ベルジアンシェパードドッググローネンダール

凛とした漆黒犬ベルジアングローネンダールの性格や飼い方などご紹介

漆黒の体に美しい顔をした、ベルジアングローネンダールという犬種をご存知ですか?ベルギー原産の似た名前を持つ4種類のうちの一種で、その中で最も多く飼育されているのがこのワンちゃんです。日本では希少なベルジアングローネンダールの魅力についてご紹介します。

ベルジアングローネンダール

photo by Blaer

ベルジアングローネンダールってどんな犬?

ベルジアングローネンダールの基本データ

ベルジアングローネンダールの大きさ56~66cm
ベルジアングローネンダールの体重23~34kg
平均寿命10年以上
原産国ベルギー

ベルジアングローネンダールの歴史

ベルジアングローネンダールはベルギーで活躍していた牧羊犬で、「ベルジアンシェパードドッググローネンダール」という長い名前を持っています。

ベルジアンシェパードドッグにはグローネンダールの他に

と全部で4犬種います。はじめは全て同じ犬種として見られていたそうです。

19世紀にベルギー国内でベルジアンシェパードドッグの調査が行われた際、地域ごとに4タイプに分かれていることが発覚し、4種それぞれが犬種として認識できるくらいの特徴を持っていたため、別々の犬種クラブが立てられ繁殖活動が行われるようになりました。

グローネンダールはグローネンダール村で多く飼育されていた犬種で、「村一番の美女」と呼ばれていた城主の愛犬が犬種の繁殖に貢献したそうです。

日本ではグローネンダールよりタービュレンのほうが頭数は多いですが、世界的にはグローネンダールがベルジアンシェパードドッグの中で最も人気があり、ショードッグとしても飼育されています。

忠実で愛情深い!ベルジアングローネンダールの性格

ベルジアングローネンダールは忠実で愛情深く、飼い主への服従心が強い犬種です。
とても賢く空気を読むことができるので、飼い主の感情なども敏感に察知することができます。

飼い主や家族を守ろうと努力してくれるワンちゃんで、子どもの面倒を見ることも好きなので、小さなお子様のいるご家庭でも飼うことができますよ。

活発で運動神経が良く、判断力にも優れており、警察犬としても活躍しています。

少々神経質なところがあり、小型犬との相性はあまり良くないので、多頭飼いには向いていないようです。

飼い主には甘えん坊でよきパートナーになろうとしてくれますが、その反面他の動物に対して攻撃的になってしまう可能性もあるので、子犬期から社会性を身に着けさせるようにし、ベルジアングローネンダールの本来の良さを引き出せるようにしましょう。

ベルジアングローネンダールの飼い方としつけのポイント

ベルジアングローネンダール

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元牧羊犬であるベルジアングローネンダールには、たくさんの運動が必要になります。また、賢く飼い主への服従心が強い分、しつけでは服従訓練をしっかり行うことが大切です。

飼い方と注意点

ベルジアングローネンダールは飼い主や家族と一緒に過ごすことが大好きなので、室内飼いがおすすめです。室内では落ち着けるハウスなども用意し、ワンちゃんのためのスペースもしっかり確保してあげましょう。

運動量は多く、1日1~2時間程度の運動の時間を確保してください。
散歩だけではなく、ランニングや広いスペースでのスポーツなども取り入れるようにしましょう。
全身ブラックの被毛に覆われているので、夏場などの日差しが強い日は熱中症に注意が必要です。なるべく日陰を選んで運動させるようにしてくださいね。

ドッグランで思いっきり遊ばせることも喜んでもらえますが、ベルジアングローネンダールは大型犬のため、周りの小型犬を驚かせてしまう可能性もあります。十分に配慮するようにしてください。
子犬期から他の犬や人とコミュニケーションをとり、社交性を育むようにしましょう。

しつけのポイント

ベルジアングローネンダールは集中力があり理解力も高いワンちゃんなので、しつけは比較的しやすいです。

飼い主への服従心は強いですが、甘やかしていると自分は飼い主より上の立場だと勘違いしてしまうので、子犬の頃から主従関係をはっきりさせるようしつけましょう。

ご飯は先に飼い主が食べてから与える、食べるときには待てをさせるなど、徹底するようにしてください。

飼い主の気持ちや態度に敏感なので、厳しい態度を取っているとストレスを感じてしまいます。たっぷりと愛情表現をしながら、褒めて伸ばすしつけを楽しく行うようにしましょう。

被毛のお手入れや毛色について

ベルジアングローネンダールの毛色はブラックのみです。

被毛は長く、アンダーコートとオーバーコートからなるダブルコートのワンちゃんなので、抜け毛が多い種類になります。特に換毛期にはかなりの毛量が抜けるため、抜け毛のケアを工夫する必要があります。

