ノーリッチテリア

ノーリッチテリアは穏やかで人懐っこい性格?飼い方や抜け毛などご紹介

ずんぐりむっくりの体型に短い手足がとっても可愛い小さなテリア犬、ノーリッチテリア。非常に活発で人懐っこい性格をしており、イギリスやアメリカなどの海外ではポピュラーな犬種です。よく似た犬種「ノーフォークテリア」との違いも含め、魅力たっぷりなノーリッチテリアについてご紹介します。

ノーリッチテリア

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ノーリッチテリアってどんな犬?

ノーリッチテリアの基本データ

ノーリッチテリアの大きさ25~26cm
ノーリッチテリアの体重5~6kg
平均寿命12~15年
原産国イギリス

「ノーリッチテリア」と「ノーフォークテリア」の違いは?

非常によく似た2つの犬種で区別がつかない方も多いのではないでしょうか?
被毛や毛色には違いはありませんが、耳の形状が異なります。

ノーリッチテリア・・・立ち耳

ノーリッチテリア

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ノーフォークテリア・・・垂れ耳

ノーフォークテリア

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ノーフォークテリアについて詳しくはこちらから

ノーリッチテリアの歴史

ノーリッチテリアはイギリス原産の犬種で、1800年代後半より起源となったとされる犬種の記録が残っています。

当時は「トラピントンテリア」と呼ばれており、ケンブリッジ大学近くの通りの名前である「トラピントンストリート」が名前の由来になっています。ケンブリッジ大学の学生寮で、ネズミを撃退するための猟犬として学生の間で大変人気であったため、そのように呼ばれていました。

その後「ラグズ」という名前のトラピントンテリアが、ケンブリッジ州の隣のノーフォーク州ノーリッチに持ち込まれます。
ノーフォークはイギリスを代表する農業地域で、農家の人たちは畑を荒らすネズミに悩まされていましたが、ラグズはネズミ退治に貢献し、農家の間で大評判の人気犬となりました。
そしてラグズを基礎としたくさんのワンちゃんが繁殖されました。

20世紀の始め頃にはイギリスからアメリカへ輸出されるようになります。猟犬として活躍していたトラピントンテリアでしたが、人間によく慣れ愛想が良い部分も評価され、人気が高まりました。

そうして1932年にイギリスで、1936年にはアメリカで、「ノーリッチテリア」という名前で登録されることとなりました。その後立ち耳のノーリッチテリアの中に垂れ耳の系統も存在することが発見され、1979年、垂れ耳の方は「ノーフォークテリア」という別の犬種として登録されました。

ノーリッチテリアは日本では現状は希少ですが、喧嘩っ早く負けず嫌いというテリア気質が弱い犬種なので、今後日本でも認知が上がると人気が高まるかもしれませんね。

陽気で元気いっぱい!ノーリッチテリアの性格

ノーリッチテリアは、明るく社交的で活気があるワンちゃんです。

小さな体ですが丈夫で頑丈なため、活発に動き回ったり時間も忘れるほど夢中に遊んだりと、元気いっぱいです。その姿で飼い主やその家族を癒してくれる存在となってくれますよ。

遊ぶのが大好きで、人にもよく懐きます。テリア種にしては珍しくフレンドリーな性格で、基本的には他の人や動物とも仲良くできることが特徴です。

ただ、テリア特有の神経質さも少々持っており、やや独占欲が強い傾向にあるので、他のワンちゃんや子どもとの相性を選ぶこともあるかもしれません。多頭飼いをしたい場合は兄弟犬がおすすめです。

陽気で愛情深いノーリッチテリアは、飼い主とのスキンシップやコミュニケーションを好みます。聡明で物覚えが良く、しつけにも意欲的に取り組んでくれるでしょう。

ノーリッチテリアの飼い方としつけのポイント

ノーリッチテリアはテリア種の中では気性が穏やかで人懐っこいので、初めてテリアを飼う方にも向いている犬種です。特にワンちゃんとアクティブに遊びたい方とは相性抜群ですよ。
飼い方やしつけについて詳しく見ていきましょう。

飼い方と注意点

飼育環境

夏の暑さに弱い小型犬ですので、基本的には室内飼いがおすすめです。

フローリングなどの滑りやすい床は足腰の関節を痛めてしまう可能性があるので、マットや滑り止めを敷くようにしましょう。

ノーリッチテリアは元気いっぱいで活発に動くことが大好きなので、怪我が起きないように家具の位置を調整したり、危険が伴う場所には入れないようにしたりなど工夫するようにしてくださいね。

