ラサアプソ

ラサアプソとシーズーは違う犬?性格や飼い方、魅力などをご紹介

ラサアプソはあまり聞き馴染みのない犬種ですが、原産国チベットでは「幸福を呼ぶ魔除け犬」として大切にされていました。また、日本でも有名な「シーズー」の祖先でもあり、非常に長い歴史を持ちます。本記事では、そんなラサアプソの基本データから性格、飼い方、かかりやすい病気などをご紹介します。

ラサアプソ

photo by Fran__

ラサアプソの基本データ

ラサアプソの大きさ最高25cm
ラサアプソの体重6~7kg
平均寿命15~18年
原産国チベット

ラサアプソの歴史

チベット原産のラサアプソは非常に古い犬種で、約2000年の歴史を持つといわれています。

起源となったのは、ラサ(チベットの首都)の僧侶や貴族に飼育されていたワンちゃんとされています。当時は「魂が宿る犬」として崇められており、大切に育てられていました。また、ラサアプソは門外不出の犬種で、庶民が飼うことは許されなかったそうです。

神聖なラサアプソは、中国皇帝へ献上されたこともあります。その際にラサアプソを元として、「シーズー」や「ペキニーズ」を作出したそうです。

その後1920年代にはヨーロッパへと渡り、「オリエンタルタリズマンドッグ(東洋のお守り犬)」として高い人気を誇りました。さらに、1933年には3頭のラサアプソがアメリカに贈られ、徐々に世界へと広まっていったのです。

日本ではあまり馴染みのない犬種ですが、現在14頭のラサアプソが国内で飼育されています。

※2018年12月現在
※一般社団法人ジャパンケネルクラブ調べ

ラサアプソの性格

ラサアプソは、非常に活発遊び好きな犬種です。上品な容姿からは想像もできないほど、溌剌(はつらつ)としています。さらに、好奇心旺盛で活気があるため、色々な場所に連れて行ってあげると喜ぶでしょう。

また、ラサアプソは神経質でもなければ攻撃的でもない、気質が安定した犬種です。ただ、自己主張が強い一面がありますので、甘やかしすぎるとわがままな子に育ちます。そのため、子犬の頃からのしつけが重要です。ラサアプソは聡明で飼い主に対して従順ですので、しつけはしやすいでしょう。

さらに、家族に対しては深い愛情を示してくれ、献身的な行動を見せます。その一方で、見知らぬ相手に対しては無関心です。人見知りで警戒心が強いため、よそよそしい態度を取るでしょう。ただ、慣れると友好的に接してくれるようです。

ラサアプソの飼い方としつけのポイント

ラサアプソは活発で遊び好きな性格をしているため、毎日の散歩が欠かせません。また、音を聞いて雪崩を予知できるほど優れた聴覚を持っていますので、静かな環境で飼育しましょう。ただ、少しの物音でも敏感に反応して吠えるため、吠え癖のしつけが必須です。そのほか、ラサアプソを飼育する際に抑えておきたいポイントについてご紹介します。

飼い方

活発なラサアプソには毎日の運動が欠かせない

ラサアプソは好奇心旺盛で活発なため、散歩や運動は毎日行ってあげましょう。小型犬ですので長時間運動する必要はありませんが、朝晩2回、各10分ほどの運動時間は必ず設けてください。室内で遊ぶだけでも満足してくれるようですが、好奇心を満たすためにも外へ連れ出してあげましょう。外の世界で様々な経験をすることによって、社交性が磨かれていきます。

静かな室内での飼育が好ましい

ラサアプソは聴覚が優れている犬種ですので、静かな室内で飼育してください。ただ、周囲の音に敏感でよく吠えるため、マンションや集合住宅には不向きかもしれません。お迎えする際は、よく検討しましょう。

また、ラサアプソは暑さに弱いため、夏場の室温管理には注意しなければいけません。室内にいても熱中症にかかる恐れがあるため、ラサアプソがいる部屋には必ず冷房をつけましょう。

しつけ

必ず飼い主が主導権を握る

ラサアプソは学習能力が高く、しつけがしやすい犬種です。とはいうものの、大好きな遊びに夢中になって暴走してしまうこともしばしば。

そんなときにきちんと抑止できるよう、飼い主とワンちゃんとの間で主従関係を築く必要があります。また、飼い主はリーダーとして主導権を握り、一貫したしつけを行うことが大切です。

