スキッパーキ

真っ黒で可愛いスキッパーキは抜け毛が多い?性格や飼い方などをご紹介

真っ黒な体に首回りのケープ状の被毛が特徴的なスキッパーキという犬種をご存知ですか?日本では非常に希少な犬種で、黒以外の毛色も見られることもあります。今回は知能も身体能力も高く、非常に活発なスキッパーキの魅力をご紹介します。

スキッパーキ

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スキッパーキってどんな犬?

スキッパーキの基本データ

スキッパーキの大きさ25~33cm
スキッパーキの体重6~8kg
平均寿命12年以上
原産国ベルギー

スキッパーキの歴史

スキッパーキは15世紀には存在していたと考えられていますが、正しいルーツは明確になっていません。名前の由来については、有力な説が2つあるようです。

ひとつは、ベルギーにて船の番犬として飼われていたという説です。船乗りのマスコットのような存在で愛され、「小さな船長」の意味があるこの名前で呼ばれたとされています。

もうひとつには、フランダース地方原産の外見のよく似た黒い牧羊犬を祖先とするという説があります。こちらは「小さな羊飼い」の意味があり、ねずみ駆除のために使われたと考えられています。
スキッパーキはねずみ捕りのためによく働き、番犬としても役目を果たしていたので、一般市民や職人の間で人気のワンちゃんだったようです。

1885年、ベルギーで行われたドッグショーに出展され、そこで王妃マリー・アンリエットに気に入られ、一気に人気が高まりました。この時期からイギリスやアメリカにも輸出され始め、イギリスでは一時期ブームにもなったそうです。

さらにその3年後の1888年、ベルギー国内の育種家たちによってスキッパーキの犬種標準が作られました。しかしブームが数年後に終わってしまい、スキッパーキの数は減少してしまいます。

その後、育種家たちが熱心に繁殖を続け、現在の安定した個体数を維持できるようになりました。

日本ではあまり見かけず希少ですが、世界では真っ黒い小さな可愛いワンちゃんとして人気のある犬種です。

独立心が強い?スキッパーキの性格

スキッパーキ

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スキッパーキは恐れ知らずで、好奇心旺盛な明るい性格をしています。

動きは機敏で、せわしないくらいに元気で活動的です。
ねずみ捕りとして活躍していた歴史もあるほどなので、運動も大好きで一緒に楽しく遊ぶことができますよ。

用心深く、見知らぬ人には警戒心を示すので、番犬として働くこともできます。

飼い主やその家族には誠実で愛情表現も豊かですが、自分で判断し行動できる賢さを持っているがゆえに、わがままで自由奔放な部分があります。

「リトルブラックデビル(黒い小悪魔)」という別名を持っているほど小悪魔的なところがあり、そのような一面も多くの飼い主を魅了しているようです。

見た目の可愛さだけではなく、知能の高さと運動能力を兼ね備えた自信満々なワンちゃんなので、一緒に運動したり、頭を使うゲームなどを楽しんだりすることができ、一緒に遊びたい飼い主にはとても魅力的なパートナーになるでしょう。

スキッパーキの飼い方としつけのポイント

パワフルなスキッパーキは、小型犬ながら運動量は豊富です。また、賢く自己判断ができるがゆえに、しつけで苦労することもあるようです。ここでは飼い方としつけのポイントを見ていきましょう。

飼い方と注意点

飼育環境

小型犬なので室内飼いの方が多いようです。
非常に活発で運動神経が良いので、自由に運動ができる広い庭や部屋などのスペースを確保するようにしましょう。

100cm以上垂直に跳べるほどのジャンプ力を持つ子もいます。
硬い床では関節を傷めてしまう危険があるので、スキッパーキの行動範囲には柔らかいラグやカーペットを敷くなど、工夫をしましょう。

また、厚い被毛に覆われているので比較的暑さに弱いです。
熱中症にならないよう、室内の温度管理を徹底するようにしてくださいね。

散歩と運動量

小型犬の中では運動量は多めです。
散歩は少なくとも1日30分、2回は連れて行くようにしましょう。

散歩以外にも、広い庭やドッグランで自由に運動ができる機会も作ってあげてください。

しつけについて

スキッパーキは自分で考えて判断できる賢さを持っています。さらに頑固なところがあるので、しつけは少々苦労する可能性があります。

興奮すると周りが見えなくなるので、子犬の頃から「おすわり」をしっかりとマスターさせ、自分で落ち着くことができるようにしつけましょう。

頭を使うゲームなどを使い、遊びながら楽しくしつけを取り入れることも効果的です。

基本的には無駄吠えが少ない犬種だといわれていますが、育て方によってはよく吠えるようになってしまいます

もともと他人への警戒心が強いので、幼齢期から家族以外の人や他の動物と触れ合う機会を作り、社会性を身につけさせるようにしましょう。

また、運動不足になるとストレスが溜まり吠えやすくなります。
そうならないために、日頃から十分な運動量を確保できるようにしてくださいね。

抜け毛は多め!被毛や毛色について

毛色について

スキッパーキのカラーで犬種標準として認められるのは、ブラックのみです。

アンダーコートがオーバーコートで完全に隠れている場合は、アンダーコートは完全なブラックではなく、ダークグレーでも許容されるようです。

海外ではブラック以外にも

  • クリーム
  • フォーン(金色がかった色にわずかに黒の差し毛が混ざったもの)
  • チョコレート
  • シルバー
  • ゴールド

などが見られます。

斑が入っている被毛はドッグショーでは失格となるようです。

被毛の特徴とお手入れについて

スキッパーキはオーバーコートとアンダーコートからなるダブルコートの被毛を持っています。
足以外の被毛はやや長めのミドルレングスで、首の回りが特に豊富な厚い被毛に包まれていることが特徴です。

