アラスカンマラミュート

実は穏やかで従順!アラスカンマラミュートの歴史・性格・病気などをご紹介

アラスカンマラミュート

photo by ertuzio

オオカミやシベリアンハスキーの姿によく似ているアラスカンマラミュートは、その威厳のある外見とは裏腹に穏やかで愛情深い性格をしています。
今回は犬ぞりレースでも活躍していたアラスカンマラミュートの歴史や性格をはじめ、飼い方や注意したい病気などをご紹介します。

アラスカンマラミュートの基本データ

アラスカンマラミュートの大きさ58~71cm
アラスカンマラミュートの体重38~56kg
平均寿命12~15年
原産国アメリカ

犬ぞりで活躍!アラスカンマラミュートの歴史

アラスカンマラミュートの明確な起源は分かっていませんが、古くから人間と暮らしていたとされています。アラスカのマラミュート族に育てられ、そりを引くワンちゃんとして雪の上を移動する重要な役割を果たしていました。
アラスカンマラミュートという名前は、長い間飼育していたこのマラミュート族にちなんで名づけられているようです。

1800年代、アラスカで金が発見され、多くの欧米人が訪れるようになり、娯楽として犬ぞりレースが流行したことでアラスカンマラミュートの人気が高まり始めました。
需要も高まり、レースや使役などの目的のためにさまざまな犬種と交配され、純粋なアラスカンマラミュートは少なくなり絶滅寸前までなったそうです。

しかし、1920年代に犬ぞりの愛好家が純粋なアラスカンマラミュートを発見し、保存運動が始まりました。
第二次世界大戦中にはたくましく寒さに強いアラスカンマラミュートは重宝され、軍用犬としても活躍していたそうです。
そして1935年にアメリカで登録され、今でも頭数は少ないですが多くの人から愛されています。

飼い主に忠実なアラスカンマラミュートの性格

  • 愛情深い
  • 献身的
  • 遊び好き
  • 忠実
  • 威厳がある
  • 友好的

愛情深く献身的なアラスカンマラミュートは、家庭犬としても向いている犬種です。
多くのワンちゃんと一緒に犬ぞりとして活躍していたこともあり、飼い主には忠実で他のワンちゃんや人とも友好的に接することができます。
ただし、警戒心から見知らぬ人やワンちゃんに対しては攻撃的になる場合があるようです。
また、遊び好きの一面もあり、威厳のある外見に似合わないやんちゃな部分も魅力の一つと言えるでしょう。

アラスカンマラミュートの飼い方としつけのポイント

アラスカンマラミュート

photo by Seth FJT

中型犬に分類されるシベリアンハスキーと見た目がよく似ていますが、アラスカンマラミュートは大型犬です。
身体が大きい分、思ったよりも力が強く、十分な運動量が必要な犬種でもあります。
アラスカンマラミュートの力をコントロールするには、しっかりとしつけを行うことが大切です。

飼い始めて慌てないように、アラスカンマラミュートの飼い方やしつけの注意点を事前に確認しておくようにしましょう。

運動量が豊富!十分な散歩と運動が必要

散歩は1日2回、1回60分ほど

体力があるアラスカンマラミュートは運動量が豊富なので、散歩は1日2回、1回60分ほどの時間が理想的です。
特に若いころは体力が有り余っているので少しハードな運動を取り入れてあげると喜びます。
ドッグランで自由に遊ばせることもできますが、アラスカンマラミュートは大型犬で力が強いので他のワンちゃんや人がいると難しいので注意しましょう。

運動が不足しているとストレスが溜まり、病気や問題行動を起こす場合があります。健康づくりのためにも、十分な運動を心がけてください。

散歩時の引っ張る力に気を付ける

アラスカンマラミュートは身体が大きく、力も強い犬種です。もともとそりを引くワンちゃんだったこともあり、走ることを好むので走り出すと強く引っ張られてしまうことがあります。
愛情深い性格をしているので子供と楽しく遊ぶことができますが、子供だけの散歩はとても危険です。
コントロールしながら散歩ができるように、リードを引っ張らないようなしつけが必要です。

熱中症に注意!飼育環境を整えよう

極寒のアラスカ出身というだけあって、寒さに強く暑さに弱いです。
アラスカンマラミュートのようなダブルコートの被毛をした犬種は、季節の変化によって毛量を調節して気温の変化に対応しているのですが、アラスカンマラミュートの毛量は多く、厚いために夏場は熱中症に注意が必要です。
特に、高温多湿な日本は湿度の問題もあるので、夏場の外飼いは避けた方が良いでしょう。
夏場はエアコンで室内の温度を調節し、散歩をする際は早朝や夕方以降など涼しい時間帯に行うなど工夫してください。

将来のために小さいときからトレーニング!

