ジャーマンピンシャー

人懐っこくて活発なジャーマンピンシャーとは?性格や飼い方などをご紹介

活発で陽気なジャーマンピンシャーは、聡明で忠実なためしつけもしやすく、ペットとして最適な犬種です。しかし、日本ではまだまだ知名度がありません。本記事では、そんなジャーマンピンシャーの性格や飼い方、ブリーダーから購入する場合の価格などをご紹介します。

ジャーマンピンシャー

photo by Dora Zett/Shutterstock.com

ジャーマンピンシャーの基本データ

ジャーマンピンシャーの大きさ43~48cm
ジャーマンピンシャーの体重11~16kg
平均寿命12~14年
原産国ドイツ

ジャーマンピンシャーの歴史

ジャーマンピンシャーの歴史は古く、1880年代にはすでに存在していたとされています。ルーツとなったのは「ラフ・コーテッド・ピンシャー」という犬種です。ちなみに、同じドイツ出身のスタンダードシュナウザーも、この祖先犬から誕生しました。

つまり、ジャーマンピンシャーとスタンダードシュナウザーは兄弟の関係にあります。この2つの犬種は、元々同じ犬種として扱われていたそうです。しかし、1890年代になると別犬種として確立させる動きが起こり、1890年代半ばには別の犬種として独立したといいます。

独立したジャーマンピンシャーは、「ミニチュアピンシャー」や「ドーベルマン」の基礎作りに貢献したそうです。しかし、この犬種は第一次・第二次世界大戦によって個体数が激減し、絶滅の危機にまで追い込まれてしまいます。

そんな危機を救ったのが、ドイツ人愛好家のワーナー・ユング氏。彼が懸命に繁殖を行ったおかげで、ジャーマンピンシャーは現在も存続することができているのです。

ジャーマンピンシャーの性格

  • 落ち着きがある
  • 活発
  • 人懐っこい
  • 溌剌(はつらつ)
  • 聡明

ジャーマンピンシャーは活発溌剌とした性格をしています。全犬種の中でもエネルギッシュな方で、遊ぶことが大好きです。運動量も多いため、一緒に遊んだり、お出かけを楽しんだりしたいという方向けでしょう。

活発な一方で、落ち着きがある一面も持っています。また、かなり辛抱強い犬種ですので、小さな子どもとも上手くやっていけます。さらに、飼い主の指示をすぐにくみ取れる聡明な頭脳を持っているため、しつけもスムーズに行えるでしょう。

また、ジャーマンピンシャーは飼い主や家族に対して深い愛情を示してくれます。その人懐こい姿に魅了される人も多いのだとか。しかし、知らない相手には警戒心を抱きます。そのため、番犬として優秀な活躍を見せてくれるでしょう。

ジャーマンピンシャーの飼い方としつけのポイント

ジャーマンピンシャーは活発で運動量を必要とする犬種のため、毎日の運動が欠かせません。それだけでなく寒さに弱いため、室内飼いが必須です。また、この犬種は利口ですが、しつけの仕方次第では頑固な子へと成長してしまいます。
そのほか、ジャーマンピンシャーを飼育する際に注意したいポイントやしつけ方法などをご紹介します。

飼い方

運動は長めに行う

ジャーマンピンシャーは活発でスタミナのある犬種ですので、毎日長めに運動を行いましょう。運動時間は1日2回、各1時間以上が理想です。運動といっても、ただ歩いて散歩するだけではいけません。ドッグランを自由に走らせたり、ドッグスポーツをさせたりしてしっかり体力を消費させてあげましょう。

寒さに弱いため室内飼いが好ましい

ジャーマンピンシャーは短毛かつ脂肪の少ない犬種ですので、寒さに弱いです。そのため、暖かい室内で飼育してください。特に寒さの厳しい冬場は、洋服を着せて防寒対策を取りましょう。また、気温がマイナスになると凍傷を起こす可能性がありますので、散歩は短めにして室内で遊んであげてください。

狩猟本能が騒ぐため小動物との同居は控える

ジャーマンピンシャーは、かつてネズミや害獣の駆除をしていました。その名残からか、今でも猫や小動物を見かけると追い回してしまうようです。トラブルを起こさないためにも、同居は控えた方が良いでしょう。もし一緒に住まわせるのであれば、お互いの住環境を分けてあげてください。

