レオンベルガー

超大型犬レオンベルガーは優しい性格?大きさ・寿命飼い方などをご紹介

レオンベルガー

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ライオンのような威厳と風格を持つレオンベルガー。強面で怖そうに見えますが、実はとても人懐っこく優しい性格をしています。非常に大きな体をしており、日本ではなかなか見かけることのない希少な犬種です。今回は、そんなレオンベルガーの歴史や飼い方、かかりやすい病気などについてご紹介します。

レオンベルガーってどんな犬?

レオンベルガーの基本データ

レオンベルガーの大きさ72~80cm
レオンベルガーの体重45~77kg
平均寿命10年以上
原産国ドイツ

レオンベルガーの歴史

レオンベルガーは、ドイツのレオンベルグ市で生まれた犬種です。この都市名が「レオンベルガー」という名前の由来になっています。

レオンベルガーの始まりは1830年代の末頃。当時レオンベルグ市議員であったハインリッヒ・エスィヒ氏が、市のシンボルであるライオンに似た犬を作ろうと考え、育種が始まりました。

セントバーナード」や「ニューファンドランド」、「グレートピレニーズ」などの大型犬を中心に交配を重ね、1846年、現在のレオンベルガーの元になった犬が誕生しました。

レオンベルガーはその賢さから使役犬として農家などで好まれ、国外へ紹介されるようになりました。
当初イギリスでは雑種扱いをされ新しい犬種として認められませんでしたが、堂々とした風格や穏やかな性格が世界中の王族や貴族に愛され、次第に人気になっていきました。

しかし、2度の世界大戦による食糧難で、絶滅の危機を迎えることになります。第二次世界大戦後の1946年にはその数は8頭にまで激減していたそうです。

その後再び愛好家たちにより繁殖が進められ、1988年にようやく新しい犬種としてイギリスケネルクラブに登録されました。
アメリカンケネルクラブに登録されたのはさらに遅く、2010年になってからのことです。

ライオンのような威厳と優しい性格から、世界中で愛されている比較的新しい犬種です。ヨーロッパでは家庭犬としてだけではなく牧畜犬としても高い人気を得ており、日本でも愛好家が増え始めています。

とっても優しい!レオンベルガーの性格

強面のレオンベルガーは一見怖い印象を与えますが、従順で優しい性格をしています。
家族を愛し守ろうとしてくれるので、子どもや他の小動物とも良好な関係を保つことができ、適応力が高いのも特徴です。

非常に賢く飼い主に忠実なので、しつけで飼い主を困らせるようなことも少ないでしょう。
また、滅多に吠えないので番犬には不向きですが、その分無駄吠えもほぼありません。愛情深くて親しみやすいという点でも家庭犬として優秀です。

攻撃的になることもなく、子どもに対して愛情表現ができるので、お子様のいるご家庭でも安心して飼うことができますよ。恐れ知らずの一面もあり、どんな状況下でも愛想が良いので、家族を癒してくれるでしょう。

甘えん坊で人懐っこく、大きな体とのギャップから近年日本でも人気が高まっています。

レオンベルガーの飼い方としつけのポイント

レオンベルガー

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レオンベルガーは、飼育スペースの確保と温度管理がポイントになります。また、激しい運動は必要ありませんが、散歩はある程度の時間をかけて行う必要があります。飼い方としつけについて、詳しく見ていきましょう。

飼い方と注意点

飼育環境

レオンベルガーは高温多湿な日本の気候が苦手なので、室内飼いがおすすめです。特に夏場は温度管理をしっかり行い、熱中症対策も万全にしましょう。
甘えん坊でコミュニケーションを好むので、性格の面でも家族団らんができる室内での飼育が理想になります。

その際、レオンベルガーは超大型犬ですので、自由に身動きが取れないような狭い飼育環境ではストレスになってしまいます。自由に動き回れる広い飼育スペースを確保してあげましょう。

