セントバーナード

大きくて穏やかなセントバーナードってどんな犬?人気のカラーは?安く迎えられる地域は?

セントバーナード

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「アルプスの少女ハイジ」に登場していたことで有名なセントバーナードは、大きな体とおっとりした性格が特徴の犬種です。日本ではあまり飼育されていませんが、世界では人気のある犬種なのだとか。そんなセントバーナードの歴史や魅力、安く迎えられる地域についてご紹介いたします。

セントバーナードってどんな犬?

セントバーナード

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セントバーナードの魅力とは

  • 大きくてがっしりとした体
  • 優しそうな顔立ち
  • 温厚な性格

日本では「超大型犬」に分類されるほど大きな体を持つセントバーナード。全身が分厚い筋肉で覆われており、圧倒的なオーラを放ちます。セントバーナードの平均体重は50~90㎏もあり、成人男性と同じくらいの重さがあります。なんと過去には138kgのセントバーナードがいたのだとか。

非常に力強い体型をしていますので強面なのかと思いきや、その真逆の優しい顔つきをしています。特に垂れた瞳が愛らしく、親しみやすい雰囲気が漂います。

そんなセントバーナードは、とても温厚な性格をしています。攻撃性もほとんどなく、誰かを傷つけるようなことはしません。少々用心深い一面があるものの、基本的にはどんな人・ワンちゃんとも仲良くなることができます。ワンちゃんが苦手とする小さな子どもとも仲良くなることができますので、一緒に遊ばせてあげると良いでしょう。

セントバーナードの歴史

セントバーナードはスイス原産の犬種です。祖先犬はヨーロッパ全域に生息していた大型のファームドッグだとされています。このファームドッグを何世代にも渡って改良し、今日のセントバーナードが作り出されました。

現在はペットとして飼育されているセントバーナードですが、かつては雪や霧で遭難してしまった人を捜索する犬種として活躍していました。その活躍は様々な国で出版されている年代記にも記されており、セントバーナードによって数多くの人命が救われたそうです。1800年代にはかの有名なナポレオンと共に山越えをし、ヨーロッパ中にセントバーナードの活躍が広まりました。

そして1884年にスイス・セント・バーナード・クラブが設立され、3年後の1887年には国際畜犬会議(※)にてセントバーナードがスイスの犬種であると正式に認められました。

そんなセントバーナードが日本で有名になったのは、アニメ「アルプスの少女ハイジ」に登場したことがきっかけでしょう。ただ、その体の大きさから日本ではあまり飼育されることがありません。日本最大級の畜犬団体「ジャパンケネルクラブ」によると、現在ペットとして飼育されているセントバーナードは、たった210頭ほどしかいないそうです。

※国際畜犬連盟という国際的な畜犬団体にて行われた会議のこと。国際畜犬団体の本拠地はベルギーにあり、そこでは優れたワンちゃんの繁栄推進や情報交換が行われています。

セントバーナード

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セントバーナードの性格・性質

<3つのポイント>

  • 甘えん坊で人懐こい
  • 辛抱強い
  • 無駄吠えが少ない

セントバーナードは力強い見た目に似合わず、とても甘えん坊な性格をしています。飼い主や家族が大好きで、「構ってよ!」と訴えかけてくることもあるでしょう。撫でられたり、遊んでもらったり、とにかく飼い主と過ごす時間に幸せを感じるようです。また、とても人懐こい性格をしていますので、人を見かけると嬉しくて突進してしまうこともあります。

甘えん坊なセントバーナードは、非常に辛抱強い一面を併せ持ちます。そのため、嫌なことをされても攻撃せずにグッと我慢することができます。小さな子どもに毛を引っ張られようとも、しっぽを踏まれようとも、じっと堪えることが可能です。

また、セントバーナードは無駄吠えの少ない犬種ですので、集合住宅でも飼育することができます。「家族にするなら、あまり吠えないワンちゃんがいい」という方は、セントバーナードのお迎えを検討してみてはいかがでしょうか。

セントバーナードのお手入れ

セントバーナードは毛量と抜け毛が多い犬種ですので、毎日のブラッシングが欠かせません。ブラッシングの際は根元からしっかりブラシを通し、抜け毛をきちんと抜いてあげましょう。

抜けるべき毛が抜けずに放置されていると、皮膚が蒸れて皮膚病にかかってしまう恐れがあります。皮膚病は慢性的なものが多く、一生通院しなければいけないことになるかもしれません。このような事態を避けるためにも、毎日のブラッシングは怠らないようにしましょう。

また、セントバーナードは垂れ耳ですので、耳掃除が必須です。耳の中は非常に敏感になっていますので、耳掃除を毎日行う必要はありませんが、週に2~3回は必ず行いましょう。

