ビアデッドコリー

ビアデッドコリーって自信家で活発な性格?飼い方やしつけをご紹介

長くてフサフサとした被毛が魅力のビアデッドコリーですが、日本では知名度が低く、あまり知られていないことも多いです。そこで本記事では、ビアデッドコリーの歴史や魅力、性格、ブリーダーから購入する場合の価格などをご紹介します。ビアデッドコリーをお迎えしようとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

ビアデッドコリー

photo by Kaz

ビアデッドコリーの基本データ

ビアデッドコリーの大きさ51~56cm
ビアデッドコリーの体重20~25kg
平均寿命10年以上
原産国イギリス

ビアデッドコリーの歴史

イギリスで生まれたビアデッドコリーは、約2000年も前からハイランド地方で飼育されていた祖先犬から生まれた犬種です。始まりは1514年だと言われており、イギリスのスコットランドに連れて来られたポーリッシュローランドシープドッグと、スコットランドに元々いたコリーを掛け合わせて作出したと考えられています。

犬種名のビアデッドコリーは「あごひげのある」とい意味を持つ「bearded」に由来して付けられましたが、当時は「ハイランド・ビアデッド・コリー」「スコティッシュ・ビアデッド・コリー」「ヘアリー・モード・コリー」「スコティッシュ・マウンテン・コリー」など様々な呼び名があったそうです。

そんなビアデッドコリーは、厳しい天候の中でも、羊や牛などを管理することができる優秀な牧羊犬として重宝されていました。しかし、第二次世界大戦によって個体数が激減し、一時は絶滅寸前だったそうです。

この危機的状況からビアデッドコリーを救ったのは、オリーブ・ウィルソン夫人でした。彼女は自分の牧場で使用するワンちゃんを探しており、本当はシェットランドシープドッグを譲り受ける予定でしたが、訳あってビアデッドコリーの女の子を飼うことになるのです。その子は「ジーニー」と名付けられ、とても可愛がられたと言います。

そして、ウィルソン夫人は徐々にビアデッドコリーに興味を持ち始め、そこで初めてビアデッドコリーが絶滅の危機に瀕していることを知ります。このことをきっかけに、繁殖することを決意しました。

当時ビアデッドコリーは絶滅寸前の犬種だったため、なかなか交配相手は見つかりませんでしたが、なんとか「バリー」という男の子のビアデッドコリーに出会うことができました。

その後、順調に繁殖が進み、ビアデッドコリーは絶滅の危機から救われたのです。今いるビアデッドコリーのほとんどは、このジーニーとバリーの子孫だと言われています。

ビアデッドコリーの性格

  • 活動的で溌剌(はつらつ)とした性格
  • 丈夫で自信家
  • 聡明

ビアデッドコリーは元々牧羊犬として活躍していましたので、活動的で溌剌とした性格をしています。動き回って遊ぶことが大好きなため、ドッグスポーツを楽しんだり、アウトドアのお供として色々な場所に連れて行ったりしてあげると喜ぶでしょう。

また、ビアデッドコリーは自信家ですので、何をするにしても堂々としています。初めての環境であっても物おじしませんので、様々なものに触れ合わせて社会勉強させてあげましょう。

さらに、ビアデッドコリーは非常に利口で聡明な犬種でもあります。しつけも比較的しやすく、教えれば教えるだけ賢い子に成長していきます。もちろん、いたずら好きのやんちゃな時期もありますが、成犬になると徐々に落ち着きが出てきます。

ビアデッドコリーの飼い方としつけのポイント

毎日の散歩と定期的な運動時間が必要

ビアデッドコリーは元々牧羊犬として活躍していたため、かなりの運動量を必要とします。そのため、毎日2回、各60分ほどの散歩が欠かせません。この散歩時間はあくまで目安程度のため、散歩好きの子であれば90分でも物足りなさそうにしていることもあるでしょう。

そんなときは広い公園やドッグランへ行き、自由に遊ばせる時間を設けましょう。有り余るエネルギーをきちんと消費させてあげることで、ストレスのない快適な生活を送ることができます。

飼育する際は広いスペースを用意しましょう!

