日本テリア

日本テリアは超短毛の希少犬!抜け毛は少ない?性格や寿命などをご紹介

日本原産で唯一のテリア種、日本テリアをご存知でしょうか?とても短い被毛と、顔と体のカラーが異なることが大きな特徴です。日本犬とはいえ国内の飼育頭数がとても少ないので、実物を見たことがある方は少ないかもしれません。今回はそんな日本テリアの飼い方や性格などをご紹介します。

日本テリア

photo by 著作権者:Pleple2000さん、ライセンス:CC by-sa Pleple2000

日本テリアってどんな犬?

日本テリアの基本データ

日本テリアの大きさ30~33cm
日本テリアの体重2~4kg
平均寿命12~14年
原産国日本

日本テリアの歴史

日本テリアは、17~18世紀頃に日本にやってきた短毛のテリア犬と、日本国内にいた小型犬の交配によって生まれたと言われています。
当時ヨーロッパで人気を博していた「スムースフォックステリア」とよく似ているので、交配上で関係があったと推測されます。

19世紀後半、芸妓遊びがとても気に入り米国から通っていた大財閥モルガン家の息子、ジョージ・モルガン氏が正妻として迎えた「お雪」の愛犬が日本テリアであったことから、認知されるようになりました。

その後昭和初期になると抱き犬として人気になり、1920年頃から繁殖されるようになりました。
1930年以降には日本テリアブームが起こりましたが、太平洋戦争や2度に渡る世界大戦により数が激減してしまいます。戦後は洋犬のブームが起きたので、日本原産の犬種である日本テリアは人気を回復させることができず、その頭数を増やすことはできませんでした。

FCI国際畜犬連盟には「Japanese Terria」として登録されていますが、海外での知名度も高くはありません。
現状日本での飼育頭数も少なく、絶滅の可能性が危ぶまれている大変希少な犬種です。

日本テリアの性格

日本テリアは、活動的溌剌(はつらつ)とした明るい性格をしています。

「テリア気質」は弱く、テリア犬の中では比較的穏やかですが、警戒心が強く油断することが少ないため、番犬にも向いている犬種です。ただ、知らない人や犬に対して、また新しい場所などでは臆病になることも。とは言え、基本的に無駄吠えをすることはないようです。

他の洋犬などと比べ分かりやすい愛情表現をすることは少ないですが、飼い主には愛情深く接します。
飼い主の機嫌や雰囲気を察することのできる賢さを持っており、リラックスをしているときに甘えてきたり構ってもらおうとしてきたりします。

日本テリアの飼い方としつけのポイント

運動量は比較的少なくしつけやすい犬種なので、日本テリアは飼いやすい犬種だと言えます。温度調整などの気を付けるポイントも含め、事前に飼い方を知っておきましょう。

日本テリアの飼い方は?寒さには弱いので注意

飼育環境と特徴

日本テリアは寒さに非常に弱いので、室内飼いが必須です。
秋冬にはヒーターなどで防寒対策をしっかり行うようにし、日中は日向ぼっこのできる暖かい場所にいさせてあげるようにしましょう。寒がるときには衣服を着せることも効果的です。

子犬の頃や飼い始めてすぐは、まずは環境に慣れてもらうことが大切になります。なるべく人通りの少ない静かな場所に寝床を用意しましょう。

「抱き犬」として改良されてきた犬種なので、テリア種の中でも飼いやすい方だとされています。
大人しくしつけがしやすいので、小さなお子様のいるご家庭にもおすすめです。
小型犬で被毛も短いため最低限の運動量やお手入れで済み、シニアの方や初心者の方でも飼いやすいと言えるでしょう。

ひとりで遊ぶことや留守番も苦になりませんが、人と触れ合うことが好きなので、一緒にたくさん遊んであげると喜びますよ。

また、非常に綺麗好きのようです。
一度トイレをすると、もうその同じ場所にはトイレをしないほどです。そのため、使用したトイレシートはすぐに交換するようにしましょう。
お部屋の中も、掃除を怠らないようにしてくださいね。

散歩と運動量

散歩は1回30分程度で、1日2回連れていきましょう。
活発な性格なので、その他にもボール遊びなどの遊びを取り入れてあげると喜んでくれるはずです。

やや太りやすい傾向があるようです。肥満は様々な疾患を引き起こす可能性があるので、そうならないために適度な運動を取り入れるようにしてください。

冬の寒い日などは散歩時間を短くするか、無理に散歩に連れて行かずに室内での遊びを増やしてあげるようにしましょう。

しつけは厳しく叱らないこと!

