柴犬の性格

柴犬は初心者には飼いにくい?愛嬌がある誠実な性格を前面に出すには?

柴犬は飼うのが難しいといわれますが、柴犬の性格をよく理解して向き合うことで、誠実なワンちゃんに育てることができます。警戒心が強い柴犬ですが、実は愛嬌があり猫のようなおっとりした一面も。この記事では柴犬の性格に焦点を当てながら、柴犬との向き合い方をご紹介します。

柴犬

photo by Benkai

柴犬は飼うのが難しい性格って本当?

猟犬や番犬として活躍していた柴犬は、警戒心や縄張り意識が強く、神経質な一面があります。もちろん個体差によって性格に差はありますが、誰にでも尻尾を振るわけではないタイプのワンちゃんもいます。
ですが、柴犬のもともとの性質が分かれば、こうした一面も理解することができますよ。柴犬の性格や性質について、ルーツを基にその理由を探っていきましょう。

「不愛想」といわれる理由は?

猟犬や番犬としてのルーツを持つ柴犬は、その役目柄、強く警戒することがあります。怪しい人物や動物を見かけたら、吠えて飼い主に知らせるということをしてきたため、ちょっとした警戒心から吠える子も多いです。

さらに、柴犬は最も狼に近いDNAを持つ犬としても知られていて、狼のように自分のテリトリーを守る縄張り意識がとても強いです。
行動を読みづらく、急に手を出してくる小さな子どもや、気易く触れられることを苦手とする子も多くいます。

こうした性質もあってか、「飼い主以外には不愛想」「神経質で近寄り難い」「攻撃的」などと思われてしまうことがあるのかもしれません。

ただし、ちょっぴり神経質なところや、気の強さ、縄張り意識や警戒心を強く持つところは猟犬や番犬として活躍してきた柴犬に必要な性質であったということを理解してあげましょう。

大きな相手も何のその!恐れ知らずの自信満々な性格

獣を相手にする獣猟犬であった柴犬は、自分より大きな相手にも構わず立ち向かっていきます。恐れ知らずの自信満々な精神で、相手が誰であろうが、家族以外の人には攻撃的な態度でお出迎えしてしまうワンちゃんもいます。

しかし飼い主が「大丈夫だよ」ということを示せば、攻撃的な姿勢を止め、冷静さを取り戻すことができます。ただし、これも飼い主とワンちゃんの深い信頼関係と、きちんとした主従関係を築けてこそです。

恐れ知らずの自信満々な性格には十分注意が必要ですが、性質を理解してきちんとしつけを行うことで、相手を攻撃してしまうといった危険なトラブルを引き起こすことはないでしょう。

メスはオスよりも警戒心が強い?警戒心を和らげるるには?

柴犬は猟犬や番犬としての性質が薄れることなく残っていることが重宝され、現役で猟犬や番犬として活躍している子も多くいます。

しかし、家庭で飼うとなると、自分のテリトリーに入ってきた見知らぬ人や怪しいと感じた人に対しては、その姿が見えなくなるまで吠え続けることもあり、警戒心の強さはときに飼い主を悩ませてしまうことになります。

特にメスは、自分の家族を守る意識を潜在的に持っていることもあり、オスよりも警戒心が強いといいます。ただ、この気の強さが買われ、メスの柴犬は番犬としても選ばれています。

もしも本当に怪しい人物であった場合はとても頼りになりますが、友人や親戚に対してこうした態度をとられてしまうのは避けたいところです。柴犬の警戒心を和らげるにはどうすればいいのでしょうか。

子犬の頃からいろんな刺激に慣れさせることが大切

物事を繊細に感じ取る鋭敏な柴犬は、いかにストレスを和らげてあげるかで警戒心の強さが変わってきます。

子犬の頃からいろんな犬や人と触れ合うこと、掃除機や水の音、調理する音といった生活音に慣れさせること、柴犬の生活圏内にあるあらゆる刺激に慣れさせておくことがストレスの緩和につながりますよ。

