マルチーズ

マルチーズの性格や飼い方は?抜け毛・寿命・病気なども解説

純白な毛色と黒くて大きい目が特徴的なマルチーズ。穏やかで大人しい性格をしており、子どもや先住動物がいても上手く対応することができます。そんなマルチーズの性格や飼い方、抜け毛の手入れやかかりやすい病気などを解説します。

マルチーズ

photo by Pezibear

マルチーズの基本データ

マルチーズの大きさ最高25cm
マルチーズの体重2~3kg
平均寿命12年以上
原産国マルタ共和国

マルチーズの体重の推移は、生後4ヵ月で1㎏、生後10ヵ月で1.8㎏と増え、成犬の体重は2~3㎏が目安とされています。3㎏を超えると肥満の可能性があります。肥満は病気の原因となることがあるので、気を付けなければなりません。急激に体重が増減する場合は何かの病気の恐れもあるので、しっかりと体重管理も行いましょう。

昔から可愛がられてきたマルチーズの歴史

マルチーズの紀元は明確ではありませんが、紀元前1500年頃、フェニキア人が貿易の中継地点であった地中海のマルタ島に持ち込んだ犬が、マルチーズの祖先という説が有力とされています。

1300年代になると、マルチーズはイギリスに渡り貴族の愛玩犬として可愛がられるようになりました。愛犬家として有名だったビクトリア女王が飼育していたこともあり、19世紀末には世界中でマルチーズが大流行したそうです。

一時期、他犬種との交雑によって絶滅の危機に陥ったこともありますが、マニラから輸入した数頭の犬を元に何とか血統を繋ぎ留め、そのまま世界でもトップクラスの人気犬種へと成長し、その人気は今も健在です。

おおらかで元気いっぱい!マルチーズの性格

マルチーズは古くから愛玩犬として可愛がられてきただけあって、温厚で愛情深い性格をしています。元気いっぱいによく遊び、聡明でもあるので犬とのふれあいを大切にしたい方に向いている犬種とも言えるでしょう。
基本的に飼育がしやすい性格をしているマルチーズ。他にはどんな一面があるのでしょうか?

穏やかで愛情深い!素直な愛玩犬らしい性格

マルチーズはとてもおおらかな性格をしており、落ち着きがあります。「抱き犬」としても有名なマルチーズは、飼い主に抱っこされても暴れることがなく、外出時に抱っこしても暴れることが少ないようです。

穏やかで大人しい性格から、子どもや先住動物がいても上手く対応することができるでしょう。飼い主にも従順で、飼い主と一緒に行動することを好む愛情深い性格も魅力的です。

また、ドタバタと動き回ったり、吠えたりすることが少ないので、家と家の距離が近い日本の住宅でも飼いやすいと言えます。

元気いっぱいに遊ぶ姿にも癒される

普段は落ち着いた性格ですが活動的な一面や遊び好きでもあるので、遊ぶときは今まで温存していたものを発散するかのように元気溌剌に動き回ります。

その様子がまるでテリア犬種のようであることから、昔は「マルチーズ・テリア」とも呼ばれていたそうです。遊びたい欲求を溜めすぎるとストレスにつながりますので、定期的に遊ぶ時間を設けましょう。

体は小さいけど警戒心が強く恐れ知らず

マルチーズが「マルチーズ・テリア」と呼ばれていた所以は溌剌と遊ぶ様子だけではなく、気が強い一面にもあります。

基本的には大人しい性格ですが、見知らぬ人や犬には警戒心を持ち、自分より大きい犬に対しても飼い主を守ろうと立ち向かう恐れ知らずの性格も見られます。体は小さいですが、大胆な性格をしていることも特徴です。

賢いからこそイタズラ好き?性格が悪いと言われる理由とは

マルチーズは賢く、飼い主によく従います。そのため、しつけで苦労することは少ないのですが、賢いがゆえに飼い主を困らせてしまうことがあります。

例えば飼い主の気を引くためにわざとイタズラをしたりします。イタズラをして飼い主が反応してしまうと、構ってもらえると理解してしまいます。甘やかさずに無視することで、イタズラをすると構ってもらえないということを覚えさせましょう。