しつけ

主従関係を築き、リーダーシップを取る

ジャーマンピンシャーは聡明で忠実なため、しつけ自体は難しくありません。しかし、元々狩猟犬として活躍していたせいか、やや支配的な面を持っています。そのため、子犬の頃から主従関係を築き、飼い主がリーダーとして主導権を握るようにしましょう。

警戒心が強いジャーマンピンシャーは社会化が必須

元々持っている警戒心が過剰に育つと、見知らぬ相手に対して吠えるようになります。そうならないよう、早い段階から社会化を行いましょう。子犬の頃に様々な経験を積むことによって、寛容で友好的な子に成長していきます。

吠え癖・噛み癖のしつけは早い段階で行う

ジャーマンピンシャーの名前にある「ピンシャー」とは、ドイツ語で「噛み付く」を意味します。その言葉通り、噛み癖が出やすい傾向にあります。それだけでなく、警戒心の強さから吠え癖も出やすいです。そのため、吠え癖と噛み癖のしつけは子犬の頃から行いましょう。吠え癖も噛み癖も“無視”することが効果的です。

ジャーマンピンシャーの被毛・毛色について

ジャーマンピンシャーの毛色

  • ディアーレッド
  • レディッシュブラウンからダークレッドブラウンまでの色調
  • ブラック&タン

ジャーマンピンシャーの毛色は、単色もしくはブラック&タンが存在しています。ブラック&タンは、ブラックにレッドもしくはブラウンのマーキングが入ります。マーキングは両目の上や足、胸などに現れます。

ジャーマンピンシャーの被毛の特徴

ジャーマンピンシャーは短毛で、なめらかな手触りが特徴のスムースコートです。比較的抜け毛が少ないため、お手入れは楽な方だといえます。ただ、春と秋にやってくる換毛期には普段より多くの抜け毛が発生するため、その時期には入念なお手入れが必要です。

ジャーマンピンシャーの被毛のケア

ジャーマンピンシャーは抜け毛が少ないため、ブラッシングは週に1度でも大丈夫ですが、皮膚の清潔を保つためにもできれば毎日行うことが望ましいとされています。ブラッシングの際は獣毛ブラシを使用し、マッサージをするように優しく当ててください。

ジャーマンピンシャーのトリミングについて

ジャーマンピンシャーは短毛ですので、カットは必要ありません。また、他の犬種に比べると体臭がほとんど気にならないため、シャンプーも月に1度で十分です。シャンプーしすぎると健康な菌まで洗い流してしまい、皮膚病にかかる恐れがありますので、ご注意ください。ニオイや汚れが気になると思ったときは、蒸しタオルで体を拭いてあげましょう。

ジャーマンピンシャーがかかりやすい病気

ジャーマンピンシャー

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ジャーマンピンシャーは絶滅の危機に追い込まれた際、わずか5頭の個体だけで繁殖が進められました。そのときに近親交配も行われてしまったため、遺伝性疾患を多く持ちます。特に白内障やフォンビルブランド病、股関節形成不全などが起こりやすいといわれています。
そのほか注意したい病気がいくつかありますので、ご紹介します。

早期発見が重要!「白内障」

白内障とは、目の中にある「水晶体」の一部もしくは全体が白く濁る病気です。濁りが強くなるにつれて視力は低下し、最終的には失明してしまいます。

白内障には先天性や若年性のものもありますが、ジャーマンピンシャーの多くは遺伝が原因で発症するようです。予防するのは難しいですが、こまめに目をチェックして早期発見に努めましょう。

治療法としては病気の進行を遅らせる点眼薬の処方、もしくは水晶体に人口レンズを入れる外科的手術が挙げられます。

成長段階で股関節に異常が起こる「股関節形成不全」

股関節が成長段階で異常を起してしまう病気を「股関節形成不全」といいます。発症すると股関節が不安定な状態になり、立ち上がりが遅い、階段の上り下りを嫌がるといった症状を引き起こします。

発症の原因は、遺伝や成長期の偏った栄養などが関係しています。そのため、過度な運動を控えて食事管理を徹底することが大切です。

股関節形成不全の治療は、鎮痛剤やレーザー療法などによる内科的治療、「骨盤 3点骨切り術」や「股関節全置換術」などの外科的治療があります。

血が止まらなくなる病気「フォンビルブランド病」

血小板の止血機能を担う“フォンビルブランド因子”に異常が起る病気を「フォンビルブランド病」といいます。症状によってタイプ1~3に分けられ、いずれも抜歯時や出産時などに過剰な出血が起こります。場合によっては、命を落とすこともあります。