警戒心の強い柴犬には、十分な社会経験を積ませることが大切です。

本来は愛嬌がある犬種!育て方次第で魅力がグンと強調される

柴犬

photo by Kadisha

柴犬の気の強さや警戒心の強さに拍車をかけるか否かは、ズバリ育て方次第といえます。

クールで不愛想だと言われる柴犬も、実は甘えん坊な一面があったり、尻尾をフリフリしたり無邪気な様子を見せることだってあります。

極端に可愛がられることを嫌うワンちゃんもいますが、嬉しいときなどは自分の方から駆け寄ってきてくれますよ。

飼い主に忠実で愛嬌がある柴犬の魅力的な側面を引き立てるには、どんな風に育てればいいのか確認していきましょう。

飼い主に対しては忠実で誠実!実は猫のようにおっとりマイペース

長い間、猟犬として人と共に暮らしてきた柴犬は、飼い主に対してとても忠実で誠実です。リーダーだと認めた相手には素直に接してくれます。

名前を呼べば嬉しそうに駆け寄ってきたり、外出から帰ってくれば「待っていました」といわんばかりに喜びを表現したり。

とてもマイペースで、普段はおっとりしている子も多いため、猫っぽい性格といわれることもあります。

そんな柴犬が一番大事にしていることは、上下関係です。それゆえ自分よりも下に感じた相手には、ワガママな態度をとってしまうこともあります。しかし、しっかりと主従関係を結べば、決して飼いにくい犬種ではありません

警戒心が強く攻撃性も垣間見える一方で、愛嬌があり心を開いた人には甘えん坊な一面を見せてくれる柴犬は、ギャップがたくさんあります。

柴犬の育て方で大事なリーダーシップ

上下関係を大事にする柴犬ですから、リーダーから受ける影響はとても大きいです。このリーダーに影響されやすいという性質を活かすことが、育てる際の鍵となります。

柴犬が自分のことをリーダーだと認識してしまうと、群れを守るための習性が働き、来客に吠えたり噛みついたり、ブラッシングや食事の際に威嚇するなど、自分が上の立場であるという優位性から攻撃的な姿勢をとります。

そうならないためにも、飼い主はリーダーとしての威厳を保ち、強いリーダーシップを発揮することが大切です。

柴犬の忠実さは信頼関係があってこそ

柴犬の忠実さは、飼い主との深い信頼関係からくるもの。
柴犬は過度なスキンシップを好まないところがあります。ですので、子犬期からコミュニケーションを取り、少しずつ信頼関係を築いていくことが大切です。

さらに柴犬は飼い主や家庭内の環境をよく観察しているため、ワンちゃんとはいえ、真心を持って接しなければなりませんよ。

時間があるのに散歩に連れて行ってもらえない、忙しそうではないのに少しも遊んでもらえないなど、人の動きをよく観察している柴犬は、ときには自分が疎外されていると感じ、ふてくされてしまうこともあります。

人の動きや心まで察することができる繊細な心の持ち主

柴犬の気の強さに怯えていたりすると「自分は怖がられている」ということまで察することができます。柴犬は人の愛情を必要とし、とても繊細な心を持つ犬種です。

日頃から愛情を注ぎながらコミュニケーションをとり続ければ、飼い主に従順で愛嬌たっぷりの、可愛い柴犬に育てることも可能です。

まとめ

柴犬

photo by zimt2003

長い歴史の中で大きな変化を遂げることなく、犬らしい性質を色濃く残す柴犬は、警戒心や縄張り意識の強さから性格が悪いといわれることもあります。

しかし、誠意を持って接し、信頼関係や主従関係をきちんと築くことで、飼い主に従順で愛嬌がある良きパートナーとなってくれますよ。
育て方次第で柴犬本来の良さが出るということをぜひ、忘れないでくださいね。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。

柴犬について詳しく知りたい方はこちらから