ジャイアントシュナウザー

高い作業能力!ジャイアントシュナウザーの性格や飼い方、価格などをご紹介

シュナウザーの中で最も大きな体をしているジャイアントシュナウザーは、日本ではまだまだ珍しい犬種です。そのため、情報も少なく、飼育を検討している方は不安に感じることもあるでしょう。そこで本記事では、ジャイアントシュナウザーの基本情報や飼い方、かかりやすい病気、ブリーダーから購入する場合の価格などをご紹介します。

ジャイアントシュナウザー

photo by pohjakroon

ジャイアントシュナウザーの基本データ

ジャイアントシュナウザーの大きさ60~70cm
ジャイアントシュナウザーの体重29~41kg
平均寿命10年以上
原産国ドイツ

ジャイアントシュナウザーの歴史

ジャイアントシュナウザーを含むシュナウザー種には、「ジャイアント」「スタンダード」「ミニチュア」の3タイプが存在しています。その中で最も古い歴史を持っているのがスタンダードで、他の2犬種はこのスタンダードタイプから作出されたと言われています。

元となったスタンダードシュナウザーはドイツのバイエルン州にて家畜を追い立てるワンちゃんとして活躍していましたが、家畜を追うワンちゃんにしては体が小さかったため、大型化が計画されました。

そこで誕生したのが、ジャイアントシュナウザーです。この犬種は、スタンダードシュナウザーにグレートデーンやブラックプードルなどの大型犬を掛け合わせて作り出されました。さらにその後、家畜を追い立てるワンちゃんとして優秀であったブービェ・デ・フランダースとも交配し、現在のジャイアントシュナウザーが完成したのです。

1900年頃までは家畜を追うワンちゃんとして働いていましたが、活躍の場が広がり、警察犬や軍用犬、護衛犬などとして使用されるようになりました。その作業能力の高さは使役犬の中でもトップクラスで、「傑作」とも言われています。

ジャイアントシュナウザーの性格

  • 優しい
  • 聡明
  • 忠実
  • 意志が強い

力強い見た目をしているジャイアントシュナウザーですが、実はとても優しい性格をしています。気立てが良く、小さな子どもとも仲良くすることができます。その上、落ち着きと穏やかさも兼ね備えているため、ペットとしては申し分のない性格です。

また、ジャイアントシュナウザーは警察犬としても活躍できるほど聡明なワンちゃんです。物覚えも早く、理解能力に優れているため、しつけはスムーズに行えるでしょう。さらに、飼い主に忠実な性格をしていますので、主従関係さえ築くことができれば、非常に飼育しやすい子になります。

そんなジャイアントシュナウザーはとても意志が強く、一度与えられた仕事はきちんとやり通そうとします。それがどんな激務であっても耐えることができるため、使役犬としては非常に優秀です。

ジャイアントシュナウザーの飼い方としつけのポイント

ジャイアントシュナウザーは利口で穏やかな性格をしているため、一見飼いやすそうに見えます。しかし、元々家畜を追い立てるワンちゃんとして活躍していたので、運動量は多く、利口だからこそ正しいしつけが必要不可欠です。ここでは、ジャイアントシュナウザーを飼育する上で抑えておいてほしいポイントについてご紹介します。

飼い方について

活発で運動量豊富なジャイアントシュナウザー

ジャイアントシュナウザーは元々家畜を追うワンちゃんとして活躍していた活発な犬種のため、多くの運動量を必要とします。そのため、毎日1時間の散歩を朝晩2回行うことが望ましいです。なお、散歩の時間はあくまで目安ですので、愛犬の様子を見ながら調節してください。

また、散歩に加えて週に1~2回は水泳やジョギング、ドッグランなどで遊ぶ時間も設けてあげましょう。ジャイアントシュナウザーは好奇心旺盛な性格をしているため、運動方法にバリエーションを持たせてあげると喜んでくれます。

犬の飼育経験が豊富な方が好ましい

ジャイアントシュナウザーは頑固な性格をしているため、ワンちゃんを始めて飼う方はコントロールするのに少々手こずってしまうかもしれません。さらに、学習能力が高く利口なジャイアントシュナウザーには正しいしつけが必要になりますので、どちらかというと上級者向けの犬種だと言えるでしょう。

もし始めてお迎えするワンちゃんがジャイアントシュナウザーなのであれば、ドッグトレーナーやブリーダーなど、プロの力を借りて飼育することが大切です。

広い飼育スペースを確保する

ジャイアントシュナウザーは大型犬のため、広々とした生活スペースが必要です。また、多くの運動量を必要とする犬種ですので、庭付きの一戸建てで飼育することが理想とされています。さらに、ジャイアントシュナウザーは吠える声が大きいため、部屋と部屋の距離が近いマンションには不向きでしょう。

