パピヨン

賢くてかわいいパピヨン!性格や飼い方・しつけ、抜け毛や病気まとめ

蝶のような美しい耳が印象的なパピヨンは、世界的に人気の小型犬です。上品でかわいいうえに、賢い犬ランキングでも上位に入る優れた頭脳を持ちます。容姿も性格も魅力たっぷりのパピヨンはどんな犬種なのでしょうか?しつけや飼い方、大きさや寿命、子犬の価格などもご紹介します。

パピヨン

photo by reabythebeach

パピヨンの基本データ

パピヨンの大きさ20~28cm
パピヨンの体重2~5kg
平均寿命14年
原産国フランス、ベルギー

パピヨンの適性体重は2~5kgと個体差があります。太りやすい体質ではないものの、肥満になると関節に負担がかかったり、病気の原因になったりするため、おやつの与え過ぎには注意が必要です。

ちなみに、パピヨンは小型犬の中でも上位に入る長寿犬として知られています。長生きできるよう、適正体重を大幅に超えないよう体重を管理してあげましょう。

垂れ耳のファーレンが原種?パピヨンの歴史

パピヨンの祖先犬はスペイン原産のスパニエル種で、イタリアのボローニャ地方で多く繁殖されました。
中世の貴族達の絵にも描かれているように、16世紀のフランスでは上流階級の人々にもてはやされ、王妃マリー・アントワネットが寵愛した犬種としても有名です。

今でこそパピヨンは蝶のような立ち耳が美しいと人気を集めていますが、当初はファーレンと呼ばれる垂れ耳のタイプが多く生まれていました。フランス語でパピヨンは「蝶」という意味を持つのに対し、ファーレンは「蛾」を意味します。

ファーレンはパピヨンの原種といわれることもあり、立ち耳のスピッツと小柄なチワワを交配したことで立ち耳のパピヨンが誕生しました。

友好的で聡明!優れた頭脳を持つパピヨンの性格

古くから上流階級の人々に寵愛されてきたパピヨンはとても友好的です。また、聡明で物分かりの良い犬種としても知られています。中世の頃は、やんちゃで子供っぽい性格のオスも可愛らしいですが、気品のあるメスが人気だったようですよ。
ここでは、魅力的な要素を多く秘めているパピヨンの性格を、詳しく確認していきましょう。

繊細に見えて実は丈夫!明朗で活気に満ちた好奇心旺盛な犬

パピヨンは華奢な体と気品に満ちたその容姿から、弱く繊細にみられることもあるようですが、体は丈夫活気があります。
好奇心旺盛で、小柄ながら大胆な行動をとる様子からは、芯の強さを感じられます。

また、明朗で人によく懐くため、一緒に遊んだり、同じ時間を共有したりすることがとても好きです。常に誰か家にいる家庭の方が、パピヨンも安心して過ごせるでしょう。

小さな子どもや犬とも仲良くできる友好的な性格

他のワンちゃんや知らない人とも仲良くできるスパニエル種の血を引いているだけあって、友好的で社交性の高い性格をしています。中には神経質な子もいるようですが、多くが他の犬やペット、小さな子どもとも上手に遊ぶことができますよ。
ときに甘えん坊な一面も覗かせ、愛情深いところもあるため、良きパートナーとなってくれるでしょう。

聡明で優秀!指示の理解力も高くしつけやすい

カナダの大学教授が出したもので、犬種ごとに人の指示に従う能力をスコアにしてランキング付けしたデータがあります。このデータによれば、パピヨンは130犬種を超える中で8位です。

上位の多くは賢く指示に忠実な牧羊犬が占めており、愛玩犬ながら上位にランクインしていえるパピヨンが、いかに聡明かがよく分かります。

パピヨンはときに「性格が悪い」ともいわれますが、賢いがゆえに立ち回りが上手なのでしょう。きちんと信頼関係や上下関係を築けば、性格が悪いと感じることはないはずですよ。

臆病で警戒心が強い一面も?

パピヨンは飼い主の表情や環境の変化などに敏感で、空気を察して行動をとることができる順応性の高いワンちゃんですが、状況によっては警戒心を強める一面も見られます。
例えば車やバイクなどの大きなエンジン音、人の怒鳴り声に驚いたときなどです。

これも状況を理解する能力の高い聡明な犬種であるからでしょう。
飼い主を悩ませるほどの困った性格ではないため、幼い頃から社会性を育み、こうした性質とも向き合っていくといいでしょう。

パピヨンはどんな環境で飼えばいいの?運動量や散歩の頻度は?

