キースホンド

キースホンドはタヌキのような見た目が可愛い!性格や大きさなどをご紹介

狼のような色にタヌキのような顔をしたふさふさな犬種、キースホンドをご存知ですか?見た目はポメラニアンやチャウチャウにも似ていて、血縁関係にあると考えられています。今回は、家庭犬として完璧だといわれているキースホンドの魅力についてご紹介します。

キースホンド

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キースホンドってどんな犬?

キースホンドの基本データ

キースホンドの大きさ43~46cm
キースホンドの体重15~20kg
平均寿命12~15年
原産国オランダ

キースホンドの歴史

キースホンドの起源ははっきりしていませんが、船を守る番犬として数百年に渡って飼育されてきたと考えられています。

豊富な長毛に覆われているスピッツ系の犬種で、ポメラニアンの祖先にあたるワンちゃんだと推測されているようです。

名前の由来には2つの説があり、オランダ語で「噛む」を意味する「ケーセン」が由来だという説と、18世紀にオランダで内戦が起こったときの愛国党の党首、キース・ド・ギズラーが飼っていたことに由来するという説があります。

2つ目の説では、愛国党のキースが飼っていたことから、キースホンドと呼ばれたこのワンちゃんは、愛国心のシンボルとして掲げられていました。しかし、愛国派が不利になっていくと、愛国党の支持者がキースホンドを次第に処分するようになり、絶滅寸前に追いやられることになってしまったといわれています。

その後一部の人の手によって飼育は続けられ、イギリスやアメリカに輸出されるようになり、1926年にはイギリスのケネルクラブにて正式に「キースホンド」として認定されました。

そして、1933年には原産国であるオランダのケネルクラブにも公認され、現在はオランダの国犬となっています。

理想的な家庭犬!キースホンドの性格

キースホンドは飼い主や家族に愛情深く、従順なワンちゃんです。
賢くもあり飼い主の気持ちを察して行動をすることができます。

見知らぬ人には警戒心を見せ、家族を守ろうとする勇敢さを持っており、注意深さもあるため番犬としても適しています。

活発で遊び好きなキースホンドは、特に子どもと非常に仲良くできる優しい性格をしています。機敏に動く一面もありますが、元気に走り回ってはしゃぐというよりは子どもを見守りながらゆったりと遊ぶようなタイプなので、お子様のいるご家庭でも安心して飼うことができますよ。

家庭犬として完璧といわれているほど、理想的なワンちゃんです。

キースホンドの飼い方としつけのポイント

キースホンド

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そんな理想的な飼い犬であるキースホンドは、室内飼いで一緒に過ごせる時間をたくさん確保してあげられる飼い主に向いています。賢いためしつけもしやすいといわれていますよ。飼い方やしつけの方法について事前に確認しておきましょう。

飼い方と注意点

飼育環境

キースホンドは体臭がほぼなく、綺麗好きなワンちゃんなので室内飼いに向いています。

家族が大好きなので、屋外で飼ったり、室内でもひとりで留守番をさせることが多かったりすると、寂しさからよく吠えるワンちゃんになってしまいます。
長く一緒に過ごせる飼い主に向いていますよ。

長毛のダブルコートは暑さに弱く、涼しい気候を好みます。
部屋の温度と湿度には注意するようにし、特に夏場は熱中症になりやすいため体調にも気を配るようにしましょう。

キースホンドは太りやすいので、食事の管理はもちろんのこと、運動も大切です。適切な散歩と運動量について次の項目で見ていきましょう。

散歩と運動量

キースホンドに激しい運動は必要ありませんが、活発で運動が好きなため十分に運動時間を確保してあげる必要があります。

1日2回、各30分程度の散歩を行いましょう。

運動不足だとストレスが溜まり吠えやすくなってしまうので、散歩の他にボール遊びや引っ張りっこなども取り入れてあげてくださいね。ワンちゃんとのコミュニケーションにもなり、信頼関係を築くことにも繋がります。