遺伝的な要因で発症するため、現段階では予防法はありません。
フォンビルブランド病を発症した場合は、代用血液の投与を行います。

心臓の働きが弱くなってしまう「拡張型心筋症」

拡張型心筋症とは心臓を動かす筋肉「心筋」が何かしらの異常を起こし、その結果心臓の働きが弱くなる病気です。発症すると元気がなくなったり、食欲がなくなったりします。

拡張型心筋症は遺伝によって引き起こされるといわれていますが、詳しい原因は不明のままです。ただ、早期発見すると症状を遅らせることができるため、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。

拡張型心筋症自体の治療は確立されていないため、症状を緩和する治療を行います。例えば不整脈が見られる場合は抗不整脈薬を、胸水や腹水が溜まっている場合は水を抜く処置を行います。

毎日痒みが続いてしまう病気「アトピー性皮膚炎」

花粉やホコリなどのハウスダストが原因で、皮膚に炎症が起こる病気を「アトピー性皮膚炎」といいます。アトピー性皮膚炎を発症すると、体に痒みが生じます。この痒みは日によって強くなったり、弱くなったりするそうです。

アトピー性皮膚炎は体質が関与してくるため、予防するのは難しいです。しかし、部屋や犬の寝床を清潔にする、空気清浄機を使用して空気を綺麗にするなどの工夫で症状を軽減できるといわれています。

発症してしまった場合は投薬やシャンプー、サプリメントなどで治療を行います。

発症すると慢性化してしまう「関節炎」

関節炎とは慢性的な関節の疾患で、シニア犬によく見られる病気です。発症すると歩くのが遅くなる、散歩中に座り込む、立ち上がりに時間がかかるなどの症状が見られます。

発症の原因は様々で、加齢や遺伝、肥満、外傷などが関係しています。遺伝の場合は予防が難しいですが、そのほかの場合は体重を増やしすぎない・激しい運動は避けるなどの工夫で発症のリスクを下げられるようです。

関節炎は完治が難しいため、痛みの緩和や症状の進行を遅らせることを目的とした治療を行います。基本的には痛み止めやグルコサミンなどのサプリメントを投与しますが、それでも痛みが取れない場合は手術で改善を目指します。

網膜が異常を起こしてしまう病気「進行性網膜萎縮症」

目の中にある「網膜」が異常を起こす病気を「進行性網膜萎縮症」といいます。発症すると視覚障害が起こり、暗がりでぶつかる、動きが鈍くなるなどの行動が引き起こされます。

進行性網膜萎縮症は遺伝子が関与している病気のため、現段階では予防法はありません。そのため、こまめに目をチェックして早期発見することが大切です。

治療は点眼薬や内服薬の処方、またはレーザー治療などを行います。

ジャーマンピンシャーをブリーダーから購入した場合の価格は?

ジャーマンピンシャーの子犬が安い地域トップ3

1位愛媛県37万円
2位愛媛県42万円
3位
全国平均39万5000円

※記事執筆時点のデータ
ブリーダーナビしらべ

ブリーダーからお迎えするメリット

①健康的で社交性の高い子犬を迎えやすい

十分に衛生管理がなされているブリーダーのもとで生まれ育った健康的な子犬を探すことができます。
また、他にも子犬がいる環境で生まれ育っているため、社会性が身に付いた状態で迎えやすくなります。
さらに、基本的なしつけを受けていたり、適切な血統管理がなされていたりするケースが多いです。

②購入後のサポートも安心できる

子犬の見学を通してブリーダーの顔がわかり、信頼関係を築くことができます。
子犬の購入後も分からないことがあれば質問しやすくなり、安心してサポートを受けられます。

③購入金額を抑えられる

流通の中間マージンがかからないため、ペットショップから購入する場合にくらべて子犬の購入金額は安くなります。

ジャーマンピンシャーの子犬をブリーダーからお迎えしたい方は、こちらのボタンから最新情報をチェック!優良ブリーダー情報も詳しく掲載しています。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。