ビアデッドコリーは大きな体をしているため、広々とした住環境を用意する必要があります。あまりにも手狭なところに押し込めてしまうと、骨が変形したり、ストレスの大きな原因になったりしてしまいます。

そのため、ビアデッドコリーが自由に方向転換できて、なおかつゆったりと伏せられるほどのスペースを確保しましょう。

しつけする際に抑えたいポイント

ビアデッドコリーは利口ですので、ワンちゃんを初めて飼育する方でもスムーズにしつけを行えます。ただ、子犬の頃はいたずら好きでやんちゃな一面がありますので、一貫した態度でしつけを行いましょう。ここではよりしつけをスムーズに進めるために、抑えておきたいポイントをご紹介します。

①主従関係が大切

ビアデッドコリーは非常に頭の良い犬種です。そのため、子犬の頃から飼い主がリーダーであることを教え、きちんとした主従関係を作り上げればスムーズなしつけが行えます。しかし、ビアデッドコリーと飼い主との間で主従関係を築き上げられなかった場合、しつけはおろか、自分勝手で手に負えない子に成長してしまいます。そうならないよう、子犬の頃から主従関係をはっきりさせておきましょう。

②しつけにメリハリをつける

褒めるときは思いっきり褒めて、叱るときは心を鬼にして叱る、というメリハリを大切にしましょう。可愛い愛犬相手に叱るということができず、褒める部分とダメな部分を曖昧にしてしまう人が多いようですが、そうなるとワンちゃん自身は何が良くて、何がいけないのか分からなくなってしまいます。そのため、しつけの際は“メリハリ”を意識してみましょう。

③指示語は家族で統一する

「おすわり」「ふせ」など、ワンちゃんに指示をする際のワードは家族で統一しておきましょう。バラバラになってしまうと、どの言葉で指示に従えばいいのか分からず、ワンちゃんが混乱してしまいます。

④体罰は使わない

どんなことがあってもワンちゃんを叩いたり、蹴ったりしてはいけません。体罰を使ってしまうとワンちゃんを恐怖で支配することになり、信頼関係すら築くことができません。また、体罰を行なうことによって「飼い主に近づく=痛い思いをする」という負のイメージをワンちゃんに抱かせてしまいますので注意しましょう。

ビアデッドコリーの被毛・毛色について

バリエーション豊富な毛色

日本最大級の畜犬団体「ジャパンケネルクラブ」では、下記のものをビアデッドコリーの毛色として認めています。非常にバリエーション豊富ですので、どの子にしようか迷うのも楽しみのひとつでしょう。

  • スレートグレー
  • フォーン(赤みがかったもの)
  • ブラック
  • ブルー
  • グレー(様々な色合い)
  • ブラウン
  • サンディ

※サンディとは砂のような茶色を指しています。

被毛の特徴

ビアデッドコリーはダブルコートの犬種です。ダブルコートとは、保湿や保温効果を持つ「アンダーコート」と皮膚を保護する役割を持つ「オーバーコート」で構成された2重構造の被毛のことです。アンダーコートはふわふわとして柔らかく、オーバーコートはやや固いという特徴を持っています。

このダブルコートはとても抜け毛が多く、特に“換毛期”と呼ばれる毛の生え変わり時期には、通常より多くの抜け毛が発生します。換毛期は基本的に春と秋にやってきますので、その時期はより入念なブラッシングを行いましょう。

ブラッシングが重要

ビアデッドコリーの被毛は長い上に細くて絡まりやすいため、毎日のブラッシングが必要不可欠です。

特に柔らかくて繊細なアンダーコートは絡まりやすいため、上の毛をかき分けて根元からしっかりとブラッシングしてあげましょう。ブラッシングの際はゴム素材のラバーブラシや、先が丸くなっているピンブラシを使用してください。

アンダーコートの手入れが終わったら、コームを使ってオーバーコートもブラッシングしてあげましょう。抜け毛を処理するというよりも、毛の流れを整えてあげるようなイメージで丁寧にブラシを通してくださいね。

少しでもブラッシングを怠ってしまうと、すぐにフェルトのような大きな毛玉ができてしまいますし、さらには皮膚が引っ張られて痛みが伴うこともあります。このように毛玉は皮膚と被毛に大きな負担をかける恐れがありますので、ブラッシングはこまめに行いましょう。

カットはしちゃいけない?シャンプーの頻度は?

