日本スピッツ

真っ白の毛が美しい日本スピッツ!魅力や歴史、飼い方は?犬種の性格・毛色・子犬の安い地域などもご紹介

日本スピッツ

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国内・海外ともに根強い人気の日本スピッツ。真っ白の被毛に黒い目と鼻のコントラストがとても美しい犬種です。そんな日本スピッツに興味のある方、これから子犬を飼いたいという方に犬種の魅力や歴史、飼い方の注意点、性格などをご紹介します。毛色や子犬の安い地域についても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

日本スピッツってどんな犬?

日本スピッツ

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日本スピッツの魅力

  • 純白の被毛が美しい
  • 感情表現が豊か
  • 頭がいい

純白の被毛が華やかで美しい日本スピッツ。スピッツ(Spitz)はドイツ語で「尖っている」を意味し、その名の通り尖った口と耳が印象的です。ふさふさの尻尾を背中に背負い、きれいな被毛を揺らしながら優雅に歩く姿には思わず魅了されます。

また、日本スピッツは感情表現の豊かさや頭の良さなど、犬種の性質そのものが魅力的です。信頼関係を築いていくうちに、表情やジェスチャーなど、からだ全体で感情を表現するようになります。物分かりが良く頭が冴えているため、トレーニングもしやすい犬種です。

日本スピッツは明るく活発な性格で、いつでも家族に元気を与えてくれるようなムードメーカーになってくれるでしょう。

日本スピッツの歴史

日本スピッツの祖先が日本に入ってきたのは1920年代。カナダ、中国東北部(旧満州)、ヨーロッパなど複数のルートから渡来した、大型のジャーマンスピッツだといわれています。日本スピッツは複数のジャーマンスピッツを繰り返し繁殖(選択育種)して、ひとつの犬種として統一されました。

戦争が終わった1945年、国内で犬を見かけることは稀でしたが、生き残った数少ない日本犬の繁殖が行われ、少しずつ個体数を増やしていきます。中でも人気だったのが、純白の被毛が優雅な日本スピッツです。

1958年には、国内で飼育頭数がトップになるほど人気になりましたが、そのブームを利用し、知識・経験がないまま繁殖を行った結果、スピッツの資質は低下します。「無駄吠えが多く騒がしい」と人気が低迷。その数年後にはポメラニアンやマルチーズといった洋犬種が注目を集めるようになり、日本スピッツブームが終息します。

そんな中でも愛犬家たちは熱心に繁殖を続け、資質の改善を目指しました。一時期はマイナスイメージの強い犬種でしたが、現在犬種の基準は「明朗かつ利口で、感覚は鋭い。喧騒であってはならない。」とされており、日本スピッツに魅了される人は多くいます。

日本スピッツの性格・性質

<3つのポイント>

  • 明るい
  • 落ち着きがある
  • 利口

日本スピッツは活発で明るい性格です。行動には落ち着きがあり、気品に溢れています。また、日本スピッツは頭が良く、理解能力の高い利口な犬種です。コミュニケーションをとっていくことで飼い主の言葉が分かるようになると、「新聞を持ってきて」といったお願いに答えることも難しくありません。

また、日本スピッツは飼い主や家族とコミュニケーションを積極的にとる犬種です。他のワンちゃんとも仲良くできるフレンドリーな性格のため、多頭飼いも問題ないでしょう。中には来客や道端で会う人に対して警戒心を抱く子もいますが、幼い頃からいろいろな人・ワンちゃんと触れ合うことで免疫がついてき、友好的な性質を伸ばすことができます。

日本スピッツの改良前は、番犬に向いているほど警戒心が強く吠えることの多い犬種でした。現在は穏やかな性格の子が多く、幼い頃からのしつけやコミュニケーションにより、素晴らしい伴侶犬として成長していくでしょう。

日本スピッツの飼い方の注意点

日本スピッツ

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日本スピッツは被毛が長く毛の量も多いため暑さが苦手です。祖先に北国の犬種がいることから、寒さには対応できるといいます。暑い夏場は23~26℃の間で調整し、エアコンで温度管理を行いましょう。家の人が誰もいないときでもエアコンをつけるようにしてください。

また、日本スピッツは被毛が多いわりに体臭が少ないです。しかし長い被毛が汚れたり、皮膚トラブルが起こったりすると体臭の原因となります。日本スピッツは神経質な一面もあるため、ゲージの中や家の中、絨毯やワンちゃん用の毛布など、環境を清潔に整え、体を清潔に保つようにしましょう。

日本スピッツのお手入れ

日常では、毛並みを細かく整えるコーミングを行いましょう。
日本スピッツは、硬く太い上毛(オーバーコート)と、換毛期に抜け落ちる下毛(アンダーコート)で構成されたダブルコートの被毛です。春~夏、秋~冬にかけては下毛が抜け落ちるため、抜け毛を取り除くようにコーミングします。

シャンプーは白い毛に汚れが目立つときに行いましょう。1ヵ月半に1回が目安です。長い被毛はドライヤーで乾かしましょう。その際、ドライヤーは高温で当ててはいけません。綺麗な白い毛が変色してしまう恐れもあるため、必ず低温で行ってください。耳の汚れチェックと、爪切りも定期的に行いましょう。

日本スピッツにまつわる噂

★日本スピッツは無駄吠えが多いって本当?

