アメリカンピットブルテリア

アメリカンピットブルテリアってどんな犬?歴史や魅力とは?犬種の性格・毛色・子犬の安い地域もご紹介

アメリカンピットブルテリア

photo by PIXTA

通称「ピットブル」と呼ばれているアメリカンピットブルテリア。世界的愛犬団体のジャパンケネルクラブ(JKC)やアメリカンケネルクラブ(AKC)では未登録の犬種ですが、知名度が高く存在感は抜群。そんなアメリカンピットブルテリアの歴史や魅力をはじめ、性格や毛色、子犬の安い地域についてもご紹介します。

アメリカンピットブルテリアってどんな犬?

アメリカンピットブルテリアの魅力

  • 強面だけど愛嬌がある
  • 知らない人や子供にも優しい
  • 飼い主に対して従順で訓練を好む

アメリカンピットブルテリアは「凶暴な犬」というイメージを持っていませんか?確かに、人に危害を及ぶ可能性のある危険犬種に指定している国もありますが、魅力的な部分もたくさんあります。

大きな頭に大きな口元、筋肉が発達した迫力のある容姿が印象的で、近寄り難いという人も中にはいるかもしれません。しかしよく見ると目は垂れており、優しさを感じられます。明るくひょうきんな性格で愛嬌もたっぷりです。

また、知らない人や子供にも優しく、人が大好き。飼い主には大変従順で、厳しい訓練にも耐えうる高い忍耐力があります。飼い主を喜ばせることが好きなため、信頼関係を築くことができれば、基本的なものから高度な訓練までこなすことができるでしょう。

強面な外見とは裏腹にチャーミングな一面も多いというギャップが、この犬種の大きな魅力といえるでしょう。

アメリカンピットブルテリアの歴史

アメリカンピットブルテリアは純血種の登録や血統書の発行などを行っているジャパンケネルクラブ(JKC)では非公認の犬種であり、JKCにはスタッフォードシャーブルテリアと近い関係にあることが記載されています。

ちなみにスタッフォードシャーブルテリアは、イギリスで作出された闘犬のブルアンドテリアを改良したものです。このスタッフォードシャーブルテリアをアメリカに持ち込み、他犬種の血統を入れずに改良したのがアメリカンピットブルテリアとなります。

アメリカンピットブルテリアは「より強い闘犬を」と作出された犬種でしたが、犬同士を闘わせる見世物が禁止されてからは、狼や熊などの大きな野生動物から家畜を守る作業犬として活躍していました。賢く強く、飼い主に従順なアメリカンピットブルテリアはとても人気があったといいます。

しかし20世紀頃になると、犬種の強さや闘犬としての素質を悪用する人々が増え、きちんとしつけされない個体が事故を起こすことが多くなり、凶暴な犬や危険な犬といった悪いイメージがついてしまいました。

21世紀になると所有や飼育を禁止する国も増え、原産国であるアメリカでさえもいくつかの州で制限が設けられています。

アメリカンピットブルテリアの性格・性質

<3つのポイント>

  • 優しい
  • 服従心が高い
  • 友好的

「ピットブルは怖い犬」というイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし実際には、子供や赤ちゃんにも温かく接することができる心優しい犬種です。とても友好的で見知らぬ人に対してもフレンドリーに接するため、意外にも番犬向きではありませんが、ひょうきんで明るく、いつでも家族を癒してくれるかけがえのない存在となることができます。

また、アメリカンピットブルテリアは飼い主に対しての服従心がとても高く、常に飼い主や家族を喜ばせたいという気持ちで溢れています。そのため、きちんと訓練を行ってくれる強いリーダーシップを発揮する飼い主を好みます。

凶暴な犬、事故を起こす犬など、悪いイメージを持たれがちなアメリカンピットブルテリアですが、飼い主のしつけや愛情次第で、他の犬種に負けない優秀なパートナーとなれるたくさんの可能性を秘めています。

アメリカンピットブルテリアの飼い方の注意点

アメリカンピットブルテリアは人に危害を及ぼす可能性があるとされ、国内でも自治体によっては飼育に制限を設けている場合があります。飼育環境や散歩時の注意点など、その内容は自治体によって異なるため、飼育する際には必ず確認しましょう。

また、アメリカンピットブルテリアは強靭な顎を持っており、万が一他のワンちゃんや人に噛みついてしまうと大変な事態に至ることもあります。特に飼育に制限が無い場合でも、外出する際には必ずリードをつけ、愛犬を制御できる力のある大人が管理するようにしましょう。

危険犬種として冷たい視線を浴びることもある犬種ですが、この犬種による事故は飼い主の管理責任の欠如に直結します。幼い頃から社会性を育み、たっぷりと愛情を注ぎ、ときに厳しく訓練を行うことも大切となるでしょう。

アメリカンピットブルテリアのお手入れ

アメリカンピットブルテリアの被毛は短く、密集して生えています。触り心地がよく艶のある被毛です。毛の美しさを保つためにも、獣毛ブラシで週に1度はブラッシングを行います。ブラッシングは血行促進になる他、スキンシップにもなるため、愛犬との時間を楽しみながら行うといいでしょう。
また、抜け毛が多いため抜け落ちた被毛の清掃も忘れずに行い、飼育環境も清潔に保ってください。
その他、折れ耳の子は耳掃除も週に1度行いましょう。

アメリカンピットブルテリアにまつわる噂

★アメリカンピットブルテリアをドッグランに連れて行くのは危険って本当?