しつけは、良いことと悪いことをはっきりと示しながら行ってください。気の弱い面があるので、悪いことを示すときも、厳しく叱ったりはしないようにしましょう。

おもちゃ遊びをするタイミングや、室内での入ってはいけない部屋など、ルールを明確に定めることがおすすめです。

賢い犬種なので、一貫したしつけを継続すると基本的なことは覚えてくれるでしょう。
飼い主が何を求めているのか察することができるので、「〇〇を持ってきて!」といった言葉も、行動とセットで覚えることができるようです。

また、警戒心が強いので、来訪者などの見知らぬ人には吠えることがあります。
クレート内で大人しく待てるようしつけておきましょう。

クレートトレーニングでは、無理に閉じ込めようとするのではなく、クレート内は安心できる場所だと認識させることが大切です。

警戒心を和らげるために、子犬の頃からいろんな人や動物と触れ合う機会を作ってあげるようにしましょう。早い段階から社会性を身につけさせることができると、吠えることも少なくなるはずです。

被毛や毛色について

毛色

日本テリアは、頭部と体でカラーが違うのが大きな特徴のひとつです。
基本的なカラーは以下の通りです。

頭部

・ブラック
・タン(黄褐色)
・ホワイト

ベースはホワイトです。
以下のカラーが斑点やポイントで入る場合があります。
・ブラック
・タン

被毛の特徴とお手入れについて

被毛は2mm前後でとても短いので、お手入れが非常に楽な犬種です。ツヤがあり、肌触りはビロードのように滑らかだと言われています。

季節の変わり目などは抜け毛が増えますが、毛が短いため狭い隙間などに入り込んでしまいます。室内飼いの場合は、部屋の掃除に手間がかかるようになることを理解しておきましょう。

頻繁にブラッシングをすると皮膚が痛んでしまうので、3日に1回程度行うようにしましょう。
その際、柔らかいブラシを選ぶようにしてください。
ブラッシングはマッサージ効果もあるので、正しく行うと皮膚病の予防にもつながります。

シャンプーは2週間に1度程度してあげましょう。
シャンプー後は体が冷えないようしっかり乾かしてあげてください。被毛が短いので、ドライヤーもさほど時間がかからずに行えるはずです。

散歩のあとなどの汚れが気になる際は、ぬるま湯で湿らせたタオルで優しく体を拭いてあげましょう。
特に足は傷やダニなどがつきやすいので、清潔に保てるようにしてくださいね。

爪切りや歯磨きは他の犬種と同様に定期的に行ってください。
耳掃除は湿らせた綿棒で優しく行いましょう。

日本テリアのかかりやすい病気

日本テリア

photo by 著作権者:Pablo Penaさん、ライセンス:CC by-sa Pablo Pena

希少な犬種なので、かかりやすい病気のデータが十分に取れていないのが現状です。

日本テリアは繁殖の基礎となる犬の系統数が少なくなっているので、近親交配によって個体数を増やしています。
そのため、遺伝性の疾患が起きやすいというリスクが潜んでいます。
日頃より健康管理をしっかりし、まめに健康診断を受けるようにしましょう。

ここでは一般的な小型犬に見られやすい関節の病気、目の病気について紹介します。

関節の病気

肘関節形成不全

前腕部と上腕部を連結している肘の関節に異常が生じ、かみ合わせが悪くなる病気です。
大型犬によく見られると言われていますが、日本テリアは華奢な体をしているため、関節に負担がかかりやすいです。