室内では、入ってもらいたくない場所に仕切りを設置し、事故の予防をしましょう。滑りにくいカーペットを敷くなどして関節の病気も予防するようにしてください。

寂しがり屋なので、長時間の留守番はさせないようにしてください。
また、食費や病気の予防・治療などにお金がかかる犬種であることを理解しておきましょう。

散歩と運動量

レオンベルガーは体が大きいのである程度の運動量が必要になってきます。
毎日1日2回、最低でも1回1時間以上行うようにしましょう。

月に数回はドッグランなど自由に動き回れる広い場所へ連れて行ってあげると運動量を確保できるのでおすすめです。

ただし、体が大きいので、関節に負担がかかるような激しい運動は避けるようにしてください。
大型犬は股関節不全になりやすいので、特に子犬の時期は過度な運動に注意が必要です。

また、水難救助犬である「ニューファンドランド」の血を引いているので、泳ぐことが好きです。海や川などの許可された場所へ一緒に遊びに行き、泳がせてあげると喜んでもらえるでしょう。

しつけは褒めて伸ばすのが効果的

レオンベルガーは忠実で賢い犬種なので、主従関係をしっかりと示すことができれば、しつけは難しくはありません。

ただし、超大型犬で力が強いので、間違ったしつけをすると後に苦労することになります。攻撃的にならないよう、ブリーダーやドッグトレーナーと協力して行うのもひとつの手です。

飼い主に喜んでもらえることがレオンベルガーは大好きです。良い行いをしたときや上手くできたときには、嬉しい気持ちを大袈裟なくらい表現し、たくさん褒めてあげましょう。
褒めて伸ばすことが効果的になります。

被毛や毛色について

毛色について

レオンベルガーはブラックマスクといわれ、顔が黒いのが特徴です。
毛色には、以下のようなものがあります。

  • ライオンイエロー
  • レッド
  • レディッシュブラウン(赤褐色のような色)
  • サンド(黄褐色のような色)

またはこれらの色の組み合わせが許容されています。
毛先の黒い毛は認められていますが、基本色がブラックは認められていないようです。

抜け毛が多い?被毛の特徴

レオンベルガーは、オーバーコートとアンダーコートを持つダブルコートです。
原産国であるドイツの寒さにも耐えられるよう、耐寒性に優れた分厚い被毛になっています。

防水性にも優れているため油っぽく束になりやすい性質があります。そのため、こまめなブラッシングが必須です。

ウエーブがかった柔らかい毛を持っており、超大型犬ということもあり毛量が多いので、その分抜け毛もたくさん出ます。

室内で飼う場合、ワンちゃんのケアの他に、抜け毛の掃除にも手間と時間がかかることを理解しておく必要があります。

ブラッシングは毎日がおすすめ

ブラッシングは、なるべく毎日行いましょう。
レオンベルガーはダブルコートなので、「スリッカーブラシ」というピンの先端が細くなっている金属製のブラシがおすすめです。
スリッカーブラシはピンの先が細いので、密集したアンダーコートの毛も効果的に取り除くことができます。
毛玉ができている場合は、コームで優しくとかしてください。

その他に、「獣毛ブラシ」を使うと毛にツヤが出ます。
汚れを簡単に取ることもできますので、使い分けて効果的に使用できるといいですね。

レオンベルガーは寒さに耐えられるよう分厚い被毛を持っているため、逆に暑さには弱いです。皮膚が蒸れやすいので、ブラッシングの際に皮膚の熱を逃がしてあげるようにしてください。皮膚の状態もチェックするようにしましょう。

ブラッシングはスキンシップの時間にもなります。
レオンベルガーは飼い主と触れ合うのが好きなので、時間をかけて丁寧に行いましょう。

また、シャンプーは体が大変大きいので洗うのにも乾かすのにも時間と手間がかかります。洗い残しがあったりしっかりと乾かずに蒸れてしまったりすると、皮膚病にも繋がります。
シャンプーは自宅で行わず、トリミングサロンなどに任せることも考えましょう。

レオンベルガーのかかりやすい病気

レオンベルガー

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「胃捻転」や「股関節形成不全」などの大型犬特有の病気の他に、レオンベルガーのみに発症する遺伝性の病気も存在します。かかりやすい病気と予防法について、確認しておきましょう。

