ブリュッセルグリフォン

ブリュッセルグリフォンってどんな犬?歴史や魅力は?犬種の性格・毛色・子犬の安い地域などもご紹介

ブリュッセルグリフォン

photo by PublicDomainPictures

つぶれ鼻や豊富な口ひげがユニークで可愛いブリュッセルグリフォン。針金のような硬い被毛を持ち、日本ではあまり見かけない犬種ですが、世界的に人気の高い小型犬です。知らないことも多いブリュッセルグリフォンの歴史や魅力、犬種の性格や毛色、子犬の安い地域についてご紹介します。

ブリュッセルグリフォンってどんな犬?

ブリュッセルグリフォンの魅力

  • ユニークな見た目が可愛い
  • 感情表現が豊か
  • 家族を大切にする

スマートな体に対してややアンバランスにも見える豊富な髭をたくわえ、大きな瞳とつぶれ鼻が愛嬌たっぷりのブリュッセルグリフォン。

「目は口ほどに物を言う」という言葉がありますが、ブリュッセルグリフォンはまさにその言葉の通りで、大きな瞳からはさまざまな感情を読み取ることができます。飼い主の気持ちを敏感に察し、豊かな感情表現を活かして温かく寄り添うことができる、人間味に溢れた犬種です。

自分の意志を強く持ち、ときに主張してきますが、献身的で家族を喜ばせるのが大好きなブリュッセルグリフォンは、とても魅力的な家庭犬といえます。

ブリュッセルグリフォンの歴史

ブリュッセルグリフォンは、何世紀も前からベルギーの首都ブリュッセルに存在していたとされる古い犬種です。
小さな犬という意味を持つ「Smousje」というブリュッセルの地犬が祖先といわれていますが、ドイツ原産のアーフェンピンシャーと血縁関係にあるともいわれています。どちらの犬種もブリュッセルグリフォンによく似ているため、有力な推測といえるでしょう。

もともとはネズミなどの小型害獣から馬小屋や馬車を守る番犬でしたが、1800年代後半には当時人気が高かった短頭種の要素を取り入れるべく、パグやキング・チャールズ・スパニエルと交配され、現在の容姿になったといいます。

1883年には世界的愛犬団体のベルギーケネルクラブに2頭のブリュッセルグリフォンが登録され、ベルギー王室のマリー・アンリエット女王が気に入ったことをきっかけに、コンパニオンドッグとして人気が爆発。
その後、次々と世界各国に輸出され、日本でも数は少ないながら、人気の家庭犬となりました。

ブリュッセルグリフォンの性格・性質

<3つのポイント>

  • 自信家
  • 注意深い
  • 愛情深い

番犬としての素質を強く残すブリュッセルグリフォンはとても自信家で、自分の判断や行動に誇りをもっています。それゆえ自己主張が強い犬種ともいわれますが、理解力が高く頭が良いため、子犬の頃から訓練をしっかり行えば飼い主に忠実に従うようになります。

攻撃的ではないですが、とても注意深く警戒心を抱くこともしばしば。幼い頃から社会性を育むことで、知らない人や動物に会った際にも警戒して吠えるようなことは少なくなります。

もともと人好きな犬種であるため、慣れてしまえば持ち前の豊かな表現力で家族を楽しませてくれます。ユーモアたっぷりで献身的なブリュッセルグリフォンは、生涯全力で家族を愛してくれるでしょう。

ブリュッセルグリフォンの飼い方の注意点

ブリュッセルグリフォンは基本的に室内飼いとなります。特に暑さに弱いため、夏場は冷房の効いた部屋で飼育しましょう。また、夏場は無理に散歩を行うと熱中症などの危険が伴いますので、家の中にも存分に動き回れるような広いスペースがあると好ましいです。

とにかく動くことが大好きな犬種のため、狭い空間だとストレスが溜まってしまうかもしれません。また、運動不足やストレスが原因で家具などにイタズラをすることもあります。大切なものは手の届かない位置に置く他、万が一愛犬の上に落下したら危険なものは高いところに置かないなど、家具やインテリアの配置にも工夫が必要です。