基本的に室内飼いとなるため、室内環境を整えてあげる必要があります。丈夫とはいえ細身の体はさまざまなことで負担がかかりやすいです。フローリングにはマットを敷き、ジャンプで飛び乗れるような家具はできるだけ置かないなど配慮が必要です。その他、室温管理や運動量など、飼い方のポイントについて確認しておきましょう。

室内環境は温度調整がポイント!パピヨンは留守番が苦手?

パピヨンはもともと寒さに強い犬種でしたが、シングルコートに改良されてからは寒さが苦手な子も多いといいます。暑さにも強くないため、飼う際には温度管理が重要です。

室温管理で注意したいのは、冬の温め過ぎによって換毛期が早まってしまうことです。室温はエアコンやヒーターなどをうまく使い、年間通して20~25℃を保てるといいですね。
ペット用のヒーターや洋服、ひんやりマットなど、季節に合った便利アイテムの活用をおすすめします。

また、パピヨンは留守番が苦手です。
長く愛玩犬として可愛がられてきたため、ひとりになると寂しくなってしまいます。留守番をさせたい場合は、普段から甘やかし過ぎないことや、5分からでもいいので少しずつ一人の時間を作るなどして、留守番の練習を重ねていきましょう。

パピヨンは運動量が多い?散歩は1日2回を目安に行おう

活発で運動好きなパピヨンは、室内遊びだけでは満足できません。1日2回、1回30分程度を目安に散歩に出かけましょう。夏場は熱中症になりやすいため、昼間は避けてください。

また、走るスピードが速いパピヨンは、ドッグスポーツなどでもよく見かけます。ジャンプや上下運動なども好きなため、アジリティ(障害物レース)などに参加している子も多いですよ。
日常でいえば、ボールやフリスビー遊び、ドッグランなども喜びます。ただし、運動をし過ぎると関節の負担にもなるため、ワンちゃんの様子を見ながら運動を楽しみましょう。

子犬期からのしつけが大事!パピヨンのしつけや注意点

パピヨン

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パピヨンはとても賢いため、良いことも悪いことも学習します。飼い主ときちんと主従関係が築けていないと問題行動を起こしたり、飼い主に対して反抗的な態度をとったりすることもあります。

活発で明朗で、遊び好きなパピヨンこそ、甘やかし過ぎずに子犬期からきちんとしつけておかないと大変です。まずは上下関係を認識させることからはじめ、何をするにも飼い主が先に行います。

神経質なところもあるパピヨンは、叱られるのが特に嫌いです。基本的には褒めて伸ばすことを心掛け、短期集中型でトレーニングを行います。1回15分程の短いトレーニングを数回に分けて行うのがおすすめです。
また、ゲーム感覚で楽しみながら学ばせてあげると、ストレスなく学んでくれるでしょう。

トイレのしつけは叱らずに誉める!場所を覚えるまでそっと見守ろう

賢いパピヨンは早ければ2週間程でトイレを覚えます。大きめのトイレトレーを見つけやすい場所に設置し、自らトイレの場所を覚えるまでそっと見守りましょう。
粗相をしたときのために他の場所にもペットシーツを敷きたくなりますが、トイレを覚えるのに時間がかかってしまうので止めてください。

トイレを覚えていく中で、ラグやフローリングなど違う場所でトイレをしてしまうこともありますが失敗しても叱らず、できたらたくさん褒めてあげましょう。

パピヨンの無駄吠えはしつけの問題が大きな要因?無駄吠え対策は?

パピヨンは基本的に無駄吠えの少ない犬種ですが、甘やかしによる上下関係の逆転や、神経質な性格や警戒心からくる無駄吠えがある子もいます。

こうした無駄吠え対策には、子犬期からきちんと主従関係を築くことや、色々な物音を聞かせたり、多くの人や動物と触れ合ったりしながら社会性を育むことが有効です。

おやつや散歩などを要求して吠えているときには無視します。インターホンや車の音などに警戒している場合は、吠えるのを止めたときにたくさん褒めてあげましょう。
「吠えなければ良いことがある」ということを学習させると効果的です。

パピヨンの噛み癖対策には噛まれたときの対応が大事!

パピヨンの噛み癖の原因は、子犬の頃の甘噛みがそのまま癖になっている他、噛みつくことで飼い主を従わせようとしているなどが多くあげられます。

噛み癖をつけないためにも、遊びの一環でも子犬の甘噛みを相手にしないことや、噛まれたときに怯まないこと、1歩でも引かないことが大切です。

噛まれたときは別室に移動するなどして完全に無視します。それでも止めない場合は、低く強い声で「痛い!」と声をあげましょう。噛むのを止めたらたくさん褒めてあげることも忘れずに。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。