しつけについて

しつけは一貫した態度で

ジャイアントシュナウザーのしつけは一貫した態度で行うことが重要です。指示を出す飼い主が統一性のないしつけを行ってしまうと、ジャイアントシュナウザーはどれに従えばいいのか混乱してしまいます。

また、行動の正解・不正解をはっきりさせるためにも、「褒め」と「叱る」をきちんと使い分けてメリハリのあるしつけを行いましょう。

子犬の頃に社会化を行う

ジャイアントシュナウザーは警戒心が強い犬種なため、子犬の頃に行う社会化が大切になります。社会化とは様々な人や音などと触れ合わせて外の世界を勉強させることを指し、できるだけ早めに行うことが大切です。十分な社会化が行われないと、臆病で攻撃性のある子に成長してしまいますので、注意しましょう。

必ず飼い主がリーダーシップを取る

ジャイアントシュナウザーは自分で判断する力に長けているため、自らがリーダーとなって家族を統率しようとします。また、リーダーとなったジャイアントシュナウザーは飼い主の指示も聞かず、好き勝手に行動し始めますので、子犬の頃から必ず飼い主が主導権を握るようにしましょう。

ジャイアントシュナウザーの被毛・毛色について

全部で2色あるジャイアントシュナウザーの毛色

  • ブラック
  • ソルト&ペッパー

ジャイアントシュナウザーの毛色は2色あり、中でもブラックが主流とされています。ブラックは名前からも分かる通り、黒一色で構成された毛色です。力強さが前面に押し出されており、圧倒的な存在感があります。

一方、ソルト&ペッパーはグレーと白の2色で構成された毛色で、優しげな雰囲気を持ちます。また、グレーと一言に言ってもダークなものからシルバー寄りの明るいものまで存在しており、個体によって色の濃淡が異なります。

抜け毛は少ない?ジャイアントシュナウザーの被毛について

ジャイアントシュナウザーの被毛は、針金のような固いオーバーコート(上毛)と柔らかいアンダーコート(下毛)で構成されている「ダブルコート」です。

ダブルコートの犬種は抜け毛が多いことで有名ですが、ジャイアントシュナウザーは他の犬種に比べると剛毛なため、あまり毛が抜けません。とはいえ、毛がまったく抜けないわけではありませんので、定期的なブラッシングは必要です。

被毛のケア方法

抜け毛の少ないジャイアントシュナウザーですが、毛艶を維持するためにも週に2~3回はブラッシングを行いましょう。ブラッシングの際はスリッカーブラシとコームを使用し、根元からしっかりとかしてください。

また、ブラッシングだけでなく、月に1回はシャンプーをしてあげてください。シャンプーは皮膚を清潔に保つためには欠かせないお手入れです。ただ、体が大きいジャイアントシュナウザーはトリミングサロンによっては受け入れ不可となることもありますので、事前に確認しておきましょう。

カットに関しては、必ず必要というわけではありません。ですが、伸ばしたままだと衛生面に問題が出てくることもありますので、年に2~4回くらいを目安にカットしてあげると良いでしょう。

ジャイアントシュナウザーには「ストリッピング(プラッキング)」と呼ばれる特殊なトリミング方法もありますが、一般家庭で飼育する分には必要のないお手入れです。ただ、愛犬をドッグショーに出したいとお考えの方は、定期的なストリッピングを行いましょう。

ジャイアントシュナウザーがかかりやすい病気

ジャイアントシュナウザー

photo by pohjakroon

ジャイアントシュナウザーは股関節形成不全や白内障など、遺伝的にかかりやすい病気がいくつかあります。また、大型犬特有の病気にも注意しなければなりません。ここでは、ジャイアントシュナウザーを襲う病気について詳しくご紹介します。

大型犬は要注意!「股関節形成不全」

股関節形成不全とは、股関節が成長段階で異常を起こし、様々な症状を引き起こす病気です。症状の例としては、横座りする、腰を振って歩く、運動を嫌がるなどが挙げられます。

発症の原因としては遺伝的なものや、成長期の偏った栄養や運動が関係していると言われています。そのため、過度な運動を控えて、その子にあった食事管理をすれば予防できるでしょう。