また、優秀なネズミ猟犬であった歴史があることもあり、小動物など動くものを見ると夢中になって追いかけてしまう傾向があります。ウサギやハムスターなどの小動物との同居は難しいかもしれません。
同居させる場合は、ゲージを設置し住み分けさせるなど、しっかりと対策をしましょう。

散歩と運動量

運動量は小型犬としては多めです。20~30分の散歩を1日2回行うようにしましょう。
好奇心が強く突発的な行動をすることもあるので、リードは必ず繋いだままにしてくださいね

また、追いかけたり捕まえたりすることが好きなので、ボール遊びなどを取り入れ、室内や庭でも十分に遊んであげるようにしましょう。
定期的にドッグランへ連れて行き、思いっきり走らせてあげるとさらに喜んでくれますよ。

運動量が足りないと、ストレスが溜まり問題行動を起こすようになる可能性があります。一緒に運動するなどコミュニケーションの時間を十分に取れ、一緒に楽しく遊んであげることのできる方が望ましいです。

しつけは根気強く

ノーリッチテリアは訓練に意欲的に取り組んでくれますが、テリア種特有の頑固なところがあるので、しつけは根気強く行う必要があります。

特に年齢を重ねると言うことを聞かなくなることもあるので、可愛いからといって甘やかしすぎないようにしましょう。

愛嬌があるワンちゃんですが、家族以外には警戒心を出し吠えることがあります。無駄吠えをする子にならないよう、子犬の頃から社会化のトレーニングをするようにしてください。

来客のときなどに、自分のハウスで大人しく待てるような訓練もしておくこともおすすめです。
ハウストレーニング、クレートトレーニングは、病院に行くときや旅行に連れて行くときなどにも必要になります。
コマンドの言葉は家族で統一し、一貫性を持って行うようにしてください。

ノーリッチテリアは叱られてもめげないくらいに明るいワンちゃんです。
ですが、厳しくしすぎると反発心を持ってしまい逆効果になるので、誰がリーダーなのかをしっかりと教えるところから始めるようにしましょう。

抜け毛はあるの?被毛や毛色について

毛色

ノーリッチテリアの毛色は以下の通りです。子犬の頃は色のトーンが暗めですが成長するにつれて明るい毛色になります。また、ホワイトの斑は望ましくないとされています。

  • レッド
  • ウィートン(実った小麦色。濃淡に差がある)
  • ブラック&タン(黄褐色)
  • グリズル(ブラックの毛にグレーやレッドの毛が混ざったもの)

被毛の特徴とお手入れについて

ノーリッチテリアは、オーバーコートとアンダーコートからなるダブルコートの被毛です。
ワイヤー状の硬い毛をしていて、ネズミを追い込み巣穴や藪の中に入っても体が傷つかないような役目を持っています。

ダブルコートのため抜け毛はありますが、体が小さいのでケアはそこまで大変ではありません。換毛期には抜け毛や毛玉が増えるので、こまめにブラッシングをして余分な毛を抜いておきましょう。

普段のブラッシングは週に数回程度行うようにしましょう。コームを用いることがおすすめです。

ショードッグに出るワンちゃんには、硬い毛を保つためプラッキングという特別なお手入れが必要になります。プラッキングは被毛を抜くお手入れで、行っているペットサロンが少なく費用も高額です。家庭犬は行わなくても問題ありませんよ。

遺伝性疾患が少ない?ノーリッチテリアの気を付ける病気

ノーリッチテリア

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ノーリッチテリアは遺伝性の病気が少ない丈夫なワンちゃんです。猟犬として品種改良された過去があるので、体力と病気への抵抗力も兼ね備えています。
ただ、一般的に小型犬がなりやすい「膝蓋骨脱臼」などの病気には、ノーリッチテリアも注意をしなくてはなりません。
その他気を付けるべき皮膚炎や心筋症などについても、原因や予防法を知っておきましょう。

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼とは、後ろ足の膝蓋骨というお皿のような骨が正常の位置から内側や外側に外れる状態のことです。

