イングリッシュスプリンガースパニエル

イングリッシュスプリンガースパニエルってどんな犬?大きさや性格、病気などをご紹介

イングリッシュスプリンガースパニエルは、優雅な垂れ耳を持った明るい性格のワンちゃんです。よく噛むといわれていますが実際はどうなのでしょうか?今回は、イングリッシュスプリンガースパニエルの性格や飼い方のポイント、かかりやすい病気などについてご紹介します。

イングリッシュスプリンガースパニエル

photo by Amorhunter

イングリッシュスプリンガースパニエルってどんな犬?

イングリッシュスプリンガースパニエルの基本データ

イングリッシュスプリンガースパニエルの大きさ48~56cm
イングリッシュスプリンガースパニエルの体重18~23kg
平均寿命12~14年
原産国イギリス

優秀な鳥猟犬!イングリッシュスプリンガースパニエルの歴史

スパニエル種の中でも特に長い歴史を持つのが、イングリッシュスプリンガースパニエルです。
ランドスパニエルという、14世紀頃にスペインからイギリスへ渡り、16世紀には猟犬として働いていた犬種が原型といわれています。

足が速いため鳥猟が得意で、隠れている鳥を飛び立たせ、追い込み、撃ち落された鳥を回収するなど、大変活躍をしていました。
スパニエル種の中では大型なので、大型の鳥も勇敢に追い込むことができ、猟師たちの中で重宝される存在だったようです。

19世紀に入ると、貴族の間でこの犬種の改良が始まりました。
後半になるとサイズが固定され、それまで同じ犬種であった「イングリッシュコッカースパニエル」と分けられるようになりました。

コッカースパニエルより一回り大きいこの犬種は、20世紀に入る頃に「スプリンガースパニエル」という名前が与えられました。「スプリンガー」には、ばねのように弾むという意味と、驚かせるという意味があり、鳥猟を行うときの姿から取られたようです。
そして正式に2つの犬種が別の犬種だと認定された後、アメリカやカナダなどの海外へ渡るようになりました。

イングリッシュスプリンガースパニエルは、現在でも猟犬として活躍しています。またドッグショーでも人気があり、世界中で愛されている犬種です。

聡明で注意力があるイングリッシュスプリンガースパニエルの性格

イングリッシュスプリンガースパニエルは明るく活動的で、飼い主には愛情深い犬種です。また聡明で飲み込みが早いので、しつけもそれほど苦労せずに行えるでしょう。

警戒心が強いため、知らない人や他の犬とは仲良くなるまで時間がかかります。
しかし基本的には友好的で機嫌がよいワンちゃんなので、急に攻撃的になることはないはずですよ。

基本的には温厚ですが、熱中すると興奮しやすく、周りが見えなくなることもあります。そこは子犬の頃からしっかりしつけができれば、自分で落ち着くことができるようになるはずです。
上記のように活発な犬種なので、愛犬とアクティブに楽しみたい飼い主にぴったりですよ。

また、猟犬で活躍した歴史を持っているので、危険を察知する能力に長けています。注意力があり、留守番もできるような忍耐力も持ち合わせている犬種です。

イングリッシュスプリンガースパニエルの飼い方としつけのポイント

イングリッシュスプリンガースパニエル

photo by Kaz

イングリッシュスプリンガースパニエルは、室内でも屋外でも飼育可能です。
どんな環境でもすぐに馴染むことができるでしょう。

ただし、長毛種であるため、暑さには弱いです。温度管理は怠らないようにしましょう。

その他、運動量やしつけについて、詳しく見ていきましょう。

散歩と運動量

活発でスタミナのある犬種なので、運動量は多いです。
1日2回、それぞれ30~1時間は散歩の時間を確保してください。

体を動かすのが好きなので、ただ近所を散歩するだけでは満足してもらえないかもしれません。週1回は広い公園で自然に触れさせたり、宝探しなど頭を使う運動を取り入れたりするようにしましょう。
また、ドッグランなどにも積極的に連れて行ってあげると喜ぶはずですよ。

運動不足でストレスが溜まると攻撃的になる恐れがあります。
たっぷりと時間をかけて運動をさせてあげるようにしてくださいね。

しつけはメリハリをつけて!

イングリッシュスプリンガースパニエルは飲み込みが早いので、しつけは比較的しやすい犬種です。とても力が強いので、しつけを怠ると成犬になったとき苦労することになります。

興奮しやすいところがあるので、「おすわり」や「待て」などの動きを抑止できるような訓練を子犬の頃から行いましょう。

しつけでは上下関係を明確にさせることが大切になります。狩猟犬の歴史を持った犬種は飼い主に忠実な傾向があるので、一貫性を持ったしつけを行い、本来の良さを引き出せるようにしてくださいね。

可愛いからといって甘やかしすぎたり、曖昧な態度を取ったりはしないようにしましょう。

時には厳しい態度で訓練をし、その後スキンシップやおやつのご褒美をあげて褒めるといったメリハリをつけたしつけが効果的です。

被毛や毛色について

毛色

毛色は以下の2パターンです。

  • レバー&ホワイト
  • ブラック&ホワイト

ここに、タンのマーキング(斑)が入る場合があります。

※レバー・・・濃い赤褐色(濃淡に差がある)
※タン・・・黄褐色

抜け毛が多い?被毛の特徴とお手入れ

イングリッシュスプリンガースパニエルの被毛はオーバーコートとアンダーコートからなるダブルコートです。

ツヤがあり綺麗なオーバーコートはほどよい長さでウエーブしていて、稀にストレートのワンちゃんもいます。
アンダーコートは短く柔らかで、体に密集して生えています。ダブルコートのため、抜け毛は多めでしょう。

