イングリッシュポインター

日本では珍しいイングリッシュポインターの性格・飼い方・病気などをご紹介

イングリッシュポインターは落ち着きがあり賢く、飼い主には忠実なので家庭犬に向いている犬種です。もともと猟犬として活躍していたことから運動も大好き。そんなイングリッシュポインターついて、歴史や性格、飼い方、かかりやすい病気などをご紹介します。

イングリッシュポインター

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イングリッシュポインターの基本データ

イングリッシュポインターの大きさ53~64cm
イングリッシュポインターの体重20~34kg
平均寿命12~13年
原産国イングランド

家庭犬にふさわしいイングリッシュポインターの歴史

南ヨーロッパ(スペインやポルトガルなど)にいた犬種がイギリスにわたり、ポインター系やハウンド系、スパニエル系などの犬種との交配が繰り返されイングリッシュポインターは作出されました。

猟犬として改良されたので、聴覚や嗅覚、スピードが優れ、猟師や貴族に好まれたそうです。しかし、猟犬の性質が強くなり扱いにくくなってしまったので、さらにセッターと交配し、穏やかな性質の犬種となりました。

20世紀に入り、猟をすることが少なくなるとイングリッシュポインターはドッグショーで活躍するようになります。猟で獲物を発見した際、しっぽを高く伸ばして片足を上げる美しい姿(ポイント)が評価されるようになったのです。

それからは猟犬気質を抑えた落ち着いた性質へ改良され、現在でも猟犬として活躍していますが、家庭犬にふさわしく飼いやすい犬種となっています。

穏やかで活発でもあるイングリッシュポインターの性格

イングリッシュポインターは落ち着きがあり優しい性格をしています。飼い主には忠実で、愛情深く接してくれますよ。愛想が良く、フレンドリーなので知らない人やワンちゃん、子供がいる家庭とも上手く接することができるでしょう。ただし、友好的なので番犬には向いていないかもしれません。

また、もともと猟犬だけあって、運動量が豊富で活動的です。遊ぶことが大好きで、運動するとなると普段の性格からは想像できないほど活発になります。そのため、ワンちゃんと一緒にスポーツを楽しみたい方に向いているでしょう。

イングリッシュポインターの飼い方としつけのポイント

イングリッシュポインター

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イングリッシュポインターは落ち着きがあって賢いので家庭犬に向いている犬種です。しかし、運動が不足しストレスが溜まってしまうとトラブルを起こす場合があります。
ここでは、イングリッシュポインターの飼育方法やしつけのポイントなどご紹介します。

十分な運動量とコミュニケーションが必要

1回に30分~1時間の散歩を

猟犬からショードッグや家庭犬へと改良をされてきましたが、スタミナと豊富な運動量は健在です。他の犬種に比べて運動量が必要で、散歩は30分~1時間を1日2回行うのが理想です。運動が不足してしまうとストレスとなり、問題行動や病気の原因となってしまうので注意してください。遊び好きなので、ただ単に散歩するだけではなく、何かを探し当てるような頭を使うゲームをしたり、思い切りドッグランなどで走らせたりすると喜ぶでしょう。

家族と触れ合える室内飼育が理想的

イングリッシュポインターは人とのコミュニケーションを好み、飼い主に愛情深く接する犬種なので、独りぼっちにさせてしまうと不安を感じます。そのため、留守番もあまり得意ではありません。寂しくないように室内で飼育し、イングリッシュポインターと一緒にいられる時間を確保できる家庭がおすすめです。イングリッシュポインターは大型犬なので、自由に移動できる広いスペースを用意してくださいね。

また、イングリッシュポインターは高温多湿の夏や寒い冬は苦手です。室内の温度管理も気を付けましょう。

主従関係を築き子犬のころからしつけを

主従関係を徹底する

イングリッシュポインターは基本的に無駄吠えが少なく、賢いのでしつけがしやすいといわれています。ですが、主従関係を築かなければ、いくら利口でもしつけは上手くいきません。

ワンちゃんは自分より下と認識すると、言うことを聞かないので、甘やかしすぎず、まずは主従関係を徹底しましょう。

しつけは遊びの中に取り入れながら行うと飲み込みやすい傾向があります。上手くできたらご褒美を与えると効果的です。
しつけが難しい場合は、プロのアドバイスを受けることも検討しましょう。

子犬のころにしつけと社会化を

どの犬種でもいえることですが、しつけは子犬のころから行いましょう。トイレや散歩などのトレーニングは早い時期から行う方が覚えやすいです。

また、他の人やワンちゃん、外の刺激に慣れさせる社会化も大切です。子犬のころから積極的に社会化を行っているとトラブル防止にもつながります。

イングリッシュポインターはフレンドリーな性格をしているので比較的簡単に家族以外と仲良くできるでしょう。

毛色は何種類?被毛のお手入れ方法は?