胃捻転

胃捻転とは、なんらかの原因で胃が拡張し、胃がねじれることで発生する病気です。胸の深い大型犬に多く発症する病気で、超大型犬であるレオンベルガーも注意が必要です。

症状は、呼吸が苦しそうになる、気持ち悪そうによだれを垂らす、げっぷが増える、嘔吐や嘔吐物を伴わない吐き気が起こるなどが挙げられます。

そのまま放置されると死に至ることもある病気なので、上記のような症状が見られたら早急に病院へ連れて行きましょう。

予防策として、以下の点に注意してください。

  • 食後の過度な運動を避ける
  • 早食いをさせない
  • 1日の食事を2回以上に分ける
  • 水の飲みすぎを避ける

股関節形成不全

股関節形成不全とは、発育の途中で股関節に異常が起き、うまく関節がかみ合わなくなる病気です。

症状には、以下のようなものがあります。

  • 横座りをする
  • モンローウォークと呼ばれる、腰をふるような歩き方をする
  • 立ち上がるのに時間がかかる
  • 運動を嫌がる
  • 後ろ足の左右の間隔が狭くなる

股関節形成不全が発症した場合は、症状の進行を防ぐため、体重管理をしっかり行う必要があります。しかし、過度な運動は症状を悪化させるため、食事の管理を徹底して体重の管理をしましょう。
また、滑りやすい床を避けたり、滑らないよう足の裏の毛を短くカットしたりなど、日常生活にも気を配るようにしてください。

アジソン病(副腎皮質機能低下症)

腎臓の近くにある副腎という器官の機能が低下する病気です。
副腎でつくられる副腎皮質ホルモンは、体に多くの影響を与えているホルモンのため、以下のような様々な症状がみられます。

  • 水を飲む量が増え、尿の量が増える
  • 食欲不振
  • 下痢や嘔吐
  • 体重の減少
  • 高カリウム血症

高カリウム血症とは、血液中のカリウムが正常値より高くなることです。高カリウム血症から心臓の機能不全を起こす場合があり、重度だとショック症状により死に至ることもある病気です。

病院でこまめに検診を受けるようにし、ご自宅でも上記のような症状がないか毎日チェックするようにしましょう。

熱中症

ワンちゃんたちは全身が被毛に覆われているため体温を放散しにくく、また全身で汗をかくことができないため、人間よりも熱中症になりやすいです。

レオンベルガーは耐寒性に優れている分、暑さに弱いので特に注意が必要です。

初期症状として、呼吸が苦しそうになる、多量のよだれを垂らす、足元がふらつくなどが見られます。そのあと、嘔吐や下痢、舌や粘膜が青くなるチアノーゼなどが起こり、重症になるとけいれんしたり意識を失ったりします。

このような症状が見られ始めたら、応急処置としてすぐに体を冷やしてあげてください。濡れタオルで覆うなどが効果的です。水が飲める状態であれば、新鮮な水を十分に与えましょう。

応急処置が済んだら、すぐに病院へ連れていくようにしてください。

レオンベルガー多発性ニューロパチー(LPN)

レオンベルガー特有の遺伝疾患です。
多くは子犬期に症状が現れます。

四肢の筋力低下、運動麻痺、反射神経の低下などが主な症状になります。
まれに感覚機能が低下することもあるようです。

そのまま放置されて悪化すると、立つことも困難になります。
検査で分かることもあるので、お迎えする前にブリーダーに確認しましょう。

レオンベルガーをお迎えしよう!

レオンベルガー

photo by kytalpa

ブリーダーからお迎えするメリット

①健康的で社交性の高い子犬を迎えやすい

十分に衛生管理がなされているブリーダーのもとで生まれ育った健康的な子犬を探すことができます。

また、他にも子犬がいる環境で生まれ育っているため、社会性が身に付いた状態で迎えやすくなります。

さらに、基本的なしつけを受けていたり、適切な血統管理がなされていたりするケースが多いです。

②購入後のサポートも安心できる

子犬の見学を通してブリーダーの顔がわかり、信頼関係を築くことができます。
子犬の購入後も分からないことがあれば質問しやすくなり、安心してサポートを受けられます。

③購入金額を抑えられる

流通の中間マージンがかからないため、ペットショップから購入する場合にくらべて子犬の購入金額は安くなります。

レオンベルガーの子犬をブリーダーからお迎えしたい方は、こちらのボタンから最新情報をチェック!優良ブリーダー情報も詳しく掲載しています。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。