長い被毛は体にたまりやすいので、最低でも週3回ブラッシングをしましょう。
換毛期には毎日行うようにしてください。

また、垂れ耳なので、外耳炎などの耳の病気にかかりやすい傾向があります。ブラッシングと同様に、耳掃除もこまめに行うようにしましょう。

トリミングは、2、3ヶ月に1回行うことが理想的です。

かかりやすい病気について

イングリッシュスプリンガースパニエルは遺伝的に目の病気が起きやすい犬種です。
また、長く垂れた耳は外耳炎などの耳の病気も起こりやすいので、日頃からこまめな健康チェックを行いましょう。
ここではかかりやすい病気について説明します。

進行性網膜委縮症

網膜が進行性に変性して、それに伴い視力が少しずつ低下していき失明に至る疾患です。

初期では暗いところで壁などにぶつかるような行動が見られ、進行に伴ってだんだん周りが見えなくなるので動きが鈍くなります。
見た目は瞳孔が開いた状態になり、光りが眼底に強く反射するためきらきらと輝き、ビー玉のような瞳に見えます。
そのまま進行していき、最終的に失明してしまいます。

発症を遅らせるために点眼薬や内服薬を服用したり、レーザー治療などをしたりすることもありますが、確定した治療法はまだ見付かっていません。
そのため発症すると、失明を避けることは難しくなるようです。

遺伝性の病気で、変異遺伝子を持っている場合は発症を予防することが困難です。
変異遺伝子がある可能性についてはお迎えする前にブリーダーに確認するようにしましょう。

眼瞼内反症

瞼が内側にめくれる状態を眼瞼内反症といいます。

めくれた瞼やまつげが角膜、結膜に刺激を与え、角膜炎や結膜炎を引き起こします。そのため症状としては目に痒みや痛みが生じ、目やにや涙が多く見られるようになります。この状態が継続されると、角膜が白く濁ったり黒い色素の沈着が見られるようになったりします。

治療は瞼の矯正になりますが、症状が軽度の場合はまつげの抜毛や点眼で改善できることもあります。

眼瞼内反症も先天的に発症することが多く、予防は難しいとされています。
瞼の状態がおかしいと感じたら、早期発見ができるようすぐに診てもらうようにしましょう。

外耳炎

耳介から鼓膜までの部分である外耳の皮膚に炎症が起こることを外耳炎といいます。

発症すると、耳の痒みや痛みのために首を振る、傾ける、耳を引っ掻こうとするなどの仕草が見られるようになります。また、耳の赤みや悪臭、耳垢が増加するなどの症状も見られるようになります。

原因として湿度、異物、細菌、ダニ、アレルギーなどが挙げられ、イングリッシュスプリンガースパニエルのような垂れ耳のワンちゃんに発症しやすい傾向があります。

原因によって治療法が異なり、アレルギーなど基礎疾患が原因となる場合はその治療も併せて行われます。

日頃より耳垢の量や色、臭いなど耳のチェックを行い、正しいお手入れを行うようにしましょう。

激怒症候群

それまで大人しかったワンちゃんが急に激しく怒り噛み付いたり攻撃的になったりした場合、激怒症候群の可能性があります。
正式名は「スプリンガー・レイジ・シンドローム」といい、最初に発病が確認されたのがイングリッシュスプリンガースパニエルだったことからこの名前がつけられました。

通常怒るときには何らかの理由がありますが、この疾患では理由なく突発的に凶暴になり、飼い主にも襲いかかるような行動をとるようになります。
発作が落ち着くと、放心状態になったり困った顔をしたりなどが見られるようです。

しかしながら、飼い主や周りの人に自覚がなかったとしてもワンちゃんには不快なことがあり怒っているという可能性もあり、診断の基準が難しい病気です。

治療法は確立されていないので、発症した場合は今後どう付き合っていくかを考えることになります。

万が一発症してしまったとしても、獣医師に相談しながら、それまでと同様に愛情を注いであげましょう。

遺伝性の場合もあるので、お迎えするワンちゃんの血筋で激怒症候群を発症した例がないかどうか、ブリーダーに確認することをおすすめします。

イングリッシュスプリンガースパニエルをお迎えしよう!

イングリッシュスプリンガースパニエル

photo by michlogan

ブリーダーからお迎えするメリット

①健康的で社交性の高い子犬を迎えやすい

十分に衛生管理がなされているブリーダーのもとで生まれ育った健康的な子犬を探すことができます。
また、他にも子犬がいる環境で生まれ育っているため、社会性が身に付いた状態で迎えやすくなります。
さらに、基本的なしつけを受けていたり、適切な血統管理がなされていたりするケースが多いです。

②購入後のサポートも安心できる

子犬の見学を通してブリーダーの顔がわかり、信頼関係を築くことができます。
子犬の購入後も分からないことがあれば質問しやすくなり、安心してサポートを受けられます。

③購入金額を抑えられる

流通の中間マージンがかからないため、ペットショップから購入する場合にくらべて子犬の購入金額は安くなります。

イングリッシュスプリンガースパニエルの子犬をブリーダーからお迎えしたい方は、こちらのボタンから最新情報をチェック!優良ブリーダー情報も詳しく掲載しています。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。