ブルマスティフ

素直で人懐こいって本当?ブルマスティフの気になる性格や飼い方とは

日本ではあまり見かけないブルマスティフですが、大型犬愛好家の中では高い人気を誇ります。しかし、珍しい犬種だからこそ飼育に関する情報が少ないです。そこで本記事では、ブルマスティフの基本情報から飼い方、お手入れ方法に至るまで、まとめてご紹介します。

ブルマスティフ

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ブルマスティフの基本データ

ブルマスティフの大きさ61~66cm
ブルマスティフの体重41~59kg
平均寿命10年以下
原産国イギリス

ブルマスティフの歴史

ブルマスティフが誕生したのは19世紀中頃のイギリス。祖先となったのは、イギリス貴族の所有地や禁猟地区にて「ガードドッグ」として活躍していたマスティフだといわれています。

マスティフは「勇敢さ」や「力強さ」に長けていたものの、唯一「俊敏性」に欠けていました。その欠点を補うために、ブルドッグとマスティフを交配。そうして誕生したのがブルマスティフです。

ブルマスティフはマスティフよりも体重が軽い分スピードがあり、なおかつパワーもありました。そのため、番犬として人気を博し、猟場や牧場など様々な場所で活躍していたそうです。戦時中はその圧倒的なパワーと怖いもの知らずの性格を活かし、軍用犬として重宝されました。

その後、ブルマスティフはペット向きの犬種へと改良され始めます。昔に比べると随分穏やかにはなりましたが、かつての護衛本能の強さや警戒心の強さは未だ健在です。そのため、飼育の際はブルマスティフの特徴をきちんと把握しておく必要があります。

とはいえ、攻撃性のある危険な犬種ではありませんので、しつけや飼育環境さえ整っていれば問題なく飼育できるでしょう。

ブルマスティフの性格

ブルマスティフは素直で人懐こい性格をしています。特に飼い主に対しては忠実で、献身的な行動を見せてくれます。また、見た目からは想像もつきませんが、ブルマスティフはとても甘えん坊です。心を許した相手に対しては、体をすり寄せて甘えるような仕草を見せます。

また、ブルマスティフは勇敢保護意識が旺盛です。番犬として活躍していた頃の警戒心の強さ力強さは今も健在で、とても頼りになります

見知らぬ人に対しては警戒心を抱くブルマスティフですが、飼い主の前では内気で穏やかな性格を見せます。平穏な生活を望み、普段は大人しく過ごします。そのため、子どもがいる家庭でも安心して飼育できるでしょう。

ブルマスティフの飼い方としつけのポイント

ブルマスティフは穏やかで素直な性格をしていますが、知らない相手には強い警戒心を抱きます。さらに、強靭な顎を持っているため、子犬の頃からのしつけが必要不可欠です。そのほかブルマスティフを飼育する際に注意するポイントや、しつけの方法などを紹介します。

飼い方について

愛情深いブルマスティフは室内飼いが好ましい

ブルマスティフは飼い主や家族が大好きな犬種です。常に一緒に過ごしたいという思いが強いため、室内飼いをしてあげましょう。

室外で飼育してしまうと警戒心が強くなり、攻撃性の高い子に成長する恐れがあります。さらに、ひとりで過ごす時間が多いとストレスに感じることもありますので、できるだけ一緒にいる時間を取ってください。

また、ブルマスティフは日本のジメジメとした暑さが苦手です。そのため、夏場は必ずエアコンの効いた部屋で飼育してください。

散歩や運動は欠かさずに!