マルチーズの飼い方は?飼育環境や散歩と運動量

マルチーズは愛情深く、飼い主とのふれあいを好みます。暑さや寒さ対策としてはもちろんですが、いつも飼い主の近くにいられる室内で飼育することはマルチーズにとって安心です。
室内飼育には気を付けなければならないポイントはいくつかあります。運動量なども含め、マルチーズにとって最適な飼い方を確認しましょう。

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飼育環境を整えて快適な暮らしを

マルチーズは暑さや寒さに敏感なので室内での飼育となります。特に暑さに弱いので、室温を調節するなどして熱中症にならないように対策する必要があります。

室内飼育をすると無駄吠えなどで近隣に迷惑となる場合がありますが、マルチーズは無駄吠えが少ないのでマンションなどでも問題なく飼育できるでしょう。もちろん、無駄吠えがないようにしつける必要はあります。

ただし、飼育環境には気を付けなければなりません。ソファやベッドの昇り降りや抱っこ時の落下などで脱臼や骨折をする恐れがあるので、段差が低い家具を選んだり、床にカーペットを敷いて滑りにくくしたりする工夫が必要です。

また、留守番が苦手な場合が多いので、マルチーズが独りでも落ち着くことができるスペースを用意してあげましょう。

室内だけで飼育していると社会性が身に付きません。子犬の頃から外に連れて行き、いろんな人や犬と触れ合わせることも大切です。

長時間の運動は関節の負担に

マルチーズは遺伝的に関節が弱い犬種です。活発で遊び好きなので動きたがりますが、長時間の運動は関節の負担になってしまいます。

運動量はそれほど必要としないので、1日15~20分を目安に散歩を行うと良いでしょう。あまり体を動かしていないとストレスになってしまいます。ストレスが溜まらないよう、室内でも遊ぶ時間も作ってあげましょう。室内で遊ぶ際も関節の負担にならないよう十分気を付けてください。

甘えん坊のマルチーズが可愛くて、ついつい甘やかしてしまいますが、甘やかしすぎるとわがままになってしまったり性格が荒くなったりしてしまいます。

主従関係をしっかり築き、上手くできたときは褒めることで教えていきましょう。
犬に必要なしつけはさまざまです。ここではトイレや無駄吠え、噛み癖の方法をご紹介します。

トイレ成功の秘訣は思い切り褒めること

迎え入れて第一のしつけはトイレです。
まずはトイレシーツをケージの中の一面に敷き詰め、排泄したときに大げさに褒めてあげてください。

マルチーズは褒められると喜び、よりトイレを覚えようとする意欲が増します。
トイレを失敗したときは、叱ってはいけません。排泄を悪いことだと考えてしまうようになるからです。失敗したときはマルチーズとは目を合わせず、黙って片付けましょう。

トイレに慣れてきたら、徐々にトイレシーツを敷く範囲を小さくしていくと、小さなトイレシーツでも排泄できるようになるでしょう。

無駄吠えは理由に合わせたしつけを

マルチーズは比較的無駄吠えは少ない傾向がありますが、甘えん坊な性格から飼い主の気を引くために吠えてしまうことがあるようです。警戒心から見知らぬ人や犬へ吠える場合もあります。

無駄吠えをしつけるには吠える原因によって異なります。飼い主に対して吠える要求吠えには、吠えても無視し続け、吠えることを止めたときにおやつなどのご褒美を与えます。

警戒心からくる警戒吠えの場合は、子供の頃から社会性を身に付けさせることが大切です。吠えることを止めさせるために「おすわり」や「待て」などの指示をかけることも効果的です。

甘やかせ過ぎると噛み癖の原因に

歯の痒みや子犬のコミュニケーションから甘噛みをしますが、人間に対しての甘噛みを許してしまうと成犬になって噛み癖がついてしまいます。

成犬は子犬に比べて力が強く、ケガをしてしまう場合があります。また、噛むことを許していると飼い主より優位と認識してしまうので主従関係が築けなくなってしまいます。

人間への甘噛みは子犬の頃から止めさせる必要があります。噛まれたときに痛いことを低い声で伝えたり、大きな音を出して驚かせたりして噛むことを止めさせましょう。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。