定期的にドッグランにも連れていき、自由運動をさせてあげるとさらに喜んでくれますよ。

ただし、キースホンドは夏の暑さに弱いので、夏場は暑い日中を避けるようにしましょう。

しつけについて

キースホンドは学習能力が高く飲み込みが早いので、しつけはしやすいほうです。

スピッツ犬種に比較的よく見られる独立心の強さを持っているので、子犬の頃から主従関係をはっきりさせ、本来の忠実さを引き出せるようにしましょう。

少々神経質なところがあり、来訪者などに吠えることもあります。運動不足などのストレスが吠える原因となるので、ストレスを溜めさせないように環境を整え、無駄吠えするワンちゃんにならないように気を付けましょう。

高圧的なしつけを行うと反抗的になってしまう可能性があり逆効果になります。褒めながら行うことが大切です。

しつけは家族で一貫性を持って行い、信頼関係をしっかり築けるようにしましょう。

豊富な被毛は抜け毛が多い!毛色や被毛のお手入れについて

毛色

キースホンドは狼のような毛色が魅力のひとつです。

体は毛先が黒いシルバーグレーであり、マスクや耳はダークブラックで、目のまわりはめがねの縁のようにダークに囲まれています。

四肢はクリーム色であり、ふさふさの尻尾は先端がダークブラックになっています。

被毛の特徴とお手入れについて

アンダーコートとオーバーコートからなるダブルコートで、長毛で豊富な被毛をしています。アンダーコートは綿毛のようにふわふわで柔らかい毛質です。

抜け毛はかなり多いので、ブラッシングは毎日行うようにしましょう。
特に季節の変わり目の換毛期は、ブラシで抜け毛をこまめに取り除く必要があります。

ブラッシングにはたてがみのような被毛を綺麗に保つ効果があり、また皮膚炎などの病気の予防にもなるので、怠らずに行うようにしてくださいね。

毛玉もできやすいので、スリッカーブラシやコームを使い丁寧に取り除いてあげてください。

また、キースホンドは臭いがほとんどしないので、シャンプーはスケジュールを決めて行うとよいでしょう。

キースホンドのかかりやすい病気

キースホンド

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キースホンドは豊富な被毛により寒さに強く、その分暑さに弱いです。
熱中症には十分に注意が必要ですよ。

他に気を付けるべき病気として、てんかんやフェロー四徴症、股関節形成不全、また被毛により皮膚が蒸れると皮膚炎が発症する恐れもあります。

それぞれの病気について、症状や予防法などを詳しく見ていきましょう。

てんかん

てんかんとは、全身のけいれんや意識障害などを症状とする脳疾患のことで、ワンちゃんにおいて最も一般的な発作のひとつです。
6ヶ月~3歳の間に初めて起こることが多いといわれています。

発作の前兆として、落ち着きがなくなる、よだれが垂れる、チューインガムをかじるように口をくちゃくちゃさせるなどが見られ、手足や顔面の一部あるいは全身に痙攣を起こしたり、意識を消失したりするようになります。

発作が起こると数秒から数分にかけて意識がなくなることもありますが、その後は何事もなかったように過ごします。

重度だと、短い間隔で発作を繰り返すようになったり、長く続く発作が起きたりすることもあるようです。

発作の発症中は、ワンちゃんが高いところから落ちたり壁などに強くぶつかったりなどが起きないよう慌てずに注意するようにしてください。また、発作中には尿や便をもらしてしまうこともあります。

治療では、発作を引き起こす疾患は他にもあるため、血液検査やレントゲン検査など、あらゆる検査を行いまずは鑑別をします。

てんかんだと確認後、薬の投与で発作を抑えることが主な治療となるようです。

てんかん発作は原因不明のため、発症を完全に防ぐことは難しいといわれています。ただ、ストレスなどの精神的な問題や天候などの環境が原因となり発作が発症することもあるので、負担をかけないように注意して生活するようにしてください。