毛色は単色から2・3色の組み合わせまで豊富

  • レモン&ホワイト
  • オレンジ&ホワイト
  • レバー(濃い茶色)&ホワイト
  • ブラック&ホワイト

イングリッシュポインターの毛色はさまざまな組み合わせがありますが、最もよく見かける毛色はレバー&ホワイトかブラック&ホワイトではないでしょうか。
ホワイトをベースにレバーやブラックの他、レモンやオレンジの班が入っている模様が特徴です。
上記の毛色の他、単色や3種類の毛色を持つトライカラーもあります。
また、鼻の色も肌色から黒までさまざまなカラーがあるのも魅力です。

抜け毛は気になる?定期的にブラッシングとシャンプーを

イングリッシュポインターは短毛でそれほど抜け毛が気になる犬種とはいえませんが、オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)から成るダブルコートなので抜け毛のケアは必要です。

ダブルコートの犬種は換毛期(春・秋)になるとアンダーコートが抜け落ちます。この換毛期は抜け毛が増えるので特に念入りにブラッシングを行いましょう。

普段のブラッシングは週に1回程度、換毛期には回数を増やして豚毛などで作られた獣毛ブラシで丁寧に行ってください。ブラッシングは抜け毛のケアだけでなく、マッサージ効果やコミュニケーションにもなりますよ。

また、シャンプーは月に1回を目安に行うことをおすすめします。イングリッシュポインターはそれほど体臭が気になる犬種ではないですが、シャンプーをすることで汚れや抜け毛を取り除くことができます。

耳掃除も忘れずに

イングリッシュポインターのような垂れ耳の犬種は特に耳の中の風通しが悪く、耳掃除をしていないと蒸れて真菌などが増えてしまいます。外耳炎などの耳の病気を予防するためにも、1~2週間に1回程度の定期的な耳掃除をしなければなりません。

耳掃除は基本的にイヤークリーナーを使い、汚れを拭き取ります。コットンにイヤークリーナーを湿らせて拭きましょう。耳掃除をし過ぎたり耳の奥にイヤークリーナーが残ったりすると炎症が起こってしまう恐れがあるので注意が必要です。耳の中から臭いがするなど、異常がみられた場合は早めに動物病院を受診してください。

かかりやすい病気(耳・眼・関節)

イングリッシュポインター

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イングリッシュポインターは耳や関節などの病気にかかりやすい傾向がありますが、その中でも眼の病気が発症しやすいようです。
眼の病気といっても症状も治療も病気によって異なります。イングリッシュポインターがかかりやすい病気を把握し、症状や治療などについて確認しておきましょう。

耳の病気

外耳炎

耳の中で真菌や耳ダニなどの寄生虫、細菌、などが繁殖し、炎症を起こす耳の病気です。アレルギーに反応して起こる場合や異物混入や腫瘍などが原因となる場合もあります。症状は耳垢の増加や痒み、痛みから首を振るなどの仕草が見られます。

耳を清潔に保つことが一番の予防です。耳掃除やシャンプーなどは間違った方法でしないよう気を付けましょう。日頃からこまめに耳をチェックし、慢性化する前に早期発見することも大切です。

治療は原因によって異なりますが、一般的に耳の中の清浄や点耳薬などで治療します。原因が耳ダニでは駆虫薬を、腫瘍などの基礎疾患がある場合ではその治療も行われます。

眼の病気

チェリーアイ

ワンちゃんの眼頭の内側にある第三眼瞼(瞬膜)が赤く腫れて飛び出してしまう病気です。赤く腫れた状態がさくらんぼ(チェリー)のように見えることからチェリーアイと呼ばれています。

原因は遺伝が関係しているといわれており、6カ月~1歳以下の時期に発症が多いようですが、外傷や炎症などでも発症することもあります。こまめに眼をチェックして、早期発見・早期治療を心がけましょう。

治療は点眼薬などの投与によって炎症を抑えますが、完治できなかったり再発を繰り返したりする場合は手術のよって整復されます。

眼瞼内反症

瞼が内側に入り込んで角膜や結膜を刺激するので、痒みや痛みが起き角膜炎や結膜炎を発症してしまいます。繰り返しの発症や長期間継続していると治療しても角膜炎や結膜炎がなかなか治らないことがあります。

一般的に原因は先天的ですが、重度の結膜炎などで瞼に異常が起こることでも発症する場合があります。そのため、早期治療・早期発見が重要です。

手術によって瞼を矯正することで根本的な治療ができます。軽度の場合は点眼などの内科的治療で良くなることもあるようです。

白内障

白内障になると水晶体が白く濁り視覚障害が現れ、物にぶつかったり不安から夜鳴きをしたりします。

老化が原因で発症することが多く、6歳以上で症状が現れ年齢を重ねるとともに症状が徐々に進行します。また、遺伝によって2歳までに発症する若年性のものもあります。糖尿病などの別の病気が原因で発症する場合もあるので注意しましょう。

初期の段階では点眼薬などの内科治療が行われますが、根本的な治療をする場合は手術となります。白内障の手術は難しく、専用の設備が必要になるので動物病院と相談して治療方法を決めましょう。

関節の病気

股関節形成不全

成長段階で股関節の形態に異常が起き、横座りをしたり、運動を嫌がったりする様子が見られます。大型犬でよく発症するといわれており、生後4~12カ月ごろに確認されることが多いようです。

原因は遺伝や偏った食事、激しい運動などが関わるといわれています。バランスが取れた食事や体重管理、過度な運動を避けるなど普段生活する中で注意することが大切です。

治療には鎮痛剤などの投薬や運動制限などの内科治療と、手術による外科治療があります。関節の状態や症状に合わせた治療が選択されます。

ブリーダーからお迎えするメリット

①健康的で社交性の高い子犬を迎えやすい

十分に衛生管理がなされているブリーダーのもとで生まれ育った健康的な子犬を探すことができます。

また、他にも子犬がいる環境で生まれ育っているため、社会性が身に付いた状態で迎えやすくなります。

さらに、基本的なしつけを受けていたり、適切な血統管理がなされていたりするケースが多いです。

②購入後のサポートも安心できる

子犬の見学を通してブリーダーの顔がわかり、信頼関係を築くことができます。
子犬の購入後も分からないことがあれば質問しやすくなり、安心してサポートを受けられます。

③購入金額を抑えられる

流通の中間マージンがかからないため、ペットショップから購入する場合にくらべて子犬の購入金額は安くなります。

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※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。