頑固なラサアプソのしつけは「根気とメリハリ」がポイント

ラサアプソは頑固ですので、自分の意思を強く主張する傾向にあります。しかし、しつけの際はその頑固さに負けず、1つ1つ根気よく教えていきましょう。

また、甘やかしすぎるとわがままな子になってしまいますので、メリハリを意識したしつけが大切です。悪いことをしたときは毅然とした態度で叱り、良い行動をしたときはたくさん褒めてあげましょう。

吠え癖には要注意

ラサアプソは聴覚が鋭いため、少しの物音にも反応して吠えてしまいます。さらに吠える声が大きいといわれていますので、集合住宅では騒音トラブルに発展する恐れも。そのため、早い段階で吠え癖のしつけを行いましょう。

吠えている原因によってしつけは変わりますが、自分の要求を通そうとして吠える「要求吠え」の場合は“無視”が有効的です。

ラサアプソの被毛・毛色について

ラサアプソの毛色

  • ゴールデン
  • サンディ
  • ハニー
  • ダークグリズル
  • スレート
  • スモーク
  • パーティカラー
  • ブラック
  • ホワイト
  • ブラウン

ラサアプソの毛色は非常に多彩です。また、この毛色は成長するにしたがって変化することもあるようです。子犬の頃は真っ黒だったのに、大きくなるにつれて色が抜けていったとの話もあります。これはラサアプソならではの特徴でしょう。

ラサアプソの被毛の特徴

ラサアプソはダブルコートの長毛です。ダブルコートとは、2種類の毛が重なっている被毛のことです。ラサアプソの場合は柔らかいアンダーコート(下毛)に、やや固くてハリのあるオーバーコート(上毛)を持ちます。

ダブルコートの犬種は抜け毛が多く、1年を通して毛が抜けます。特に「換毛期」と呼ばれる毛の生え変わり時期にはたくさんの被毛が抜けますので、入念なお手入れが欠かせません。

ラサアプソの被毛のケア

ラサアプソの被毛は長くて通気性が悪いため、ケアせずに放置していると皮膚病になってしまいます。そのため、最低でも週に3回はブラッシングをして、皮膚や被毛の清潔を保ってあげましょう。ブラッシングの際はスリッカーブラシやコームを使って、丁寧にとかしてください。

また、ラサアプソの被毛は目に覆いかぶさるほど長くなりますので、ゴムでまとめたり、カットしたりしてあげましょう。そのままですと被毛が目を刺激し、眼病にかかる恐れがあります。

ラサアプソのトリミングについて

ラサアプソの被毛は切らなければ、どんどん伸びてしまいます。放置していると床につくほどの長さになってしまいますので、1~2ヶ月に1度はカットしてください。カットと同時期にシャンプーも行い、皮膚の清潔を保ってあげましょう。

ラサアプソがかかりやすい病気

ラサアプソ

photo by Sonja-Kalee

ラサアプソは遺伝疾患が少なく、健康的な犬種だといえます。しかし、眼病や皮膚病にかかりやすい傾向にあります。また、短頭種特有の疾患「鼻腔狭窄」や「軟口蓋過長症」にも注意が必要です。そのほか、ラサアプソがかかりやすいといわれている疾患についてご紹介します。

短頭種は要注意!「鼻腔狭窄」「軟口蓋過長症」

鼻腔狭窄

鼻腔狭窄とは、鼻の穴が狭いために少しの運動でも呼吸が荒くなったり、いびきをかいたりする病気です。最悪の場合、呼吸困難に陥ることもあります。

鼻腔狭窄は先天的な病気のため、予防することはできません。しかし、早期治療を行うことによって、苦痛を緩和してあげられます。
治療は鼻の穴を広げる手術が一般的です。

軟口蓋過長症

上顎にある軟口蓋が大きく垂れ下がる病気を「軟口蓋過長症」といいます。軟口蓋が通常より長いことで呼吸がしづらくなり、大きないびきや開口呼吸などが引き起こされます。また、症状が悪化すると呼吸困難や失神など、命に関わる症状が起こります。

