柴犬

柴犬は誠実な性格だけど飼うのは難しい?毛色や病気なども解説

日本を代表する犬種のひとつである柴犬。海外では「shiba」として知られています。なんといっても癒し系でかわいい優しい顔つきが魅力的です。今回は、そんな柴犬の性格や歴史、しつけや飼い方の他に、カットやお手入れ、かかりやすい病気や子犬の価格についてもご紹介していきます。

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photo by  kazzzsat

柴犬の基本データ

柴犬の大きさ37~40cm
柴犬の体重7~11kg
平均寿命12~15年
原産国日本

柴犬はオスよりもメスの方が小さな体をしています。
また、柴犬においては面長の顔で引き締まった体格の「縄文柴犬」や、丸顔で筋肉質な「信州柴犬」などタイプによっても標準体重に差があります。

また、栃木県に住んでいた柴犬の雑種犬「プースケ」が、存命世界最長寿犬の記録を持っていたことでも有名です(26歳8ヵ月で旅立ちました)。

およそ紀元前1万年前から生息?柴犬の歴史

柴犬は数多くいる犬種の中でも非常に古く、縄文遺跡からは直径祖先である柴犬の骨が出土しています。おそらく紀元前1万年前から生息しているのではといわれています。

小動物や鳥の猟犬として人と共に生活してきた柴犬は日本全国で飼育され、その地域に特化した進化を遂げてきます。その結果、山陰柴、美濃柴、信州柴など、さまざまなタイプが生まれました。

明治時代に入ると、輸入された洋犬と柴犬の交雑が行われることも多くなり、一時は純粋な柴犬が激減。危機を感じた愛犬家たちにより、純粋な個体を選出して犬種の固定化が行われました。そのため、現在の柴犬は地域的な特性を失いつつあります。
日本犬の繁栄に努めている日本犬保存会といった愛犬団体の働きもあり、1936年には国の天然記念物に指定されています。

誠実で勇敢!海外からも称賛される柴犬の性格

猟犬として活躍し、外的から家族を守ってきた柴犬は恐れ知らずで、自信満々。
また、クールで誠実な柴犬が時折見せてくれる甘えた一面や愛嬌に癒される人も多いでしょう。海外からも評価の高い柴犬の性格を詳しくご紹介します。

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飼い主に対して誠実!愛嬌があり甘えん坊な一面も

昔から人間と寝食を共にしてきた柴犬は飼い主に対してとても誠実です。リーダーだと認識した人に対しては心を開き、忠実に従います。心を開いた相手には甘える様子を見せたり、尻尾を振って喜んだりと、愛嬌のある一面を見せてくれます。

上下関係や信頼関係をとても大事にするため、自分よりも下だと認識した人や、面識がない人とは距離をとるなど、相手に対して接し方を変えるところも柴犬の特徴です。

自信満々で恐れ知らず!勇敢で頼れる番犬向き

柴犬は自信満々で恐れ知らずの性格です。自分より大きな相手に対しても臆することなく強い姿勢を示す勇敢さは、頼れる番犬向きといえます。

家族以外の人には立ち向かおうとするところがあるため、来客や通りすがりの人に吠えてしまうこともあるでしょう。
ただし忠実で賢い犬種のため、飼い主の指示で吠えるのを止めさせるトレーニングを積めば、無駄吠えの心配もありません。

鋭敏で警戒心が強い!子どもや他の犬も少し苦手?

柴犬は暗い環境下でも鋭い感覚で外的を察知し、人に知らせていた歴史を持ちます。常に気を張り、緊張感を持ちながら自らの仕事に全うしていたため警戒心が強いです。

子どもや他の犬に対しても警戒心を抱くことがあるため、多頭飼いや子どものいる家庭では飼育が難しいともいわれます。柴犬は幼い頃からきちんと社会性を育むことが大切です。

柴犬は初心者でも飼える?飼い方について

国内外で人気のある柴犬ですが、よく「初心者は飼うのが難しい」と耳にしたことがあるのではないでしょうか。リーダーと認めた人にしか心を開かず、自然に繁殖してきた日本犬ならではの野性味を色濃く残している柴犬は飼いにくい犬種にも思えます。柴犬は初心者でも飼いやすいのか、柴犬の飼い方や散歩などについても確認していきましょう。

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飼うのは難しい?柴犬の特徴や飼いやすさは?

