イングリッシュコッカースパニエル

毛色の種類が豊富!イングリッシュコッカースパニエルの性格や飼い方は?

原産国イギリスで根強い人気を誇るイングリッシュコッカースパニエル。アメリカンコッカースパニエルの原種としても有名です。陽気で明るい性格や、美しい容姿はとても魅力的。そんなイングリッシュコッカースパニエルの飼い方やしつけ方、詳しい性格などをご紹介します。

イングリッシュコッカースパニエル

photo by Katrina_S

イングリッシュコッカースパニエルの基本データ

イングリッシュコッカースパニエルの大きさ38~41cm
イングリッシュコッカースパニエルの体重13~15kg
平均寿命12~15歳
原産国イギリス

イングリッシュコッカースパニエルは太りやすい体質であることや、遺伝性疾患が多いこともあり、食事量や運動量に気を付け、適正体重をキープするなどの基本的な健康管理が重要となります。
ワンちゃんは成長が落ち着く1歳頃の体重がその子の平均体重といわれていますので、それよりも増加した場合は、肥満に注意が必要です。

アメリカンコッカースパニエルは後に誕生した?イングリッシュとの違い

「コッカースパニエル」にはイングリッシュとアメリカンがあり、アメリカンはイングリッシュがアメリカに持ち込まれた際に小型に改良されたもので、誕生したのはイングリッシュよりも後です。

イングリッシュの体は一回り大きく、頭がドーム状で彫の深い顔つきをしています。アメリカンは、イングリッシュほど彫りは深くなく、マズル(鼻や口まわり)が短いのが大きな特徴です。
また、イングリッシュの方が毛色のバリエーションが多いところも大きな違いとなります。

優れた鳥猟犬イングリッシュコッカースパニエルの歴史

イングリッシュコッカースパニエルは、イギリスに古くから存在する多くのスパニエルの祖先犬である、ランドスパニエルという猟犬の子孫といわれ、古い歴史を持ちます。

ヤマシギという鳥(コック)を飛び立たせ、銃で撃たれた鳥を回収する役割を担っていたことから、「コッカースパニエル」という名がつけられました。

1892年までは一回り大きなイングリッシュスプリンガースパニエルと同じ犬種とされていましたが、体の大きさや作業内容の違いから、別の犬種として認められました。

国内で飼育されている子のほとんどが、見た目にも華やかな「ショードッグ系」ですが、犬種本来の高い作業能力や運動能力、服従心を持つ「フィールド系」もわずかにいるといいます。ショードッグ系とは容姿も少し異なり、「ワーキングコッカー」と呼ばれ、根強いファンから人気です。

陽気で遊び好き!天真爛漫なイングリッシュコッカースパニエルの性格

イングリッシュコッカースパニエル

photo by Katrina_S

いつでも楽しそうな表情で、尻尾を振って駆け寄ってくるイングリッシュコッカースパニエル。家族を笑顔にしてくれる底抜けの明るさや陽気な性格で、多くの愛犬家を虜にしています。まさに「天真爛漫」という言葉がぴったりな犬種です。
イングリッシュコッカースパニエルの性質を理解するためにも、性格について詳しく見ていきましょう。

好奇心旺盛で活発な遊び好き

イングリッシュコッカースパニエルは好奇心旺盛で、運動能力も高くとても活発です。飼い主と遊ぶことが大好きで、いつでも構ってもらいたいと思っています。そのため、ワンちゃんと密にコミュニケーションをとりたい方に向いているでしょう。

また、陽気で遊び好きな性格から子どもと遊ぶのも上手です。サービス精神旺盛で、エネルギッシュに動き回り、場の雰囲気を一気に明るくしてくれます。

誠実で忠誠心が高くしつけやすい

長い間、人と共に作業をしてきたイングリッシュコッカースパニエルは、誠実で忠誠心が高く、信頼するリーダーに対して従順で、献身的に接してくれます。

愛情深い性格で、飼い主やその家族と寄り添っていることを好み、可愛がられたり褒められたりすることが大好きな甘えん坊です。上手く付き合っていくためには甘やかし過ぎずに、きちんと主従関係を築くことがポイントとなります。

また、一人の時間や長時間の留守番は苦手ですが、利口で賢くしつけやすいため、練習すればできるようになるでしょう。

社交性が高く友好的

明るく陽気な性格もあってか、社交性の高いイングリッシュコッカースパニエルはとても友好的です。多くのワンちゃんが集まるドッグランや公園などに行くのも楽しいでしょう。

また、友好的なイングリッシュコッカースパニエルなら、ファミリー層や多頭飼いの家庭にも向いています。

相手の言葉を静かに聞き、理解する能力も高い感受性豊かな犬種のため、お年寄りや幼い子どものいる家庭など、幅広い環境や人に順応できるでしょう。

イングリッシュコッカースパニエルの飼い方や散歩の頻度は?

