グレートピレニーズ

超大型犬!グレートピレニーズの歴史や魅力とは?犬種の性格・毛色・子犬の安い地域などもご紹介

グレートピレニーズ

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超大型犬のグレートピレニーズ。街で見かけた際には、思わず目で追ってしまう圧倒的な存在感を放ちます。国内ではあまり見かけることが少ない犬種ですが、モフモフで可愛いグレートピレニーズに憧れを抱いている人は多いでしょう。グレートピレニーズの歴史や魅力、性格や毛色の種類、子犬の安い地域などをご紹介します。

グレートピレニーズってどんな犬?

グレートピレニーズの魅力

  • 穏やかな表情が癒される
  • 堂々としていて優雅
  • 子供に優しい
  • 愛情深い

優し気で穏やかな表情が癒されるグレートピレニーズ。白熊のようなモフモフとした風貌が印象的ですが、実は毛色のバリエーションもあるおしゃれな犬種です。
大きな体は丈夫でいてしなやかな柔軟性があります。重量の割に軽快なフットワークで、その姿はとても堂々として優雅です。

超大型犬で広い飼育環境が必要なことや、頑固で自分の意志が強いグレートピレニーズは、決して飼育が簡単な犬種ではありません。しかし、子供に優しく家族に対して愛情深い性格であることや、「可愛い!」「抱きつきたい!」と誰もが思う魅力的な容姿であることから大変人気の高い犬種です。

グレートピレニーズの歴史

グレートピレニーズの祖先は、アジアに生息していた超大型犬のチベタン・マスティフといわれています。チベタン・マスティフは紀元前1800年~1000年頃にヨーロッパに持ち込まれ、フランスとスペインにまたがるピレネー山脈に辿り着きました。
グレートピレニーズは長い間、ピレネー山脈という限られた地域で繁殖を続けてきたため、祖先犬の超大型な体を受け継いだといわれています。

やがてグレートピレニーズは、狼やその他の捕食者から羊を守る牧羊犬として活躍。
グレートピレニーズの優秀な評判が広まり、17世紀には護衛犬としてフランスの宮廷に迎えられます。国王ルイ14世やマリー・アントワネットが気に入り、フランスの王室犬にもなりました。

捕食動物の減少により護衛犬としての活躍の場が減ると、一時は絶滅寸前までにグレートピレニーズの個体数も減少。絶滅の危機を恐れた愛犬家達によって、わずかにピレニー山脈に残っていた良質な血筋のグレートピレニーズを基礎として、懸命な繁殖が行われました。

1885年に世界的愛犬団体のイギリスケネルクラブに登録され、その後世界各国に広まり、ジャパンケネルクラブには1961年に登録されています。

グレートピレニーズの性格・性質

<3つのポイント>

  • 防衛意識と警戒心が強い
  • 独立している
  • 穏やか

グレートピレニーズは狼から羊を守るために働いてきた牧羊犬のため、防衛意識と群に対する意識の高さが重要とされています。それゆえ自分のテリトリーを守る意識が強く、来客時や散歩中に見知らぬ人に対して警戒心を抱き、唸ったり吠えたりすることもあります。

さらにグレートピレニーズは、自分で判断して行動することを好む独立した犬種です。そのため強要するような力で押さえつけるしつけは嫌がります。頑固なところがあるため、成犬になってからあれこれ教え込むのは大変です。子犬の頃からきちんと主従関係を築くことが重要となります。

やや扱いにくい一面を持つグレートピレニーズですが、普段はとても穏やかな性格です。小さな子供とも上手に遊び、家族に対しても深い愛情を抱きます。

その他、頑丈で大きな体を持つグレートピレニーズはエネルギーがあり遊び好きでもあるため、毎日充分に運動をする必要があります。1日2回、1回60程度の散歩に加え、生活環境には広々とした庭や遊びスペースが必要です。

グレートピレニーズの飼い方の注意点

グレートピレニーズはもともと寒い山岳地帯に生息していた犬種のため、暑さに弱いです。夏場は熱い時間の散歩を避け、15~21℃に保たれた室内で飼育しましょう。

また、夏場は熱中症対策のためにもトリミングを行い、被毛をさっぱり整えてあげる必要があります。その際注意が必要なのは、トリミングサロンが対応してくれるかどうかの確認を行うことです。グレートピレニーズは超大型犬のため、サロンによっては断られる場合もありますので、事前確認を行いましょう。

その他、グレートピレニーズは体が大きく、飼い主や家族に対してじゃれ合いの一環で飛びついてくることがあります。子供とも仲良く遊んでくれる優しい犬種ですが、ワンちゃんの重さを受け止めきれない子供に飛び掛かってしまうと危険なため、大人がきちんと管理するようにしましょう。

グレートピレニーズのお手入れ

グレートピレニーズの被毛は、オーバーコート(上層)とアンダーコート(下層)の2層になって生えているダブルコートです。ダブルコートの犬種は春~夏、秋~冬にかけてアンダーコートが生え変わる換毛期があります。そのため、換毛期は念入りにブラッシングを行い、被毛を整えてあげましょう。

被毛は汚れにくく絡まりにくいため、扱いにくい毛質ではありませんが、丁寧に手をかけてあげる必要があります。ブラッシングは週に1度念入りに行い、皮膚病を予防するためにシャンプーは月に1度のペースで行いましょう。

グレートピレニーズにまつわる噂

★グレートピレニーズはヨダレが多いって本当?