はっきりとした主従関係を築く

どの犬種にも言えることですが、ワンちゃんと一緒に暮らすにははっきりとした主従関係を築くことが大切です。
主従関係があることでしつけもしやすくなるので、まずは飼い主がリーダーであることを認識させましょう。

また、アラスカンマラミュートは賢いですが、教えたことを覚えさせるには褒めてあげるとより効果的です。
お座りや待てなど、成功したときにはおやつを与えるなどして褒めることを何度も繰り返すと早く覚えてくれるでしょう。

失敗したときに暴力をふるってしまうと攻撃的なワンちゃんになる傾向があります。力の強いアラスカンマラミュートが攻撃的な性格になるととても危険です。
加えて、アラスカンマラミュートは頑固な一面もあり、自分が納得しないと従いません。喜んで飼い主の指示に従えるような関係性を心がけましょう。

社会性を育む

アラスカンマラミュートは飼い主に深い愛情があるからこそ、飼い主を守ろうと攻撃的になる場合があります。
見知らぬ人や不信感を感じた人には警戒心から威嚇や噛みつきなどする可能性があるほか、アラスカンマラミュートはめったに吠えることがない犬種ですが、不安や警戒から遠吠えをすることもあるようです。
子犬の頃から社会性を身につけさせ、未然にトラブルを防ぎましょう。

長時間の留守番はストレスに

昔から人間と一緒に暮らしていたアラスカンマラミュートは、家族といることが大好きです。
穏やかな性格で忍耐強さも兼ね備えていますが、実は寂しがり屋で甘えん坊の一面もあります。
長い時間ひとりぼっちにされるとストレスとなって、吠えたり暴れたりと問題行動をしてしまうこともあるようです。
旅行などどうしても長時間の留守番が必要になった場合は、ペットホテルなど世話をしてくれるところに依頼しましょう。

毛色は何種類?抜け毛は多い?

アラスカンマラミュート

photo by ertuzio

グレー系やブラウン系、単色や混合色まで種類は豊富

  • ライトグレー
  • グレー
  • ブラック
  • セーブル
  • レッド
  • ホワイト

アラスカンマラミュートの毛色はホワイトをベースに、グレー系やブラウン系の色合いが入ります。
ホワイトと別カラーの2色を組み合わせた毛色が一般的ですが、ホワイトのみ単色が存在しています。

ブレーズやスポットなど顔や足にマーキングが入り、個体によってさまざまな模様を楽しめるのも魅力です。
特に顔の模様はアラスカンマラミュートならではの特徴と言えるでしょう。

抜け毛が多いダブルコート

アラスカンマラミュートは寒さから守るために上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の2層構造になっているダブルコートの犬種です。
密集して生えているため、定期的なブラッシングは欠かせません。
特に下毛が春~夏と、秋~冬にかけて抜け落ちる時期「換毛期」になると抜け毛が多くなり、余分な被毛を取り除いてあげる必要があります。
ブラッシングを怠ると、毛玉ができてしまい皮膚炎につながる可能性があるので、予防するためにもブラッシングは大切です。

定期的なシャンプーも抜け毛ケアに効果的

シャンプーをすると汚れや臭いを取り除くだけではなく、取り切れなかった抜け毛を洗い流すこともできます。
皮膚を健康に保つことにもつながるので、月に1回程度行うと良いでしょう。

トリミングは知識があるトリマーに依頼を

アラスカンマラミュートの少し長めの被毛をトリミングする方法はありますが、暑そうだからといって短くし過ぎると皮膚のダメージになる場合があるので注意が必要です。
トリミングを検討しているのなら、アラスカンマラミュートについて十分知識があるトリマーに任せ、適当な長さにしてもらいましょう。

かかりやすい病気(目・消化器・関節・その他)

アラスカンマラミュート

photo by ertuzio

アラスカンマラミュートは大型犬によく見られる「胃拡張・胃捻転」や「股関節形成不全」といった病気になりやすい傾向があるようです。
また、暑さに弱いことから「熱中症」もよく見られるので気を付けましょう

目の病気

白内障

白内障になるとレンズの役割をする水晶体が白く濁り、物にぶつかったりつまずいたり視覚障害が出ます。一般的には老化が原因で発症することが多く、その場合は6歳以上で症状が現れます。
2歳までに発症する若年性の白内障もありますが、これは遺伝が関係していることが多いようです。その他にも、糖尿病などの別の病気が原因で発症する場合もあります。