治療は、鎮痛剤やレーザー療法などによる内科的治療、「骨盤 3点骨切り術」や「股関節全置換術」などの外科的治療が一般的です。

早めの治療が大切「白内障」

白内障とは、目の中でレンズの役割を担う水晶体の全体もしくは一部が白く濁ってしまう病気です。発症すると視覚障害が起こり、壁によくぶつかる、暗いところを嫌がるなどの行動が見られるようになります。また、症状が進行するにつれて水晶体の濁りが強くなるのも特徴です。

白内障は糖尿病の合併症として引き起こされることもありますが、多くは加齢が原因で発症します。そのため、愛犬がシニア期に入ったらこまめに目をチェックして早期発見に努めましょう。

治療法としては病気の進行を遅らせる点眼薬の処方、もしくは水晶体に人口レンズを入れる外科的手術が挙げられます。

垂れ耳の犬種がかかりやすい「外耳炎」

耳介から鼓膜までの道“外耳”が炎症を起こした状態を外耳炎と言います。ワンちゃんがかかりやすい病気のひとつとしても有名で、発見が遅れると慢性化しやすい厄介な病気です。

症状としては痒みや痛みが挙げられ、首を振る、後ろ足で掻くなどの仕草を頻繁に起こすようになります。発症の原因は湿気や異物、細菌、体質など様々なものがありますが、耳を清潔に保つことで予防につながります。

外耳炎にかかってしまった場合は耳道内の清浄を行い、点耳薬を使って治療を進めていきます。

脳の近くで起こる病気「髄膜炎(ずいまくえん)」

髄膜炎とはウイルスや細菌などの病原体に感染することで、髄膜が炎症を起こす病気です。発症すると、けいれん、歩き方がいつもと違う、食欲が落ちるなどの症状が見られるようになります。

髄膜炎は予防するのが難しいとされているため、日頃から愛犬の様子をしっかりと観察することが大切です。もし普段と様子が違うようであれば、動物病院を受診しましょう。
発症した場合の治療法としては、糖質コルチコイドや免疫抑制剤を投与するのが一般的だとされています。

場合によっては命を落とすこともある恐ろしい病気「尿路結石」

尿路結石とは尿に含まれる成分が結晶化し、その後腎臓や膀胱で結石となり、様々な症状を引き起こす病気です。結晶の原因となる成分によって症状や治療方法が異なり、ワンちゃんは「ストラバイト結石」になりやすいことが多い傾向があります。

ストラバイト結石は尿がアルカリ性に傾くことによって引き起こされ、発症すると頻尿、血尿、発熱、尿道閉塞(全く尿が出ない状態)などの症状が見られるようになります。

また、発症の原因としては食事の内容や飲む水の量、排尿回数の少なさが関係していると言われているため、水分をこまめに取らせる、トイレしやすい環境を作る、結晶の元となるリンやマグネシウムが少ない食事にするなどして、尿路結石を未然に防ぎましょう。

治療は、食事療法や止血剤・抗生物質の投与などが行われますが、結石の大きさや位置によっては外科手術での摘出が必要になる場合があります。

女の子と男の子どちらが人気?

女の子・・・89% 男の子・・11%

ブリーダーナビのジャイアントシュナウザー別検索数より

ジャイアントシュナウザーは女の子の方が人気なようです。ただ、性別によって性格や見た目に大きな違いはありませんので、どちらを選ぶかは飼い主次第でしょう。

ジャイアントシュナウザーをブリーダーから購入した場合の価格は?

ジャイアントシュナウザーの子犬が安い地域トップ3

1位兵庫県35万6250円
2位静岡県38万
3位
全国平均35万8889円

※記事執筆時点のデータ
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ブリーダーからお迎えするメリット

①健康的で社交性の高い子犬を迎えやすい

十分に衛生管理がなされているブリーダーのもとで生まれ育った健康的な子犬を探すことができます。また、他にも子犬がいる環境で生まれ育っているため、社会性が身に付いた状態で迎えやすくなります。さらに、基本的なしつけを受けていたり、適切な血統管理がなされていたりするケースが多いです。

②購入後のサポートも安心できる

子犬の見学を通してブリーダーの顔がわかり、信頼関係を築くことができます。 子犬の購入後も分からないことがあれば質問しやすくなり、安心してサポートを受けられます。

③購入金額を抑えられる

流通の中間マージンがかからないため、ペットショップから購入する場合にくらべて子犬の購入金額は安くなります。

ジャイアントシュナウザーの子犬をブリーダーからお迎えしたい方は、こちらのボタンから最新情報をチェック!優良ブリーダー情報も詳しく掲載しています。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。