イングリッシュコッカースパニエル

イングリッシュコッカースパニエルに必要な日頃のお手入れは?

ブラッシングやシャンプーなど、抜け毛や体臭対策に追われがちなイングリッシュコッカースパニエルですが、目や耳の掃除、歯磨きなど他にも必要なケアがあります。
垂れ耳かつ豊富な被毛に覆われているため、外耳炎にかかりやすいという特徴も。外耳炎やその他のトラブルを引き起こさないためにも、日頃から必要なお手入れを確認しておきましょう。

週に1回の耳掃除と健康チェックを

垂れ耳の犬種は耳が蒸れやすく汚れが溜まりやすいといいますが、イングリッシュコッカースパニエルは耳の中や外の毛が多いため、耳掃除と共に毛のカットも必要です。
耳の毛のカットは2週に1回のトリミングで行ってもらいましょう。

耳掃除と状態のチェックは、週に1回自宅で行います。耳掃除専用のクリーナーを耳の中に垂らして揉み込み、浮き出た汚れをガーゼで拭き取ります。強く擦らないこと、奥まで無理に掃除しないことがポイントです。

目のチェックは毎日行う

イングリッシュコッカースパニエルは、目のトラブルも起きやすいといいます。涙が溢れ出てしまう流涙症や、涙の成分で目の周りが変色する涙やけなどが挙げられます。

日頃から目の汚れは濡れガーゼなどで優しく拭き取り、目の色、涙の量、目の周りの皮膚の状態などをよくチェックしていきましょう。少しでも異変を感じたときは、早めに動物病院を受診してください。

子犬の頃から爪切りに慣れさせておこう

イングリッシュコッカースパニエルのように活発で運動量の多い犬種は、散歩の際にアスファルトなどで爪が削れていきますが、やはり綺麗には削れません。
月に1回は犬用の爪切りできちんとカットし、不揃いの爪を揃えて怪我をしないようにしてあげましょう。

また、ワンちゃんの爪には血管や神経が通っており、慣れていないとどこまで切っていいのか分からないこともあります。トリミングの際に一緒に依頼すると飼い主も安心です。プロにやり方を教えてもらいながら、まずは1本からでもいいので子犬の頃から練習していきましょう。

歯磨きは子犬の頃から習慣化させる

汚れが歯石化するスピードの速いワンちゃんは、歯のトラブルも非常に多いです。子犬の頃から口周りを触られることに慣れさせ、少しずつ歯ブラシで磨く練習をしていきましょう。

はじめはガーゼを指に巻いて拭き取り磨きからスタートします。どうしても歯磨きを嫌がる子には、デンタルガムや歯磨きロープなどを与えるのもおすすめです。物をくわえる習性のある犬種のため、こうしたアイテムへの抵抗は少ないでしょう。

イングリッシュコッカースパニエルが注意したい病気

イングリッシュコッカースパニエル

photo by Katrina_S

イングリッシュコッカースパニエルは遺伝性疾患がとても多い犬種です。白い毛色の遺伝子が関係する目や耳の病気や、おとなしい子が前触れなく激怒や興奮を見せる「激怒症候群」などが挙げられます。いずれも早期発見や適切な処置が必要です。
イングリッシュコッカースパニエルがかかりやすいとされる病気について、さらに詳しく見ていきましょう。

突然激しく興奮や激怒する「先天性激怒症候群(レイジシンドローム)」

最初にイングリッシュスプリンガースパニエルに発病したことから、正式名は「スプリンガーレイジシンドローム」といいます。

それまで大人しかった子がいきなり噛みついたり、激しく興奮したり、攻撃的になる病気です。発作と同じようなものといわれており、物を壊したり周囲に危害を加えたり、ワンちゃんはよく分からないままその行動を行っています。

脳を落ち着かせるホルモンの低下が関係しているといわれており、「抗てんかん薬」の投与により治療を行います。
突然発症するため予防は難しく、症状が出たらすぐに病院へ行きましょう。