軟口蓋過長症は鼻腔狭窄と同様に先天性の病気ですので、予防が難しいです。
治療方法としては、軟口蓋を切除する手術が挙げられます。

飼い主も感染してしまう「真菌症」

「真菌」と呼ばれるカビが皮膚や被毛に感染することで引き起こされる病気です。発症すると全身にフケが見られ、円形の脱毛ができます。また、真菌症は人畜共通感染症(ズーノーシス)のため、飼い主も感染して皮膚炎を起こす可能性があります。

この病気は、土壌や外の環境に常在する真菌と接触することによって発症します。特に免疫力が弱い子犬や、抵抗力が落ちているワンちゃんが引き起こしやすいようです。予防法としては、感染しているワンちゃんとの接触を避けることが挙げられます。

治療は、抗真菌薬の投与が一般的です。場合によっては患部を刈り上げたり、シャンプー療法を取り入れたりします。

瞼がさくらんぼのように腫れ上がる「チェリーアイ」

ワンちゃんだけが持つ第3の瞼「瞬膜」が赤く腫れ上がる病気を「チェリーアイ」と呼びます。瞬膜が腫れることで目が刺激されて涙が出たり、目をこする仕草が見られたりします。また、結膜炎や角膜炎を併発することもあります。

発症の原因は遺伝が関与しているといわれています。しかし、目の炎症や外傷によっても引き起こされるようです。遺伝が原因の場合は予防が難しいため、早期発見に努めましょう。

基本的には、点眼薬や内服薬の投与によって炎症を抑えます。ただ、再発を繰り返す場合や完治が難しいときには外科的手術を行います。

早期発見が大切!「結膜炎」

瞼の裏側にある「結膜」が炎症を起こしている状態を「結膜炎」といいます。発症すると涙が出たり、むくんだりします。

結膜炎の原因は非常に様々で、ウィルスや細菌などによる感染、アレルギー、外傷などが挙げられます。また、ほかの眼病が原因となる場合もありますので、毎日目をチェックして早期発見に努めましょう。

発症した際は目の洗浄を行ったのち、抗生剤や消炎剤等の目薬を投与します。場合によっては注射や内服薬での治療も行います。

小型犬が発症しやすい「膝蓋骨脱臼」

膝蓋骨脱臼とは、後肢にある膝のお皿(膝蓋骨)が正常な位置から外れてしまう病気です。

膝蓋骨脱臼は症状によって4つのグレードに分かれ、最も重いグレード4になると足が変形します。その結果、地面にうずくまるように歩く、足があまり地面につかないなどの歩行異常が現れます。

発症の原因としては、先天性のものがほとんどです。そのため、予防は難しいのですが、肥満体型にしない、床にカーペットを敷いて関節に負担をかけないなどの配慮を行うことで症状の悪化を防ぎます。

膝蓋骨脱臼の治療はグレードによって変わりますが、鎮痛剤やレーザー治療、外科手術などを行います。

瞼が内側にめくれてしまう「眼瞼内反症」

瞼が内側にめくれてしまう病気を「眼瞼内反症」といいます。発症するとまつ毛や瞼が常に刺激されてしまい、痒みや痛みなどを引き起こします。また、結膜炎や角膜炎を併発してしまうこともあります。

この病気は先天的に発生することが多いため、予防は困難を極めます。そのため、早期発見・早期治療に努めましょう。
発症してしまった場合は、外科手術でまぶたの矯正を行います。

ラサアプソをブリーダーからお迎えしよう!

ブリーダーからお迎えするメリット

①健康的で社交性の高い子犬を迎えやすい

十分に衛生管理がなされているブリーダーのもとで生まれ育った健康的な子犬を探すことができます。
また、他にも子犬がいる環境で生まれ育っているため、社会性が身に付いた状態で迎えやすくなります。
さらに、基本的なしつけを受けていたり、適切な血統管理がなされていたりするケースが多いです。

②購入後のサポートも安心できる

子犬の見学を通してブリーダーの顔がわかり、信頼関係を築くことができます。
子犬の購入後も分からないことがあれば質問しやすくなり、安心してサポートを受けられます。

③購入金額を抑えられる

流通の中間マージンがかからないため、ペットショップから購入する場合にくらべて子犬の購入金額は安くなります。
ラサアプソの子犬をブリーダーからお迎えしたい方は、こちらのボタンから最新情報をチェック!優良ブリーダー情報も詳しく掲載しています。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。