月に1度はシャンプーを行ってください。ビアデッドコリーのように毛量の多い犬種は皮膚が蒸れやすくなっているため、定期的にシャンプーを行って皮膚の清潔を保ちましょう。

また、ビアデッドコリーは非常に長い毛を持ちますが、犬種基準によると被毛はカットしないほうが良いと言われています。もちろん、被毛が地面についてしまって不衛生な状態なのであれば毛先を切りそろえてあげても良いのですが、短くカットすることは好ましくないようです。

特にビアデッドコリーをドッグショーに出す予定があるのであれば、カットは控えるようにしましょう。

ビアデッドコリーがかかりやすい病気

ビアデッドコリー

photo by missbeamy18

ビアデッドコリーには、かかりやすい病気がいくつか存在しています。お迎えする前にどんな病気にかかりやすいのかを知っておき、病気の早期発見・早期治療に努めましょう。定期的に健康診断を受けることも大切です。

目の病気

白内障

白内障とは、水晶体が白く濁っている状態のことを指します。この病気は老化と共に現れることが多く、年齢を重ねるごとに症状も進行していきます。

病気が進むと物にぶつかる、よくつまずくなどの行動が見られるようになり、最悪の場合、視力を失ってしまうこともあります。

ただ、早い段階で病気を見つけることができれば、薬を使って白内障の進行を遅らせることが可能です。そのため、愛犬の目の色や行動に異常がないかなどを日頃からチェックしておきましょう。

進行性網膜萎縮症(しんこうせいもうまくいしゅくしょう)

進行性網膜萎縮症とは、目の奥にある網膜の血管が徐々に萎縮し、視力が低下してしまう病気です。この病気は遺伝疾患ですので、未然に防ぐことが難しいと言われています。

症状としては、暗いところで目が見えなくなる、動きが鈍くなるなどが挙げられ、最終的には失明してしまいます。このような行動が見られたら、かかりつけの動物病院へ連れて行ってあげましょう。

皮膚の病気

天疱瘡(てんぽうそう)

天疱瘡(てんぽうそう)とは、表皮の細胞と細胞同士を繋ぎ合わせている部分が損傷し、細胞同士が離れてしまうことによって皮膚に異常が起こる病気です。

原因はアレルギーや紫外線、遺伝的なものなど様々な要因が考えられていますが、はっきりとしたことは分かっていないようです。

この病気にかかると、まぶたや耳、鼻筋などの部分に炎症・脱毛が見られ、重症化すると全身に症状が現れます。また、天疱瘡は完治が難しい病気だと言われているため、長期的もしくは生涯に渡る治療が必要になります。

症状が現れたら早い段階でかかりつけの病院へ行き、症状の悪化を予防しましょう。

膿皮症

膿皮症とは皮膚に雑菌が繁殖してしまい、その結果赤いブツブツとしたできものが皮膚にできたり、かゆみを伴ったりする病気です。
原因はブドウ球菌と呼ばれる細菌で、これが何らかの要因によって異常繁殖した際に膿皮症が引き起こされます。この病気はワンちゃんから人へ感染することは希だと言われていますが、念のため消毒は忘れずに行いましょう。

また、膿皮症は細菌が繁殖しやすい春から夏に発症のリスクが高まります。そのため、愛犬の皮膚をこまめにチェックして赤いブツブツや黄色っぽい膿を含んだできものがないか、チェックしてあげましょう。

膿皮症が疑われる場合は、すぐにかかりつけの動物病院へ連れて行ってあげてください。治療法としては抗生物質を飲ませる、塗り薬を塗る、抗菌シャンプーを行なうなどが挙げられます。
また、膿皮症を発症した子には正しいシャンプーとスキンケアが重要になってきます。きちんとケアしてあげることで改善していきますので、動物看護師や動物病院所属のトリマーから正しいケア方法を学んでおきましょう。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、ハウスダストやホコリ、カビなど「環境アレルゲン」と呼ばれるものにアレルギー反応を起こす病気です。このアトピー性皮膚炎はかゆみがずっと続く辛い病気で、そのかゆみの度合いは強くなったり、弱くなったりと日によって変わります。

また、花粉が原因でアトピー性皮膚炎になっている子は季節によって症状が変化しやすく、特に花粉が飛び始める春から症状が悪化する傾向にあります。症状の度合いによってはステロイドを処方することもあるようですが、ステロイドは副作用が出てしまう薬のため、使用する際は注意が必要です。