その他、ブリュッセルグリフォンは短頭種といわれる鼻ぺちゃの犬種です。他の犬種に比べて呼吸がしづらいため、呼吸が荒くなるほど興奮させすぎないことや、過度な運動で息が上がり過ぎないようにするといった注意点もあります。

ブリュッセルグリフォンのお手入れ

犬種名のグリフォンは、フランス語で「針金のような」という意味を持ちます。その名の通りブリュッセルグリフォンには硬い被毛が生えており、放置すると絡まってしまい大変なことになるため毎日のお手入れが欠かせません。
ブラッシングは最低でも1日に1回、難しい場合は2~3日に1度は必ず行いましょう。

また、ブリュッセルグリフォンのように硬い毛質は定期的にトリミングに行き、毛を抜くプラッキングという手入れが必要です。これを行うことにより、ブリュッセルグリフォンらしい針金のような毛質を保つことができます。
シャンプーは月に1度行い、口髭は特に汚れやすいので濡れタオルでこまめに拭いて清潔に保ちましょう。

その他、断耳をしていない子は垂れ耳のため、耳掃除も週に1度行ってください。

ブリュッセルグリフォンにまつわる噂

★ブリュッセルグリフォンは吠え癖がつきやすいって本当?

ブリュッセルグリフォンは小型害獣の駆除や馬小屋の番犬として活躍していたため、警戒心が強くもともと吠えることが多い犬種です。

そのため、見知らぬ人や動物に対して警戒し、しつこく吠えることも多々あります。そのまま吠えるのを止めないでおくと吠え癖がつきやすいです。吠える声も大きいため、子犬の頃から無駄吠えをしないようしつける必要があります。

★ブリュッセルグリフォンは遺伝性疾患が少ないって本当?

ブリュッセルグリフォンは遺伝性疾患が少ない犬種ではありますが、鼻の長さが短い短頭種がかかりやすい疾患には注意が必要です。

口呼吸がしづらく体温調整が上手くいかないこともあり、暑さに弱く熱中症のリスクが高いことや、肥満や激しい運動が原因で呼吸が上がり、気管を塞いでしまうことなど、鼻ぺちゃの犬種ならではの疾患には気を付けなくてはなりません。

★ブリュッセルグリフォンは繁殖が難しいって本当?

ワンちゃんは一度に子犬をたくさん産む動物として知られていますが、ブリュッセルグリフォンの子犬は1度に1~2頭ほどしか生まれないといいます。
ワンちゃんが一度に生む子犬の平均数は6~10頭とされ、犬種の大きさによってもその数は異なり、体が大きくなるほどその数は多いです。
また、小型のチワワやヨークシャーテリアでも平均3.3頭とされ、小型犬の平均は2~5頭だといいます。

生まれたとしても出生数週間後の死亡率がとても高いというブリュッセルグリフォンの子犬は、元気に育つことができることが奇跡的なのです。

これを思うと、生涯責任をもって小さな命を大切に育てていきたいという気持ちがより一層強くなりますね。

ブリュッセルグリフォンをお迎えしよう!

ブリュッセルグリフォンの基本データ

ブリュッセルグリフォンの大きさ23~28㎝
ブリュッセルグリフォンの体重3~5㎏
平均寿命12歳以上
原産国ベルギー

ブリュッセルグリフォンの人気カラー

  • レッド

ブリュッセルグリフォンの毛色はレッド、もしくは赤みがかった色がスタンダードです。頭部に入るわずかな黒い毛色は良しとされ、胸に入る白い被毛は理想的ではないが許容される範囲となっています。

ブリュッセルグリフォンは色々な犬種と交配を重ねる中で、長毛、短毛、黒毛など個性豊かな容姿を手に入れました。
短毛の場合は「プチ・ブラバンソン」、黒毛の場合は「ベルジアングリフォン」と呼ばれ、別の犬種として区別している国や、長毛と短毛の2種で区別する国、どんな容姿でも1つの犬種として考える国など、規定はさまざま。

日本の場合は、長毛で赤毛を「ブリュッセルグリフォン」、長毛で黒毛を「ベルジアングリフォン」、短毛を「プチ・ブラバンソン」として区別し、3種類の犬種として扱っています。

ベルジアングリフォンやプチ・ブラバンソンは、ブリュッセルグリフォンの兄弟犬として紹介されています。

ミックス犬ってどう?