ブルマスティフは運動量が多い犬種なため、毎日2回各30~60分ほどの散歩を行いましょう。散歩時間は気温や愛犬の状態によって調節し、無理のない範囲内で行ってください。また、ブルマスティフは体が大きく力が強いため、飼い主の横について歩く「歩行トレーニング」が必須です。

大型犬の飼育について理解する

ブルマスティフは体重が60kg近くにもなる大型犬です。飼育にはそれなりのスペースが必要になりますし、食事代や治療費などの飼育費用もかなり高くなります。ブルマスティフの飼育にかかる生涯費用は320~390万円ともいわれており、金銭面的にもシビアなところがあります。

ただ可愛いというだけで飼育できる犬種ではないため、大型犬の飼育に理解を示すことが大切です。

しつけについて

信頼関係・主従関係を築く

ブルマスティフは元々警戒心の強い犬種ですので、しっかりと信頼関係を築くことが重要です。また、一緒に過ごす家族全員がブルマスティフよりも“上”になるような主従関係を結ぶ必要があります。

この犬種はテリトリーを守ろうとする防衛本能が強いです。そのため、下に見ている相手に対してはテリトリー内に入らせない、入ろうとすると攻撃的になるなどの行動を起こすことがあります。

そのため、子犬の頃から信頼関係と主従関係をしっかり築き上げておきましょう。

警戒心の強いブルマスティフには社会化が重要

見知らぬ相手には強い警戒心を抱くブルマスティフには、社会化が欠かせません。社会化とは家族以外の人間や音、ニオイなどと触れ合い、外の世界を勉強することを指します。

このしつけを子犬の頃から行うことによって、社交性を磨くことができます。警戒心の強さをすべて取り除くことは不可能かもしれませんが、ある程度抑えることはできるでしょう。

子犬の頃から噛み癖のしつけを!

ブルマスティフは顎の力がとても強いため、噛み癖のしつけが重要です。子犬の頃は甘噛みで痛くなかったとしても、大人になってから本気噛みされれば大きな怪我をしてしまいます。そのため、甘噛みの段階から噛み癖のしつけを始めましょう。噛み癖のしつけは、噛まれたときに「痛い」と叫ぶ方法が有効的です。

ブルマスティフの被毛・毛色について

ブルマスティフ

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ブルマスティフの毛色

  • ブリンドル
  • フォーン
  • レッド

ブルマスティフの毛色は、混じりけのない単色が好ましいとされています。ただ、胸元の白斑は許容されています。また、ブルマスティフにおいて「ブラック・マズル」は必須。色調は目に向かうにつれて薄くなっていきます。

ブルマスティフの被毛について

ブルマスティフは短毛で、やや固い手触りのスムースコートです。そのため、毛が絡まったり、毛玉ができたりすることはありません。また、被毛はオーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)からなる「ダブルコート」です。

ブルマスティフの被毛のケア方法

ブルマスティフの被毛ケアは非常に楽です。

ピンブラシやラバーブラシを使って、週に1度ブラッシングしてあげるだけでOK。その後に固く絞ったタオルで汚れを拭き取れば、より清潔な状態を保つことができます。もし被毛にベタつきを感じたり、汚れが目立ってきたりした場合はシャンプーをしてください。

また、ブルマスティフは短毛のため、カットは不要です。

ブルマスティフがかかりやすい病気

ブルマスティフは大型犬特有の病気「胃捻転」や「股関節形成不全」などにかかりやすいため、注意が必要です。また、垂れ耳のため耳のトラブルにも気をつけなければいけません。ここではブルマスティフがかかりやすい7つの病気をご紹介します。

数時間で命を落とす危険な病気「胃捻転」

胃捻転とは何らかの原因で胃が拡張し、ねじれを起こす病気です。発症すると吐きたくても吐けない状況に陥り、呼吸困難や脈圧の低下などのショック症状が起こります。

発症の原因は不明で、予防法はありません。しかし、1回の食事の量を少なめにする、食後の運動は控えるなどの工夫で発症のリスクを下げられるようです。

胃捻転を発症した場合は、胃の減圧処置とショック状態の治療を行います。ショック症状が落ち着き次第、開腹手術で胃を正しい位置に戻します。

大型犬は要注意!「股関節形成不全」「肘関節形成不全」

股関節形成不全

股関節が成長段階で異常を起し、太ももの骨とうまく連結できなくなる病気を「股関節形成不全」といいます。股関節形成不全を発症すると股関節が不安定な状態になり、立ち上がりが遅い、階段の上り下りを嫌がるなどの行動を起こします。

発症の原因は遺伝的なもの、成長期の偏った栄養や運動が関係しているようです。遺伝の場合は予防できませんが、過度な運動を控えて徹底した食事管理を行うことで発症のリスクを下げられるといわれています。