グレートピレニーズはヨダレが多いです。幼い頃からヨダレかけに慣らしておくとお手入れが楽でしょう。
ただ、中にはヨダレかけを嫌がる子もいます。ヨダレかけをしても口の下がゴワゴワになってしまう程の量のため、嫌がる場合は無理にヨダレかけをしなくてもいいでしょう。

★グレートピレニーズの幼い時期は気性が荒いって本当?

グレートピレニーズは長い被毛を揺らしながらゆったりと歩行する優雅な様子が魅力的ですが、穏やかで落ち着いた様子を見られるのは、成犬になってからのようです。

その子の性質や親犬の性格などによっても個体差はありますが、幼い時期はやんちゃで気性が荒いことも珍しくはありません。幼い頃から褒美を上手に使ってしっかりしつけを行うことで、成犬になる頃には穏やかに落ち着いてくるでしょう。

★グレートピレニーズは国によって呼び名が異なるって本当?

「グレートピレニーズ」という犬種名は主にアメリカや日本で使われている名前です。原産国のフランスでは「ルシアンドゥモンターニュデピレネー」「ルシアンデピレネー
」と呼ばれており、イギリスやヨーロッパ諸国では「ピレニアンマウンテンドッグ」と呼ばれています。

グレートピレニーズをお迎えしよう!

グレートピレニーズ

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グレートピレニーズの基本データ

グレートピレニーズの大きさオス:70~80㎝、メス:65~75㎝
グレートピレニーズの体重オス:50~54kg、メス:36~41kg
平均寿命10~12歳
原産国フランス

グレートピレニーズの人気カラー

  • グレー
  • 薄いイエロー
  • ウルフカラー
  • 白×オレンジ

グレートピレニーズというと白い毛色が印象的な犬種ですが、アナグマ色ともいわれるグレーや、薄いイエロー、黒の差し色が入ったウルフカラー、耳や頭部、尾の付け根にオレンジの斑がある白い毛色もあります。
意外とバリエーションが多く、子犬を飼う際には毛色選びも楽しめる犬種です。

ミックス犬ってどう?

純血種同士を交配させたミックス犬は、親犬の性格・性質を受け継ぐことになるため、2種類の犬種を楽しめることになります。また、2種類の犬種が混ざった個性的な容姿は、ミックス犬ならではの魅力です。
ミックス犬は同じくらいの体の大きさの犬種と交配されることが多いのですが、超大型犬のグレートピレニーズはどんな犬種とミックスされているのでしょうか?可愛い子が生まれそうな、気になるミックス犬を見つけたのでご紹介します!

グレートピレニーズ×バーニーズマウンテン

共にマスティフ系の祖先を持ち、体が大きく長毛であることや、子供や家族に優しく自分のテリトリーを大事にするところ、穏やかでマイペースなところや、寒冷地育ちで暑さに弱いところなど、両犬種には共通点がたくさんあります。
性格や性質が似ていることからミックスされていることも多く、グレートピレニーズ好きであれば気に入ること間違いなしです。

このミックス犬の楽しみといえば、3色のトライカラー1パターンのみのバーニーズマウンテンの毛色が生まれるかもしれないこと。グレートピレニーズにはない毛色のため新鮮です。

グレートピレニーズその他の特徴

グレートピレニーズの後ろ足には、黒っぽい爪のような「狼爪(ろうそう)」があります。通常、ワンちゃんの指は4本ですが、5本目の指といわれているのがこの狼爪です。
進化する過程で退化していったものなのですが、山岳を歩くグレートピレニーズの場合は、地面にグリップをきかせるためにも必要なものとされています。

愛犬に狼爪がある場合、一般的には負担にならないように切除されるものですが、グレートピレニーズは切除されていない子がほとんどです。

狼爪は伸ばしておくと引っかかりやすく、食い込んで歩行の負担となることもあるため、定期的にカットする必要があります。自分でケアできない場合は、獣医さんやトリマーさんに定期的にカットしてもらうようにしましょう。

家庭犬の場合は切除する場合もありますが、グレートピレニーズは狼爪が切除されるとスタンダードから外れてしまうため、ショーでは失格になってしまいます。

女の子、男の子、どっちが人気?

女の子・・・47%、男の子・・・53%

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性別ごとの人気に大差はありませんが、やや男の子の方が人気のようです。
グレートピレニーズは女の子の方が体が一回り小さく、メスならではの落ち着きと母性があります。男の子は女の子に比べてやんちゃで活発なようです。

性格には個体差があるため、性別にこだわらずその子とのフィーリングを大事にしながら、子犬選びを進めてみてください。

ブリーダーからお迎え!グレートピレニーズの子犬が安い地域トップ3

1位茨城県13万1,200円
2位長崎県13万3,450円
3位香川県14万4,000円
全国平均21万9,343円

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グレートピレニーズの国内飼育頭数はそこまで多くなく、ペットショップではあまり見かけることがないため、子犬はブリーダーからの購入が基本となります。

全国平均は21万円台に対して、ランキング上位3位は15万円以内で購入できるようです。子犬を探す際にはぜひ上記の安い地域も参考にしてみてください。