スキッパーキ

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ミドルレングスのダブルコートということで毛量は多く、抜け毛も非常に多いです。

換毛期はごっそりと毛が抜けるので、毎日ブラッシングをする必要があります。通常は週に2、3回ブラッシングやコーミングを行えば十分です。
スリッカーブラシやコームを使い、抜け毛を取り除くようにしましょう。

スキッパーキは比較的体臭が少ないです。オーバーコートはまっすぐで固く、汚れなどが落ちやすい毛質でもあるので、シャンプーは月に1度程度行いましょう。

シャンプーをすると余分な毛が大量に取れるので、換毛期に効果的に行うことができればブラッシングが楽になりますよ。ただし、頻繁にやりすぎると皮膚が乾燥し皮膚トラブルの原因となってしまうので、注意してください。

その他耳掃除や爪切り、歯磨きなども同じペースで月に1度くらいの頻度で行うようにしましょう。

スキッパーキは丈夫な犬種?注意する病気

スキッパーキは比較的健康で、病気にかかりにくいといわれています。
遺伝性の病気も少ないですが、注意が必要な病気はいくつかあるので、事前に確認しておきましょう。

股関節形成不全

発育の途中で股関節に形態的な異常が起こる病気です。
一般的に両側の股関節に発症することが多く、稀に片側性の場合もあります。

症状は、横座りをする、腰を振る歩き方をする、立ち上がるのに時間がかかる、運動を嫌がるなどが挙げられます。生後4~12ヶ月後に現れることが多いようですが、2、3歳になってから確認される場合もあるようです。

原因として、遺伝性の場合や、成長期の偏った栄養や過度な運動などが関与しているといわれています。

治療は一般的に「内科的治療」と「外科的治療」の2パターンがあります。

<内科的治療>

鎮痛剤・レーザー療法などによる痛みの管理、運動の制限、体重管理などを行います。
重度の場合や症状が改善されない場合は外科的治療を行います。

<外科的治療>

「骨盤3点骨切り術」「股関節全置換術」「大腿骨頭切除術」などの手術を行います。
麻酔のリスクや手術後のケア方法など、動物病院との相談が必要です。

予防するため、子犬の成長期に過剰な栄養を与えないように注意しましょう。

発症している場合には、症状の進行を防ぐことが大切になります。肥満にならないように体重管理をしっかり行う、過度な運動をさせないようにする、フローリングなど滑りやすい床を避ける、足の裏の毛は短くカットするなど、日常生活において気を使うようにしましょう。

レッグペルテス症

大腿骨頭壊死症とも呼ばれます。
後肢にある大腿骨頭への血液の供給量が不足し、骨頭が壊死することで起こります。
両足で起こる場合もありますが、多くは片足に起こります。

症状として、痛みのため足をあげたままの状態になったり、地面に足を着けないような歩き方をするようになったりが見られます。

大腿骨頭への血管が何らかの原因で損傷を受け、血液量が不足して骨頭が破壊することによって起こるといわれていますが、はっきりとした原因は分かっていません。

治療には、股関節形成不全と同様、「内科的治療」と「外科的治療」があります。

<内科的治療>

鎮痛剤やレーザー療法で痛みを管理したり、運動制限を行ったりします。
残念ながら内科的症状の改善が見られない場合が多いです。

<外科的治療>

多くの場合で、大腿骨頭を切除する「大腿骨頭切除術」を行うことになります。
麻酔のリスクや手術後のケア方法、費用などについて、かかりつけの動物病院とよく相談するようにしてください。

発症の原因が不明なので、予防することも難しい病気です。少しでも異常が見られたら、早急に病院に連れていくようにしましょう。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は、体の代謝を活発にする甲状ホルモンの分泌が減少することで、様々な症状が起こる病気です。

例えば、元気がなくなる、嗜眠(しみん)が起こる、低体温になり寒がる、肥満、脱毛などの症状が挙げられます。
(※嗜眠・・・強い刺激を与えなければ目覚めることができない睡眠の状態)

原因としては、自身の免疫システムが自ら甲状腺を破壊してしまうことや、遺伝性による甲状腺の機能不全などが考えられています。

治療は、甲状腺ホルモン薬を生涯投薬し続けることになります。血中の甲状腺ホルモン濃度を調整するため、定期的に血液検査も必要になります。

予防が難しい病気なので、早期発見・早期治療を心掛けましょう。

●熱中症

熱中症は人間と同じように気を付けるべき病気です。
全身が被毛に覆われていること、また全身から汗をかき体温を下げることができないことから、ワンちゃんは熱中症になりやすいです。

初期症状は、呼吸困難に陥る、多量のよだれをかく、足元がふらつく、ぐったりするなどが挙げられます。その後、嘔吐や下痢、舌や粘膜が真っ青になるチアノーゼと呼ばれる症状が起こるようになります。重度だと死に至ることもある病気です。

原因は人間と同じく暑い環境に長時間いたり、直射日光を長時間浴びたりすることです。
そのような環境に放置したり、高温多湿な場所で運動をさせたりなどは絶対に避けるようにしてください。
温度管理に気を付け、新鮮な水をいつでも飲めるような環境を作りましょう。

また、肥満気味だと熱中症になりやすい傾向があるので、体重の管理も重要です。

万が一上記のような症状が現れた場合には、応急処置として体を冷やしましょう。濡れタオルで体を覆うなどが効果的です。意識があって水が飲める状態なら、新鮮な水を十分に与えてください。

そのあとですぐに病院に連れて行くようにしましょう。

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スキッパーキ

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※記事執筆時点のデータ
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