垂れ耳のワンちゃんは特に注意したい「外耳炎」

外から見える耳の穴までの部分(外耳)が炎症を起こしてしまいます。垂れ耳のワンちゃんに多く見られ、イングリッシュコッカースパニエルも注意が必要です。

炎症の原因は真菌、細菌、耳ダニ、湿気、アレルギーなどさまざま。耳をしきりに掻いたり舐めたりしているときは、症状がないかよく確認しましょう。

日頃から正しいお手入れや耳掃除をきちんと行い、こまめなチェックを心がけることが予防につながります。
治療法は耳の洗浄や、点耳薬や駆虫薬の使用、アレルギーの治療などです。

成長期に注意したい関節の病気「股関節形成不全」

成長期の偏った食事や運動により、股関節が異常に形成されてしまう関節の病気です。遺伝が関係していることもあります。関節がうまく噛み合わないため、歩行や動作に支障をきたします。

四肢をつっぱる、腰を横に振って歩く、昇り降りを嫌がる、歩行が不自然など、動作がおかしいと感じたときは早めに診てもらいましょう。

予防としては肥満にならないようにバランスの良い食事を心がけることや、成長期の偏った食事や過度な運動を避けることなどがあります。
治療法は状態や月齢、飼い主の意向などを踏まえ、内科治療や外科治療を行っていきます。

イングリッシュコッカースパニエルに多い目の病気

若年性白内障

カメラでいうレンズの役割を果たしている水晶体が、白く濁ってしまうことで視覚障害を引き起こす目の病気です。

多くは加齢が原因となり6歳以上で発症しますが、イングリッシュコッカースパニエルは2歳ぐらいまでに発症する「若年性白内障」に注意が必要です。若年性の場合は、遺伝が深く関係しているといいます。

日頃から目の色の変化を見逃さないようにし、早期発見・治療に努め、進行を遅らせましょう。
根本的な治療は外科手術ですが、白内障の手術は難しいようです。
そのため、いかに早く見つけられるかが、ワンちゃんの負担を減らす鍵となるでしょう。

進行性網膜萎縮

目の奥で重要な役割を果たしている網膜という組織が、進行性に萎縮していく遺伝性の病気です。視力の低下からはじまり、失明に至ります。

はじめは暗がりや段差を嫌がり、次第に周囲が見えなくなり、動きも鈍くなっていきます。
点眼薬や内服薬、レーザー治療なども試されていますが、決定的な治療法は見つかっていません。

親から子へ一定の確率で遺伝する病気のため、遺伝子検査を行い、この遺伝子を持つ個体を繁殖に用いないことが一番の予防策です。

注意が必要な遺伝性の皮膚病「脂漏性皮膚炎」

遺伝性もしくは後発性により、皮膚の新陳代謝が異常に早まり、皮脂が過剰に分泌されたり、角化が進んでしまったりする皮膚の病気です。

もともと皮脂が多く体臭の強いイングリッシュコッカースパニエルは遺伝的に発症することがほとんどで、特に注意したい病気です。

ベタつきや体臭がきつくなる他に、脱毛や痒み、フケが出ることもあります。
日頃から正しいシャンプーやブラッシングを行い、皮膚や被毛を清潔に保つことが予防策です。
発症後は、正常な状態を保つために、正しいお手入れや食事の管理を行う維持療法が用いられます。

遺伝性の重い病気「家族性腎症」

発症すると、1歳以下で腎臓が悪化しはじめ、進行すると腎不全などを引き起こす深刻な病気です。初期の場合は多飲多尿が見られますが、子犬期だと異常に気付きにくいといわれています。

悪化して腎臓の機能が低下していくと、嘔吐、無気力、食欲減退、体重減少などの症状が見られ、腎臓の機能が失われてしまうこともあります。

遺伝性のため予防策がなく、効果的な治療法もないといいますが、早期発見により進行を遅らせることは可能です。
治療法については獣医師と相談しながら最善のものを決めていきます。

イングリッシュコッカースパニエルをブリーダーから購入した場合の値段は?

イングリッシュコッカースパニエルの子犬が安い地域ランキングベスト3

1位埼玉県17万円
2位静岡県17万円
3位奈良県20万8000円
全国平均21万6813円

ブリーダーナビしらべ
※執筆時のデータのため最新状況と異なる場合もございます

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