アメリカンピットブルテリアは元々、自分よりも大きな熊や狼を相手にしながら家畜を守ってきました。また、同じような体格の犬を相手に闘っていた闘犬としての歴史も持ちます。

家庭犬と飼われている現在も、闘犬や作業犬としての素質は薄れることなく、本能のままに行動することも全くない訳ではありません。ドッグランなどで元気よく走り回る大型犬や中型犬を前にして、飛び掛かっていくこともあります。

たくさんの運動量が必要な犬種のため、ドッグランにも連れていきたいところですが、何かあったときのために呼び戻しが確実にできるようにしておきましょう。
また、幼い頃から社会性を育み、日常でも落ち着いて散歩ができる他、飼い主の呼びかけで落ち着きを取り戻せるなど、豊富な訓練を積んでいることが絶対条件となります。

★アメリカンピットブルテリアは寿命が短いって本当?

アメリカンピットブルテリアは決して短命ではなく、8~15年と中型犬の寿命としては平均的です。ただ、かつて闘犬として活躍していた犬種であるため、闘いの中で命を落とした個体が多くいます。
こうした歴史があって、平均寿命の統計が取りづらいといわれているのです。そのため、アメリカンピットブルテリアの寿命は、基礎犬となったスタッフォードシャーブルテリアの寿命がよく参考にされています。

★アメリカンピットブルテリアは病気にかかりやすいって本当?

アメリカンピットブルテリアは、遺伝性疾患や目の疾患を発症しやすいといわれています。交配の過程で受け継いだ体質だけでなく、20世紀頃に犯罪や暴力に関わる人々の間で乱繁殖された際、疾患が出やすい体質になってしまったともいわれています。
普段から目の異常には注意し、定期的な健康診断を受けるようにしましょう。

アメリカンピットブルテリアをお迎えしよう!

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アメリカンピットブルテリアの基礎データ

アメリカンピットブルテリアの大きさ46〜56cm
アメリカンピットブルテリアの体重14〜27kg
平均寿命8〜15年
原産国アメリカ

アメリカンピットブルテリアの人気カラー

アメリカンピットブルテリアの毛色は、白、黒、レッド、ブリンドルなど、あらゆる色
や模様が認められています。艶があり滑らかで、やや硬さのある毛質は犬種の優雅さを際立たせています。

ミックス犬ってどう?

アメリカンピットブルテリアのミックス犬には、ボクサーやアメリカンブリーといった似たような雰囲気の犬種が用いられているのを稀に見かけます。
輸入や所有を禁止している国も多く、日本国内でも飼育頭数がそう多い犬種ではないため、ミックス犬も少ないようです。

アメリカンピットブルテリアその他の特徴

現在アメリカンピットブルテリアには3つのタイプがあり、よく知る闘犬タイプ以外に、闘犬としての素質を取り除いたショータイプとブリータイプがあります。

国内で販売されているのは、基本的にショータイプかブリータイプです。ただ、闘犬としての攻撃性が取り除かれたタイプといえど、安易に飼育できるような犬種ではないということを理解しておきましょう。

普段は穏やかであっても、幼い子供の突発的な行動や、不信な動きをする人や動物に対して本能的に反応することもあります。何かが引き金となり、攻撃性が高まることもあるということを忘れてはいけません。

実際、ワンちゃんによる噛みつき事故のほとんどが、一緒に暮らしていた子供や飼い主が被害者となっています。愛犬を加害者にする原因は、犬種に対しての知識不足や管理に欠けていることが挙げられるでしょう。

愛犬を加害者にしないためにも、犬種のことを理解し、飼育環境を整え、責任を持って育てることが大切です。

女の子、男の子、どっちが人気?

女の子・・・39%、男の子・・・61%

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アメリカンピットブルテリアは男の子の方が圧倒的に人気です。男の子は女の子よりも体つきがしっかりとしており、犬種ならではの筋肉質な体格がより際立って見えます。

アメリカンピットブルテリアの男の子には、他の犬種にはない迫力があります。強さや勇敢さを感じる見た目の格好良さは、男の子が好まれている理由のひとつではないでしょうか。

ブリーダーからお迎え!アメリカンピットブルテリアの子犬が安い地域ベスト3

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1位福岡県11万2,500円
2位愛知県14万8,000円
3位埼玉県23万4,000円
全国平均61万7,348円

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アメリカンピットブルテリアの子犬はペットショップに売られることはなく、ブリーダーからの購入が基本となります。
全国平均は61万円台と、他の犬種と比べてもかなりの高値です。しかし、ブリーダーナビの調べによれば、10〜20万円台とかなり安い価格で売られている地域もあります。費用を抑えられるに越したことはないため、ぜひとも参考にしたいデータです。

また、賢い頭脳と強靭なパワー、闘犬としての素質を持つアメリカンピットブルテリアの気質を良くも悪くも、活かすことができるのは飼い主次第です。当たり前のことではありますが、子犬を飼う際には生涯ひとつの命を大切にする強い責任感を持ちましょう。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。