基本的には動物病院で処方された飲み薬や塗り薬での治療となりますが、それと一緒にアトピー用のシャンプーを使用すると良いようです。ただし、誤ったケア方法を行ってしまうと余計に症状を悪くしてしまいますので、正しいケア方法とその子にあったシャンプーを選んであげましょう。

また、アトピー性皮膚炎自体を予防することは難しいですが、ビアデッドコリーが過ごす室内をこまめに掃除し、環境アレルゲンをできるだけ取り除いてあげることで症状の悪化を防ぎます。

関節の病気

股関節形成不全

股関節形成不全とは成長段階で股関節が異常をきたし、様々な症状を引き起こしてしまう病気です。遺伝的な要因が大きいと言われています。

股関節形成不全を発症すると、腰を横に振って歩いたり、歩くことを嫌がったりします。
治療は症状の進行具合や飼い主の判断によって変わりますが、基本的には内科的治療、もしくは外科的治療を行います。内科的治療は鎮痛剤を使ったり、運動制限を行ったりして症状を悪化させないようにします。

一方、外科的治療では骨を切る手術を行います。ただ、麻酔のリスクや費用などの問題があるため、獣医師とよく相談した上で決めることが大切です。

また、予防法としては肥満によって関節に負担をかけないよう体重管理を行う、足裏の毛をこまめにカットする、カーペットや滑りにくい床材を使用する、関節に負担をかける過度な運動は控える、などが挙げられます。

脳の病気

てんかん

てんかんとは脳の一部に異常が起こることによって、全身がけいれんしてしまう病気です。実はワンちゃんはてんかんにかかりやすい動物だと言われており、そこまで珍しい病気ではありません。

ワンンちゃんのてんかんには、脳の病気によって引き起こされる「症候性てんかん」と脳の病気がないにも関わらず引き起こされる「特発性てんかん」の2つが存在しています。どちらも「強直発作」や「間代発作」といったけいれんを起こし、これは数秒から数分ほど続きます。

治療法は「抗てんかん薬」を使ったものが一般的で、服薬すると発作の症状を軽くしたり、発作自体の回数を減らしたりすることができます。

この病気は発症自体を防ぐことは難しいとされていますが、ストレスを含む精神的な問題、天候、周囲の環境が引き金となって発症することもありますので、できるだけ愛犬に負担をかけないように生活させてあげましょう。

また、発作が起こった場合、どのようなけいれんがあったのか、発作はどのくらいの時間あったのか、などの詳細を記録しておきましょう。このように詳しくまとめておくことで、のちの治療で役立つことがあります。

女の子と男の子どちらが人気?

女の子・・・67% 男の子・・33%

ブリーダーナビの犬種別検索数より

ビアデッドコリーは女の子の方が圧倒的に人気です。しかし、男の子も女の子も性格や容姿に大きな違いはありませんので、どちらを選ぶかは飼い主の好みになるでしょう。

ビアデッドコリーをブリーダーから購入した場合の価格は?

ビアデッドコリーの子犬が安い地域トップ3

1位大阪府26万4320円
2位
3位
全国平均26万4320円

※記事執筆時点のデータ
ブリーダーナビしらべ

ブリーダーからお迎えするメリット

①健康的で社交性の高い子犬を迎えやすい

十分に衛生管理がなされているブリーダーのもとで生まれ育った健康的な子犬を探すことができます。また、他にも子犬がいる環境で生まれ育っているため、社会性が身に付いた状態で迎えやすくなります。さらに、基本的なしつけを受けていたり、適切な血統管理がなされていたりするケースが多いです。

②購入後のサポートも安心できる

子犬の見学を通してブリーダーの顔がわかり、信頼関係を築くことができます。 子犬の購入後も分からないことがあれば質問しやすくなり、安心してサポートを受けられます。

③購入金額を抑えられる

流通の中間マージンがかからないため、ペットショップから購入する場合にくらべて子犬の購入金額は安くなります。

ビアデッドコリーの子犬をブリーダーからお迎えしたい方は、こちらのボタンから最新情報をチェック!優良ブリーダー情報も詳しく掲載しています。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。