ファロー四徴症

ファロー四徴症とは先天的心疾患のひとつで、心臓の大動脈の位置が正常の位置よりずれてしまい、心室中隔の上に乗ってしまう状態のことです。

心臓は血液を全身に送り出すポンプの役割を担っていますが、心臓の構造に異常が生じることで、ポンプが機能しなくなり、血液循環不全を引き起こします。

一般的な症状としては運動を嫌がるようになる、咳が出る、呼吸困難になる、失神などを示しますが、全く症状を示さない場合から危篤状態を示すものまで幅広くあります。

その程度によって治療は異なり、中には治療が必要ない場合もあるようです。治療を行う場合は、投薬による内科的治療と手術を行う外科的治療があります。

先天的のため予防をすることはできませんが、生後すぐの検診をしっかりと受けるようにしましょう。

股関節形成不全

股関節形成不全とは、股関節が発育の段階で形態的な異常を起こし、次のような様々な症状を引き起こす病気です。

  • 横座りをする
  • 腰を振るような歩き方をする
  • 立ち上がるのに時間がかかる
  • 運動を嫌がる
  • 左右の後ろ足の感覚が狭くなる

一般的には両側の股関節で発症しますが、中には片側のみで見られる場合もあります。
生後4~12ヶ月頃に確認されることが多いといわれていますが、2~3歳になってから発症することもあるようです。

治療は鎮痛剤やレーザー治療などの内科的な治療と、手術を伴う外科的な治療があります。手術を行う場合は麻酔のリスクや手術後のケア方法、費用などについてかかりつけの動物病院によく相談をしながら行うことになります。

子犬の頃に過剰に栄養を与えることが原因となるといわれているので、栄養管理はしっかり行うようにしましょう。また、肥満は症状を悪化させてしまうため、体重の管理も大切です。

日常生活でも、過度な運動は避けるようにし、フローリングなどの滑りやすい床を避ける、足の裏の毛を短くカットするなど、気を配るようにしましょう。

アレルギー性皮膚炎

アレルギー性皮膚炎は原因によって以下の種類に分けられています。

吸引性アレルギー

ハウスダスト、カビ、花粉などにより発症

食事性アレルギー

アレルゲンとなる食べ物を摂取することで発症

ノミアレルギー

ノミが皮膚に寄生し吸血することで発症

接触性アレルギー

身の回りにある様々なものがアレルゲンとなり、接触すると発症

皮膚を痒がり、体を舐めたり噛んだりといった行動をするようになります。
症状が進行すると皮膚に赤みが出たり脱毛したりし、細菌が二次感染することで症状が悪化するようになります。

治療は、アレルギー検査などを行ってまずは原因となるものを特定し、その後アレルゲンを除去しながら薬を投与し皮膚の治療を行っていくことになります。

他にもアレルギーの原因となる物質を少量体内に入れ、アレルゲンに慣れさせるという治療法もあります。この方法は費用や時間がかかってしまうので、かかりつけの病院と相談しながら行うことになります。

飼い主の日々の観察が早期発見に繋がるので、日頃の被毛のケアの際には体のチェックもしっかり行うようにしましょう。

キースホンドをお迎えしよう!

キースホンド

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ブリーダーからお迎えするメリット

①健康的で社交性の高い子犬を迎えやすい

十分に衛生管理がなされているブリーダーのもとで生まれ育った健康的な子犬を探すことができます。

また、他にも子犬がいる環境で生まれ育っているため、社会性が身に付いた状態で迎えやすくなります。

さらに、基本的なしつけを受けていたり、適切な血統管理がなされていたりするケースが多いです。

②購入後のサポートも安心できる

子犬の見学を通してブリーダーの顔がわかり、信頼関係を築くことができます。
子犬の購入後も分からないことがあれば質問しやすくなり、安心してサポートを受けられます。

③購入金額を抑えられる

流通の中間マージンがかからないため、ペットショップから購入する場合にくらべて子犬の購入金額は安くなります。

キースホンドの子犬をブリーダーからお迎えしたい方は、こちらのボタンから最新情報をチェック!優良ブリーダー情報も詳しく掲載しています。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。