できるのには驚きです。
長い歴史を持つプードルという犬種の中で、最も祖先犬に近い状態のスタンダードプードルの子犬を20万円以下で購入できるのはとても特別感があります。

ランキングによると近畿・九州地方にスタンダードプードルの子犬を安く紹介しているブリーダーが集まっているようなので、子犬をお探しの際はぜひチェックしてみてください。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。