症状は幅広く、4段階に分けられています。

第一段階

膝を真っ直ぐ伸ばし膝蓋骨を指で押すと脱臼を起こしますが、自然に元の位置に戻ります。
たまにスキップのような歩き方をします。

第二段階

膝を曲げると脱臼し、指の力で押さないと元に戻りません。
脱臼しているときに足を引きずる歩き方(跛行)をします。

第三段階

通常で脱臼した状態となり、指で押すと一時的に元の位置に戻ります。
跛行が顕著になり、腰をかがめて内股で歩くようになります。

第四段階

常に脱臼した状態で、押しても元には戻りません。
骨が重度に変形し、うずくまるような姿勢で歩いたり、地に足を最小限しか着けずに歩いたりします。

原因として、先天的に膝関節の形態に異常がある場合と、後天的に外傷や骨の栄養障害などによって起こる場合が考えられます。

治療は外科手術を行うことになり、症状の段階によって手術方法が異なります。麻酔のリスクや手術後のケアなどについても、病院と相談をしながら行うことになるでしょう。
鎮痛剤やレーザー治療で一時的に症状を緩和させることもあるようです。

膝蓋骨脱臼を起こしてしまった場合、肥満は症状を悪化させてしまうため、体重管理が大切になります。とはいえ過度な運動は禁物なので、食事の管理を徹底するようにしましょう。
また、フローリングなどの滑りやすい床を避ける、足の裏の毛を短くカットするなど、日常生活にも気を配るようにしてください。

肥大性心筋症

心筋症とは、心筋が何らかの原因によって通常の厚さよりも厚くなったり薄くなったりし、心臓の動きが弱くなる病気です。肥大性心筋症では心筋が厚くなることで内腔が狭くなり、心臓が強く拍動できずに血液の循環不全を引き起こします。

主に元気がなくなる、食欲低下、体重減少、運動を嫌がるなどの症状が見られますが、無症状である場合もあるので、注意が必要です。症状がなくても病気は進行するので、治療を続けることになります。
また、肺に水が溜まり、咳や呼吸困難を起こす場合もあり、中には失神したり、突然亡くなったりする場合もあるようです。

心筋症そのものの治療は残念ながらできず、また発症を予防することも難しい病気です。
日常生活で、適度な運動量を守ること、塩分を摂りすぎないよう心臓病用の療法食をとることなどで、進行を遅らせることが大切になります。

肥満は心臓にも負担をかけてしまうので、体重管理を徹底しましょう。

アレルギー性皮膚炎

アレルギー性皮膚炎は原因によって分けられており、以下のような種類があります。

吸引性アレルギー

ハウスダスト、カビ、花粉などを吸引することで発症します。

食事性アレルギー

アレルゲンとなる食べ物を摂取することで発症します。

ノミアレルギー

ノミがワンちゃんの皮膚に寄生し、吸血することで発症します。

接触性アレルギー

身の回りにあるあらゆるものがアレルゲンとなり、そこに皮膚が触れると発症します。

皮膚の痒みにより、体を舐めたり噛んだりといった行動をするようになります。
症状が進行すると、皮膚に赤みが出たり脱毛したりするようになり、細菌が二次感染することで症状が悪化することがあります。

治療は痒みを抑えることが主となるので、アレルギー検査などを行い、まずは原因となるものを特定します。その後アレルゲンを除去しながら、薬を投与し皮膚の治療を行っていくことになります。
他にアレルギーの原因となる物質を少量体内に入れ、アレルゲンに慣れさせるという治療法もあります。この方法は費用や時間がかかってしまうので、かかりつけの病院と相談しながら行うことになるでしょう。

日頃の被毛のケアの際に体のチェックを行うようにし、気になるところがある場合は早めに通院するようにしましょう。飼い主の日々の観察が早期発見に繋がります。

ノーリッチテリアをお迎えしよう!

ブリーダーからお迎えするメリット

①健康的で社交性の高い子犬を迎えやすい

十分に衛生管理がなされているブリーダーのもとで生まれ育った健康的な子犬を探すことができます。

また、他にも子犬がいる環境で生まれ育っているため、社会性が身に付いた状態で迎えやすくなります。

さらに、基本的なしつけを受けていたり、適切な血統管理がなされていたりするケースが多いです。

②購入後のサポートも安心できる

子犬の見学を通してブリーダーの顔がわかり、信頼関係を築くことができます。
子犬の購入後も分からないことがあれば質問しやすくなり、安心してサポートを受けられます。

③購入金額を抑えられる

流通の中間マージンがかからないため、ペットショップから購入する場合にくらべて子犬の購入金額は安くなります。

ノーリッチテリアの子犬をブリーダーからお迎えしたい方は、こちらのボタンから最新情報をチェック!優良ブリーダー情報も詳しく掲載しています。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。