セントバーナードの飼い方の注意点

セントバーナードは全身が分厚い被毛で覆われているため、暑さが苦手です。特にジメジメとした日本の夏はセントバーナードにとって厳しい季節ですので、必ず冷房の効いた部屋で飼育しましょう。散歩や外出をする際は、早朝や夕方などの涼しい時間帯にしてください。日が照りつける中を散歩させてしまうと熱中症になってしまいますので、注意しましょう。

また、セントバーナードは非常に大きな体をしていますので、広々とした住環境を用意しなければなりません。あまりにも手狭なところで飼育すると、ストレスが溜まったり、十分な休息を取ることができなかったりします。そのため、セントバーナードが自由に動き回れるくらいのスペースを準備してあげましょう。

セントバーナードにまつわる噂

セントバーナード

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★セントバーナードはヨダレがたくさん出るって本当?

この噂は本当です。セントバーナードはヨダレがたくさん出る犬種として有名で、常にボトボトとヨダレを垂らしています。人間は「ヨダレが出る=お腹が空いている」といったイメージを抱きがちですが、セントバーナードはお腹が空いていないときでもヨダレが出てしまうようです。

このヨダレもセントバーナードの魅力であるといえますが、こまめに拭いてあげないと皮膚病にかかる恐れがあります。特に口周りがベタベタになってしまいますので、タオルで優しく拭いてあげましょう。

★セントバーナードは頭がいいって本当?

セントバーナードは、とても利口な犬種です。飼い主の言うことをよく聞き、素直に従ってくれます。このことから、ワンちゃんを初めて飼う方でもしつけしやすいといえます。また、子犬の頃からきちんとしつけをすると、非常に飼育しやすい子に成長するでしょう。

★セントバーナードは関節の病気になりやすいって本当?

セントバーナードを含む大型犬は「股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)」という関節の病気にかかりやすいといわれています。股関節形成不全は股関節が十分に発達せず、その周辺の骨がグラグラと不安定な状態になっている病気です。

この病気を発症すると、歩き方が変になったり、階段の昇り降りを避けたりします。体重が重くなればなるほど股関節に負担がかかり、症状が悪化してしまいますので、できるだけその子の適正体重を維持するように心がけましょう。

セントバーナードをお迎えしよう!

セントバーナード

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セントバーナードの基本データ

セントバーナードの大きさ70cm~75cm
セントバーナードの体重59~81kg
平均寿命8~10歳
原産国スイス

セントバーナードのカラー

  • レッド&ホワイト

セントバーナードの基本的なカラーは、レッド&ホワイトです。このカラーはホワイトベースに赤みを帯びた茶色が入っています。主体となるのは先ほど述べた2色ですが、目の周りや耳の先は黒色になっています。

ちなみにレッド部分は個体によって色の濃淡が異なり、中にはイエローっぽい子も存在しているようです。全体的に優しい色合いですので、セントバーナードの穏やかさがより際立ちます。

女の子と男の子どちらが人気?

女の子…64% 男の子…36%

ブリーダーナビの犬種別検索数より

セントバーナードは、男の子より女の子の方が人気です。

女の子はとても落ち着いた性格をしており、家中を走り回ってはしゃぐことは少ないでしょう。また、吠えることもほとんど無いため、集合住宅やマンションでも気兼ねなく飼育することができます。このような理由から、女の子に人気が集まったのだと考えられます。

一方男の子は、とても甘えん坊な性格をしています。飼い主や家族にベッタリで、深い愛情を示してくれます。「愛犬とは密にコミュ二ケーションを取りたい!」とお考えの方は、男の子をおすすめします。

ブリーダーからお迎え!セントバーナードの子犬が安い地域トップ3

セントバーナード

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1位北海道15万4923円
2位神奈川県29万7142円
3位栃木県30万円
全国平均23万8839円

ブリーダーナビしらべ

セントバーナードの子犬をお迎えする際は、ブリーダーからお迎えすることをおすすめします。

ブリーダーはペットショップに比べると飼育環境が良く、ワンちゃんたちがのびのびと暮らしています。また、多くのワンちゃんたちが一緒になって生活しているため、犬社会のルールや付き合いの仕方を自然と身につけている子が多いです。それゆえ、ブリーダーからお迎えする子は非常に行儀が良いといえます。

メリットはそれだけではありません。実はペットショップよりブリーダーの方が販売価格が安い傾向にあります。実際、セントバーナードの全国平均価格が約24万円であるのに対し、北海道のブリーダーは15万円で販売しています。なんと8万円近くも安くお迎えすることができます。

できるだけ安くセントバーナードをお迎えしたいという方は、北海道のブリーダーを見学してみてはいかがでしょうか。