ブラッシングは毎日行いましょう。
散歩から戻ったあとにピンブラシで全身をブラッシングするのがおすすめですよ。艶出しのため獣毛ブラシも用意しておくと便利です。

体臭はほとんどないので、シャンプーは月1回程度で十分でしょう。

ベルジアングローネンダールのかかりやすい病気

ベルジアングローネンダール

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ベルジアングローネンダールは大型犬にかかりやすい「股関節形成不全」の他、予防が難しい「てんかん」、「アレルギー性皮膚炎」に注意が必要です。

日頃よりワンちゃんの健康状態のチェックを怠らないようにしましょう。

股関節形成不全

股関節形成不全とは股関節に形態的な異常が起きる病気で、大型犬に多く見られるのでベルジアングローネンダールも注意が必要です。症状には以下のようなものがあります。

  • 横座りをする
  • 立ち上がるのに時間がかかる
  • 体を動かすことを嫌がる
  • 腰を振るように歩く

原因は遺伝的なものの他に、成長期の偏った栄養や過度の運動などが関与しているといわれています。過剰に栄養を与えすぎたり、必要以上の無理な運動をさせたりはしないようにしてください。

また、滑りやすい床にはマットを敷く、足の裏の毛を短くカットするなども予防になります。

既に股関節形成不全を発症している場合は、肥満にならないように気を付けましょう。

治療には痛みの制御や体重管理などを行う内科的治療と、手術を伴う外科的治療があり、ワンちゃんの年齢や股関節の状態、飼い主の希望などによって治療法を決定します。

てんかん

てんかんとは、ワンちゃんの発作の中で最も一般的な原因です。
発作を引き起こす他の疾患との鑑別が必要になり、血液検査やレントゲン検査、MRI検査などのあらゆる検査を行うことになります。
発作には全身性の発作と意識が消失しない軽度な発作があり、以下のような症状が見られます。

  • 口をくちゃくちゃさせる
  • よだれが出る
  • 手足や顔の一部が痙攣する
  • 全身が痙攣する
  • 意識が消失する
  • 手足を無意識にばたつかせる
  • 自分の尻尾を追いかけてその場でくるくる回る

発作は通常数秒から数分でおさまり、その後は何事もなかったように過ごします。

原因不明のてんかん発作を防ぐことは難しく、発作を軽減するため抗てんかん薬でコントロールすることになります。投薬を開始しているワンちゃんは、発作が現れなくなったとしても投薬を中止しないようにしてください。投薬の時間や量などをきちんと守ることが重要です。

発作が起きてしまった場合は、どのような症状がどのくらい続いたかなどを記録しておくと、その後の治療に役立てることができます。愛犬の苦しむ様子を見るのは心が痛みますが、冷静に対処する必要がありますよ。

また、てんかん発作はストレスや天候などの環境が原因で発症することもあるので、日々の生活の中でワンちゃんに負担がかかるようなことはしないよう気を付けましょう。

アレルギー性皮膚炎

アレルギー性皮膚炎では顔、脇、股、足先などの皮膚に痒みが出ることが多く、ワンちゃんが体を舐めたり噛んだりする行為が見られます。
症状が進行すると皮膚に赤みや発疹が見られ、脱毛する場合もあります。

体質によるので予防が難しく、痒がる仕草が見られた場合は獣医師に相談し、原因を早期発見することが重要になります。

治療は、アレルゲンを除去していくと同時に、薬を投与し痒みのコントロールを行うことが主になります。

その他にアレルギーの原因物質を体内に入れ、アレルゲンに体を慣れさせるという治療法もありますが、こちらは費用や期間がかかるので、動物病院とよく相談しながら行うことが大切です。

ベルジアングローネンダールをお迎えしよう!

ベルジアングローネンダール

photo by MeHe

ブリーダーからお迎えするメリット

①健康的で社交性の高い子犬を迎えやすい

十分に衛生管理がなされているブリーダーのもとで生まれ育った健康的な子犬を探すことができます。
また、他にも子犬がいる環境で生まれ育っているため、社会性が身に付いた状態で迎えやすくなります。
さらに、基本的なしつけを受けていたり、適切な血統管理がなされていたりするケースが多いです。

②購入後のサポートも安心できる

子犬の見学を通してブリーダーの顔がわかり、信頼関係を築くことができます。
子犬の購入後も分からないことがあれば質問しやすくなり、安心してサポートを受けられます。

③購入金額を抑えられる

流通の中間マージンがかからないため、ペットショップから購入する場合にくらべて子犬の購入金額は安くなります。

ベルジアングローネンダールの子犬をブリーダーからお迎えしたい方は、こちらのボタンから最新情報をチェック!優良ブリーダー情報も詳しく掲載しています。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。