進行具合によって、点眼薬などの内科治療もしくは外科治療の治療方法がとられます。
内科治療では完治することはないので、根本的な治療を目指すのなら手術となるでしょう。
予防することは難しく、早期発見・早期治療が重要です。「黒目の部分が白い気がする……」「段差につまずくようになったな……」など目の色や行動が気になったら早めに動物病院へ行きましょう。

消化器の病気

胃拡張・胃捻転

胃の中でガスが増加し、さらに捻じれることでショック状態になる危険な病気です。
特にアラスカンマラミュートのような大型犬に多くみられます。

胃拡張・胃捻転になると、胃が膨張するので腹部が張ったり、えずくものの嘔吐ができなかったりします。
状態を放置してしまうと最悪の場合、死亡するケースがあるので胃のガスを抜くなどの早急な治療が必要です。

原因ははっきりしていませんが、早食いや食後の運動などが考えられます。
一度にたくさんの食事を与えない、散歩のあとに食事を与えるなど工夫して予防に努めましょう。

関節の病気

股関節形成不全

発育の段階で股関節の形に異常が起こり、腰を振るように歩いたり段差の上り下りや運動を嫌がったりします。
治療は症状の緩和を目指す内科治療と手術によって治療する外科治療に分けられます。
内科治療を行っても症状が改善されない場合は外科治療が行われます。
外科治療を行う場合は、麻酔のリスクやケアの方法など獣医師と話し合っておくと安心でしょう。

遺伝が要因する場合もありますが、日頃の栄養や運動が大きく関与しているとも言われています。
食べ物の与えすぎによって肥満となり、関節に負担をかけてしまうので体重管理は重要です。また、滑りやすい床や過度な運動なども関節の負担となるので注意しましょう。

その他の病気

熱中症

人間でもよくみられる熱中症ですが、ワンちゃんは人間よりも暑さに弱いので注意しなければなりません。
ワンちゃんは主にパウンティング(ハァハァと口呼吸すること)によって体温を調節しています。
しかし、厳しい暑さの中で長時間日光を浴びたり、湿度が高い場所で運動したりすると上手く体温調節ができなくなり熱中症になってしまいます。

熱中症になると嘔吐や下痢などが起こり、重度になるとけいれんや意識障害を起こし死亡する場合があります。
体温が高くなった場合は冷たいタオルを体にかけるなどして体を冷やしましょう。
また、夏場や気温の高い日は日中の散歩を避けたり、風通しの良い場所を用意したりするなどで、できる範囲で予防するように心がけましょう。

アラスカンマラミュートのミックス犬について

純血種同士の交配により生まれる「ミックス犬」。アラスカンマラミュートにもさまざまな犬種とのミックス犬がいるようです。
リサーチすると以下の組み合わせが見つかりました。

  • アラスカンマラミュート×コーギー
  • アラスカンマラミュート×ラブラドールレトリバー
  • アラスカンマラミュート×シベリアンハスキー

同じ大型犬同士のほか、中型犬と組み合わせることもあり、どのような姿になるか予想が付かず成長が楽しみになります。
アラスカンマラミュートは日本ではあまり見かけないので、なかなかミックス犬にも出会えないかもしれませんが探してみてもいいかもしれませんね。

女の子と男の子どっちが人気?

アラスカンマラミュート

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女の子・・・0%、男の子・・・100%

ブリーダーナビの犬種別検索数より

アラスカンマラミュートは男の子の方が圧倒的に人気です。
女の子より男の子の方が体高が高く、体重は重い傾向があるので大きさを求めるのであれば男の子がいいかもしれません。

アラスカンマラミュートをブリーダーから購入した場合の価格は?

アラスカンマラミュート

photo by Ginner_Q

アラスカンマラミュートの子犬が安い地域トップ3

1位大阪府32万4,000円
2位
3位
全国平均32万4,000円

※記事執筆時点のデータ
ブリーダーナビしらべ

ブリーダーからお迎えするメリット

①健康的で社交性の高い子犬を迎えやすい

十分に衛生管理がなされているブリーダーのもとで生まれ育った健康的な子犬を探すことができます。

また、他にも子犬がいる環境で生まれ育っているため、社会性が身に付いた状態で迎えやすくなります。

さらに、基本的なしつけを受けていたり、適切な血統管理がなされていたりするケースが多いです。

②購入後のサポートも安心できる

子犬の見学を通してブリーダーの顔がわかり、信頼関係を築くことができます。
子犬の購入後も分からないことがあれば質問しやすくなり、安心してサポートを受けられます。

③購入金額を抑えられる

流通の中間マージンがかからないため、ペットショップから購入する場合にくらべて子犬の購入金額は安くなります。

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※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。