遺伝性の場合もありますが、骨の成長期に過度な運動をしたり、体重の急激な増加によってストレスが掛かったりすると発症します。

症状として、以下のような点が見られるようになります。

  • 歩き方が変になる
  • 座っている時間が長くなる
  • 運動を嫌がる
  • 片方の前足に体重を掛けなくなる
  • 歩行中頭が上下に揺れる
  • 前足の形が変形する

症状が現れ始めるのは生後4ヶ月から10ヶ月の間のようです。幼齢期には特に十分注意をしましょう。

予防策として、日頃より肥満にならないよう体重管理をしっかり行い、食事量や栄養バランスに気を付けるようにしてください。また、過度な運動はさせないようにしましょう。

レッグペルテス症

大腿骨頭壊死症とも呼ばれます。
後肢にある大腿骨頭への血液の量が不足し、骨頭が壊死することで起こります。
両足で起こる場合もありますが、多くは片足に起こります。
小型犬の1歳以下の成長期に発症しやすいようです。

原因は明確になっていないようなので、ワンちゃんの脚や関節に負担となるようなことは控えるようにしてください。

症状として、痛みのため足をあげたままの状態になったり、地面に足を着けないような歩き方をするようになったりします。

発症の原因が不明な病気なので、予防することも難しいです。少しでも異常が見られたら、早急に病院に連れていくようにしましょう。

目の病気

水晶体脱臼

水晶体を眼球の中で支えているチン氏帯という組織が断裂することで、水晶体が正常な位置から外れてしまう状態を水晶体脱臼と呼びます。
水晶体が眼内の前方に外れた場合を「前方脱臼」、後方に外れた場合を「後方脱臼」といいますが、ワンちゃんの水晶体脱臼の多くは「後方脱臼」です。

遺伝性の病気としてテリア種全般でよく見られるので、日本テリアも発症の恐れがあると考えられます。
眼球構造の奇形や発育不全が原因となっているようです。

水晶体脱臼のみの場合は特に症状を示さないこともありますが、眼球内の腫瘍やぶどう膜炎、白内障、緑内障が続発する可能性があるので注意が必要です。
これらの目の病気が続発してしまうと、激しい目の痛みや充血が見られたり、視力が低下して失明したりすることもあります。

遺伝性の場合は発症の予防が難しくなりますが、早期発見によって緑内障などの続発を防ぐことができますので、健康診断時など定期的に目のチェックをしてもらいましょう。
日頃のチェックでは、ワンちゃんの目の色や開き方、見えにくそうにしていないかどうかを見るようにしてください。

白内障

白内障とは、水晶体の一部あるいは全部が何らかの原因により白く濁ってしまう病気です。
加齢とともに発症する「老年性白内障」と若齢のうちに発症する「若年性白内障」などがあります。老年性白内障は加齢が原因となりますが、若年性白内障は遺伝的な素因があると言われています。

白内障が進行すると、水晶体の白濁が強くなり、視覚障害が現れます。
視覚障害が起こると、以下のような行動異常が見られるようになります。

  • 柱や壁によくぶつかる
  • 段差につまずく
  • 階段の昇り降りを嫌がる
  • 暗いところを嫌がる
  • ちょっとした物音に驚くようになる

黒目部分が白くなっていないか、視覚障害による異常行動を起こしていないかなど、日常生活の中でも気を付けてチェックするようにしましょう。

緑内障

緑内障とは、眼球の中にある「房水」と呼ばれる透明な液体の流れが阻害され、眼圧が高くなってしまい様々な症状を引き起こす病気です。

正常では眼球内の房水の量は一定に保たれています。しかし遺伝的な形態の異常や外傷、腫瘍など目の疾患によって房水の流出量が減少してしまい、眼球内に過剰に貯留してしまうため眼圧が上昇します。
そうなると、上強膜の充血や瞳孔の散大、角膜が白く濁るなどの症状が起こります。

こうして視覚障害が起こるようになると、以下の症状が起こるようになります。

  • 柱や壁によくぶつかる
  • 段差につまずく
  • 階段の昇り降りを嫌がる
  • 目をしょぼしょぼさせる
  • 目を細める、開けられなくなる
  • 涙が増える

失明に至ることのある怖い病気です。初期症状の段階では治療ができる場合があるので、早期発見できるよう心掛けましょう。

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