柴犬を含む日本犬は、自然の中で繁殖を繰り返し、猟犬や番犬としてその土地に特化した特性を備えて進化を遂げてきました。それ故に野性味を強く残し、独立心が強い面があります。

人に媚びることも少なく、時に攻撃的な姿勢を見せる柴犬は、初心者には飼いにくいと感じるところもあるでしょう。

そんな柴犬を飼う上での大きなポイントは、主従関係を明確にさせることです。また、前で述べたような柴犬の特性をよく理解し、正しいしつけを行える人に向いています。
リーダーとしての威厳を保ち、まずは柴犬に心を開いてもらうことが大切です。

柴犬は室内飼いが理想?留守番は得意?

順応性の高い柴犬は室内でも室外でも飼うことができます。外での飼育を望む場合でも、基本的なしつけをマスターするまでは室内での飼育がいいでしょう。
そして室内飼育で欠かせないのがトイレのしつけです。子犬の頃から地道にトレーニングを重ねていきましょう。

また、柴犬は一人の時間を好むため、留守番も得意です。ストレスによる問題行動を防ぐためにも、留守番前には充分に散歩をさせ、運動意欲を満たしてから行いましょう。

トイレのしつけについてはコチラ

散歩は1日2回!リーダーウォークを基本に充分運動させよう

柴犬は運動量が多く、1日2回、1回30分程度(もしくは1時間を1回)の散歩が必要です。毎日の散歩の他に、ドッグランなど全力で走り回れるような機会も必要となります。
運動不足はストレスの元となり問題行動の原因にもなるため、毎日の散歩はとても大切です。

また、散歩の際は飼い主が主導で歩くリーダーウォークを基本とし、リードを短く持って歩きましょう。これは事故にあったり、他のワンちゃんに飛び掛かったり、不慮の事故を防ぐためにも大切なことです。

柴犬はしつけが難しい?吠えるときの対策や叱り方・しつけのコツとは?

集中力が高い柴犬には、短期集中で行うしつけが有効です。また、リーダーからの影響を強く受ける犬種であるため、飼い主のリーダーシップもしつけ成功のための重要なポイントとなります。飼い主とその家族全員が、褒めるタイミング、叱るタイミング、その方法に一貫性を持つことも大切です。

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柴犬は綺麗好きなため、トイレの場所を覚えるのも早いといわれています。
また、室内でのトイレをしつけておくと、外でしか排泄できないという癖がつかず、飼い主さんにとってもワンちゃんにとってもメリットがあります。

臭いでトイレの場所を覚えるため、床を嗅ぎながらうろうろとしだしたら、トイレの場所を教えてあげます。寝床や食事スペースから遠ざけた場所にトイレスペース(ニオイ付きだと覚えやすい)を設置し、排泄をしたらすぐに片付けるなど、常に綺麗な状態を保ち環境を整えましょう。

成功体験を積み重ねていくことでトイレの場所を認識します。トイレをしたことを叱られたと認識してしまわないよう、粗相をしても叱らないことがポイントです。できたら褒めることを基本としましょう。

柴犬は無駄吠えが少ない?吠える原因や対策は?

柴犬は無駄吠えが少ない犬種ですが、もともと警戒心が強く、縄張り意識も強いため、家族以外の人や不審者が近寄ってきたときには吠えることもあります。これは柴犬の性質でもあるため、むやみやたらに叱るのはよくありません。

柴犬はストレスが溜まったり、必要以上に警戒したり、欲求が満たされないときに吠える傾向があります。何に吠えているのか原因を探り、原因に対して対応していきましょう。

気を反らしたり、吠えるのを止めたら褒めたり、体罰以外の方法でしつけを行います。

噛み癖の心配はない?柴犬が噛む原因や対策は?

猟犬や番犬として活躍してきた柴犬は、従順で物事の理解力も高いため、噛み癖の心配はほとんどありませんが、子犬の頃からの甘噛みや、成犬になってからのさまざまな原因により噛み癖に繋がる可能性もあります。

子犬の頃は甘噛みを相手にしないことや、低い声で痛がるなどが効果的です。成犬になってからは、体罰、ストレス、警戒心、主従関係の逆転、脳の異常などが原因となります。きちんと主従関係を保ち、充分な運動を行い、異常な警戒心は取り除いてあげるなど、原因に合った対処法を行いましょう。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。