治療は鎮痛剤やレーザー療法などによる内科的治療、「骨盤 3点骨切り術」や「股関節全置換術」などの外科的治療を行います。

肘関節形成不全

肘関節の発育不全が原因で引き起こされる病気を「肘関節形成不全」といいます。生後4〜7ヶ月頃から症状が出始め、跛行行動(前足を引きずって歩く)が見られるようになります。

発症の原因は遺伝的な要素が大きく、予防は難しいです。また、成長期のカルシウムの過剰摂取やカロリー過多は関節の病気を引き起こす原因となるため、注意してください。治療は鎮痛剤や軟骨保護剤などの投与や、外科手術などが挙げられます。

太ももの骨が壊死してしまう「レッグ・カルベ・ペルテス病」

レッグ・カルベ・ペルテス病とは、血液の供給量が不足することにより、太ももの骨と骨盤を繋ぐ「大腿骨頭」が壊死してしまう病気です。発症すると足をつけないようにして歩いたり、足をあげたままの状態になったりします。

発症の原因は不明のため、予防法はありません。治療は鎮静剤やレーザー治療による痛みの管理や大腿骨頭を切除する手術などを行います。

耳の中でダニが増殖してしまう「耳疥癬(みみかいせん)」

耳疥癬は別名「耳ダニ」とも呼ばれ、外耳道にミミヒゼンダニが寄生してしまう病気です。発症すると激しい痒みから頭をしきりに振ったり、掻いたりします。

耳疥癬は、ミミヒゼンダニに寄生されている動物との接触によって発症するといわれています。予防法はないため、日頃からこまめなチェックを行って早期発見に努めましょう。

耳疥癬を発症してしまった場合は耳道内を洗浄し、薬剤でダニを駆除します。

目が常に刺激された状態となる「眼瞼内反症」

眼瞼内反症とは、まぶたが内側にめくれてしまう病気です。常に目が刺激されている状態となるため、目のかゆみや痛みなどの症状が起こります。また、結膜炎や角膜炎を併発してしまう場合もあります。

眼瞼内反症は先天的に発症することが多く、予防は難しいです。そのため、日頃からこまめに目をチェックし、早期発見に努めましょう。
発症してしまった場合は、外科手術でまぶたを正しい位置に戻します。

垂れ耳犬種がかかりやすい「外耳炎」

外耳炎とは、外耳が炎症を起こしてしまう病気です。発症すると痒みや痛みが生じ、首を振る、耳をしきりに掻くなどの仕草が見られるようになります。

発症の原因は湿気や異物、細菌、体質など様々なものが考えられます。しかし、どの原因であっても耳を清潔に保つことで外耳炎を予防できるといわれています。
外耳炎にかかってしまった場合は耳道内の清浄を行い、点耳薬を使って治療を進めていきます。

女の子と男の子どちらが人気?

女の子・・・100% 男の子・・0%

ブリーダーナビのブルマスティフ別検索数より

ブルマスティフをブリーダーから購入した場合の価格は?

ブルマスティフ

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ブルマスティフの子犬が安い地域トップ3

1位滋賀県28万8000円
2位
3位
全国平均28万8000円

※記事執筆時点のデータ
ブリーダーナビしらべ

ブリーダーからお迎えするメリット

①健康的で社交性の高い子犬を迎えやすい

十分に衛生管理がなされているブリーダーのもとで生まれ育った健康的な子犬を探すことができます。また、他にも子犬がいる環境で生まれ育っているため、社会性が身に付いた状態で迎えやすくなります。さらに、基本的なしつけを受けていたり、適切な血統管理がなされていたりするケースが多いです。

②購入後のサポートも安心できる

子犬の見学を通してブリーダーの顔がわかり、信頼関係を築くことができます。子犬の購入後も分からないことがあれば質問しやすくなり、安心してサポートを受けられます。

③購入金額を抑えられる

流通の中間マージンがかからないため、ペットショップから購入する場合にくらべて子犬の購入金額は安くなります。

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※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。