ブリュッセルグリフォンはミックス犬のバリエーションが豊富で、2犬種の良さを楽しめることからとても人気です。
ブリュッセルグリフォンのミックス犬は、同じくらいの体格をした小型犬や、鼻ぺちゃの共通点を持つ犬種とのミックスが多くみられます。

ここではいくつか種類がある中でも、特に人気の高いミックス犬をいくつかご紹介!

ブリュッセルグリフォン×マルチーズ

「マルフォン」という愛称で親しまれている、マルチーズとブリュッセルグリフォンのミックス犬。真ん丸の目や口周りの豊富な被毛など、両犬種はどこか容姿も似ています。
白い被毛1色のマルチーズにブリュッセルグリフォンの赤毛や黒毛を混ぜることで独特の色味が生まれ、毛色に関しては個性的な仕上がりになります。
ブリュッセルグリフォンのつぶれ鼻を受け継ぐことが多く、その容姿は愛嬌たっぷりです。

ブリュッセルグリフォン×トイ・プードル

トイ・プードルの巻き毛と、ブリュッセルグリフォンの鼻ぺちゃを受け継いだ、可愛らしい見た目が特徴的です。もちろん容姿には個体差がありますが、両犬種のチャームポイントをいい具合に受け継ぐことが多く人気があります。
飼い主や家族への愛情が深い、人懐っこい性格です。

ブリュッセルグリフォン×ペキニーズ

ブリュッセルグリフォンと同じく、鼻ぺちゃのペキニーズとのミックス犬もよく見かけます。また、同じ鼻ぺちゃ犬ではパグとのミックス犬などもいるようです。
顔つきが似ていることから容姿がガラッと変わることはなく、ブリュッセルグリフォンらしさを残した愛嬌たっぷりの容姿が特徴。
優雅で穏やかなペキニーズと合わさることで、ブリュッセルグリフォンに上品さが加わり、より良い家庭犬となるでしょう。

ブリュッセルグリフォンその他の特徴

ブリュッセルグリフォンは、毛質によって性格が異なるところが特徴です。
もともと自信家で自立心の高い犬種ですが、パグの性質を強く受け継いだ短毛のスムースタイプは、独りよがりで特に主張が強いといいます。やや扱いにくいところもあるようですので、子犬を選ぶ際には毛質ごとで異なる性質もひとつポイントとなるでしょう。

女の子と男の子どちらが人気?

女の子・・・44%、男の子・・・56%

ブリーダーナビの犬種別検索数より

ブリュッセルグリフォンは少しの差ですが、男の子の方が人気があります。
男の子と女の子で性格に大きな違いはなく、オス・メス共に体格のバランスもとれ、骨格もしっかりしているのが犬種の特徴です。

子犬を選ぶ際は性別だけにこだわらず、犬舎を見に行った際に元気良く遊んでいる子や、呼んだときに近寄ってくる子など、人懐っこく相性の良さそうな子を選ぶといいでしょう。

ブリーダーからお迎え!ブリュッセルグリフォンの子犬が安い地域トップ3

1位佐賀県14万8,000円
2位奈良県20万1,666円
3位埼玉県20万3,750円
全国平均22万6,409円

ブリーダーナビしらべ

ブリュッセルグリフォンは全国的に見てもペットショップで売られていることはほとんどない犬種で、販売していたとしても個体数はとても少ないです。そのため、子犬の購入はブリーダーからが基本となります。

ブリュッセルグリフォンの全国平均価格は22万円で、ランキング上位を見ても平均価格と大きな差はありません。しかし1位の佐賀県は例外で、ランキング2位、3位と比べても圧倒的な安さで、14万円と驚きの価格です。

上記のランキングも参考にしつつ、犬舎やブリーダーさんの雰囲気、子犬の健康状態などを見極めながら子犬を選ぶようにしましょう。