終戦後の日本スピッツブームで頻繁に繁殖が行われた時代は、「高い声で吠える」「落ち着きがなく騒がしい」などといわれていました。よく吠え、中には噛む子もいたといいます。
しかし現在では、こうした日本スピッツは少なく、もともとは賢い犬種のためきちんとしつけを行うことで、無駄吠えや無駄噛みの心配ほとんどないといえます。

★日本スピッツは1日中騒ぎまわるヤンチャな犬って本当?

日本スピッツはとても活発で、遊ぶのが大好きな犬種です。散歩の量が足りていないと体力を持て余してしまい、ヤンチャな行動をする子もいるかもしれません。
毎日2回、30分程の散歩を行い、定期的にドッグランなどの広い場所で思い切り走り回らせてあげるといいでしょう。

★日本スピッツは日本犬ではないって本当?

日本スピッツは海外から渡来した犬種を日本で作出・固定した犬種であり、もともと日本に生息していた日本犬(地犬)ではありません。
日本原産の犬種ではありますが、洋犬の血も混ざっています。とはいえ、賢い頭脳や従順な性格、温和で上品なところは日本犬を思わせるものがあるでしょう。

日本スピッツをお迎えしよう!

日本スピッツ

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日本スピッツの基本データ

日本スピッツの大きさ30~37cm
日本スピッツの体重5~10kg
平均寿命12年以上
原産国日本

日本スピッツの人気カラー

  • 純白

先祖のジャーマンスピッツには黒やブラウンなどの毛色もありますが、日本スピッツの毛色は純白のみ。真っ白で長い被毛は綿菓子のようにボリュームがあり、歩くたびにふわふわと揺れる様子がとても優雅です。

ミックス犬ってどう?

純血種同士を交配させて生まれるミックス犬。容姿や性格など、どんな子が生まれてくるのか未知なところがミックス犬の魅力です。日本スピッツのミックス犬にはどんな子がいるのかご紹介します。

日本スピッツ×シェットランドシープドック

シェルティの愛称で知られるシェットランドシープドックとのミックス犬は、ペットショップでも見かけることがあります。ふさふさの被毛、30㎝前後の大きさ、シャープな顔立ちなど、日本スピッツと似ているところもいくつか。
感情表現が豊かで飼い主に従順なところは両犬種で共通しており、活発で明るく、飼い主が大好きな子が多いようです。シェルティとのミックスすることで毛色のバリエーションも豊富になります。

日本スピッツ×ポメラニアン

日本スピッツと同じく、ジャーマンスピッツを先祖に持つポメラニアンとのミックス。外見はほぼ日本スピッツで、「小柄な日本スピッツ」といわれることも。
ポメラニアンと日本スピッツのミックスですから、性格はとても明るく活発です。日本スピッツの性格に甘さをプラスしたような感じで、飼い主にベッタリなときもあるとか。固体差はありますが、ポメラニアンに似て音や衝撃に敏感で、気が小さい一面も見られるようです。スピッツ系の犬好きにはたまらないミックスなのでは。

日本スピッツその他の特徴

日本スピッツの子犬はふわふわでコロコロとしていて、ぬいぐるみのようなキュート過ぎる見た目がたまりません。そんな日本スピッツの子犬をこれから飼うという人は、事前に子犬選びのポイントを確認しておきましょう。

  • 目と鼻が真っ黒
  • 被毛(上毛)が真っすぐ伸びている

上記の2点は必ずチェックしたいポイントです。上記に合わせて親犬の性格や遺伝性の病気、今の飼育環境なども考慮しながら子犬を選ぶことをおすすめします。

女の子と男の子どちらが人気?

女の子・・・54%、男の子・・・46%

ブリーダーナビの犬種別検索数より

ブリーダーナビによると、女の子の方がやや人気があるようです。日本スピッツは性別に限らず活発でやんちゃな一面がありますが、女の子の方が落ち着きがあり、穏やかだといわれています。男の子はより活発で元気があり、甘えん坊な子が多いようです。

子犬を選ぶ際には、性別で異なる性格の特徴も参考にしてみてください。

ブリーダーからお迎え!日本スピッツの子犬が安い地域トップ3

日本スピッツ

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1位長崎県13万3,714円
2位埼玉県13万8,666円
3位千葉県18万7,120円
全国平均16万8,150円

ブリーダーナビしらべ

純血種の登録などを行う愛犬団体、ジャパンケネルクラブ(JKC)が毎年公開している犬種別犬籍登録頭数によると、2000年に1,562頭だった日本スピッツは、2017年には934頭と減少。ただ、日本原産の犬種だけで見れば柴犬に次いで2番目に多い数値であり、日本原産の犬の中でも人気があることが分かります。

そのため国内には日本スピッツの繁殖に取り組むブリーダーも多く、1位の長崎県と2位の埼玉県では全国平均価格よりも3万円程安い価格で子犬を販売しています。ぜひ、ランキングも参考に子犬を探してみてください。