小柄で華やかな容姿を持つイングリッシュコッカースパニエルですが、意外と骨格はしっかりとしており、高い運動能力を秘めています。
運動量が多いため散歩もしっかりと行わなければいけませんし、下の階に足音が響かないように工夫するなど、いくつか気を付けることがあります。ここでは、飼い方や散歩について確認していきましょう。

室内飼いが理想!集合住宅は飼い方を工夫しよう

イングリッシュコッカースパニエルは、飼い主や家族と過ごすことを好むため、理想は室内飼いです。警戒心が薄く吠えることも少ないことから、マンションなどの集合住宅でも飼いやすい犬種といえます。

運動量が多く活発なため、ある程度広さのある環境だとワンちゃんも過ごしやすいでしょう。また、集合住宅の場合は、足音が騒音とならないように、マットを敷くなどして対策を行うのがおすすめです。

散歩は1日2回!きちんと運動量を確保しよう

もともと鳥猟犬として走り回っていたこともあり運動量は多めです。1日2回、30分ずつ散歩を行いましょう。

ロングリードを使用すれば自由に動ける範囲が広がるため、ワンちゃんも喜びます。広く安全な場所で思い切り走らせてあげましょう。ときどきドッグランに行くのもおすすめです。
活発で遊び好きなため、ボールやフリスビ―遊びなども取り入れてあげるといいですよ。

なお、運動をさせるときは暑い時間帯を避け、熱中症に注意しましょう。

賢いイングリッシュコッカースパニエルはしつけやすい?しつけ方のコツ

賢く飼い主に忠実なイングリッシュコッカースパニエルは、しつけやすいといわれています。

鳥猟犬の歴史を持ち、獲物をくわえて回収していたことから、口が大きくそれなりに噛む力もあります。噛み癖は子犬の頃から噛んでいいものとそうでないものをきちんと教えることで、防止できるでしょう。

また、警戒心が薄く無駄吠えに悩まされることも少ないため、しつけに苦戦することはあまりないかもしれません。

ただ、賢いがゆえに上下関係の立場が逆転してしまわないよう注意する必要があります。子犬期から「マテ」や「オスワリ」といった基本的なしつけを教え、主従関係や信頼関係をきちんと築くことが大切です。

甘えん坊でかわいいイングリッシュコッカースパニエルですが、かわいさに引きずられないよう飼い主としての威厳を保ち、メリハリのあるしつけを心掛けましょう。

トイレのしつけは飼い主の協力が必要!

ワンちゃんを迎えたその日からはじめたいのが、トイレのしつけです。早い子なら1週間程で覚えてしまいますが、それには飼い主の協力が必要です。

ポイントは、床を嗅ぎまわる、尻尾を追いかけるなどの排泄のそぶりを見極めることや、排泄のタイミングを知ることです。ワンちゃんの排泄のタイミングに合わせて、トイレシートを敷いたサークル内に誘導し、排泄ができたら褒めることを繰り返し行っていきます。
上手にサポートし、成功体験をたくさんさせてあげることで、トイレを早く覚えてくれるでしょう。

イングリッシュコッカースパニエルの毛色は?被毛の特徴やお手入れについて

イングリッシュコッカースパニエル

photo by katjasv

イングリッシュコッカースパニエルの被毛といえばパターンやカラーが豊富にあり、「ローン」というこの犬種ならではの毛色が特徴的です。ここでは、種類豊富な毛色について、被毛の特徴、お手入れについてもご紹介していきます。

バリエーション豊富なイングリッシュコッカースパニエルの毛色

イングリッシュコッカースパニエルの毛色はとにかく種類豊富です。

単色は黒、レッド 、チョコレート、ゴールデンで、単色のみ胸以外のホワイトが認められていません。

2色のバイカラーにはブラック&ホワイト、ブラック&タン、レモン&ホワイトなどがあり、3色のトライカラーにはブラック・ホワイト&タン、レバー・ホワイト&タンなどがあります。

この犬種ならではのホワイト地に差し色が入るローンには、ブルーローンやオレンジローンなどがあり、とても美しいです。

抜け毛が多いダブルコートの犬種

ワンちゃんの被毛には、2層のダブルコートと、1層のシングルコートがあります。ダブルコートには、春や秋に下毛(アンダーコート)が抜け落ちる換毛期があるため、抜け毛が多いです。

イングリッシュコッカースパニエルはダブルコートかつ長毛のため抜け毛が多く、床に落ちるとよく目立つため掃除も大変です。毎日のブラッシングは欠かさず行い、ホコリなどが絡まりやすい散歩後なども、こまめにブラッシングを行いましょう。

全犬種の中でもお手入れの大変さはトップクラス?

実はイングリッシュコッカースパニエルは、全犬種中でもトップクラスに入るほど、お手入れが大変だといわれています。毛量が多く長毛でもつれやすい、抜け毛が多い、皮脂が多く体臭が強いためこまめなシャンプーが必要なことなどが、その理由です。

日頃のお手入れで重要なのは、やはりブラッシングです。
特に毎日の散歩では、葉や小枝、ホコリなどを被毛につけて帰ってくることも日常茶飯事。ピンブラシでゴミを取り除いた後にコームで整えるという、10~15分程かかるお手入れを毎回行わなければいけません。

臭い対策や毛並みを維持するためにもシャンプーとトリミングは2週間に1回行います。サマーカットは逆に熱中症の原因となることもあるため、基本的には不要です。

国内では珍しい犬種なこともあり、犬種の正しいカットをマスターしているサロンも少ないといいます。あらかじめ、知識を持つトリマーが近所にいるかどうかも探してから飼った方がいいでしょう。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。