秋田犬

誠実な秋田犬は飼うのが難しい?性格や毛色、子犬の価格などをご紹介

「忠犬ハチ公」や「わさお」、「マサル」でお馴染みの秋田犬は、日本犬6種の中で1番最初に天然記念物へ指定された犬種です。誰にでも懐く犬種ではありませんが、家族に対しては深い愛情を示してくれます。ここでは、そんな秋田犬の魅力や歴史、販売価格などをご紹介します。

秋田犬

photo by uadrienn

目次

秋田犬の基本データ

秋田犬の大きさ58~70cm
秋田犬の体重34~45kg
平均寿命10~12年
原産国日本

大型犬の秋田犬は成犬になると30㎏を超えることもありますが、生後間もない頃は5㎏ほどしかありません。だいたい、生後9ヵ月ほどで体重は安定します。1歳になる頃には生まれた頃と比べると6倍以上にまで体重は増加します。

秋田犬は食べることが大好きなので、適正体重を大幅に超えないよう、体重管理を行いましょう。

秋田犬と柴犬の違いとは?

秋田犬と柴犬は同じ日本犬で見た目も似ています。でも比べてみると違いがよく分かります。

大きさ

秋田犬:58~70cm(大型犬)

秋田犬

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柴犬:37~40cm(中型犬)

柴犬

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秋田犬:三角形の立ち耳ですが、柴犬より分厚いです。眼や鼻が顔の中心に寄っています。
柴犬:三角形の立ち耳です。眼や鼻がバランスよく配置されています。

柴犬についてくわしくはこちらから

天然記念物として指定されている秋田犬の歴史

秋田犬は日本原産の犬種で、野生動物を狩る「マタギ犬」という犬から作り出されました。秋田犬はもともと、「大舘犬」と呼ばれていました。江戸時代に入り闘犬が流行したことにより、土佐犬・マスティフが掛け合わされ、より大きな秋田犬が作り出されたそうです。

その後も犬種改良は続けられましたが、さまざまな犬種が混ざり合ったことで秋田犬の雑種化が進んでしまいます。秋田犬本来の良さを残すために、1919年に「天然記念物保存法」が発令され、1931年に天然記念物として指定されました。

現在では秋田犬と言えば「忠犬ハチ公」やテレビで大人気となった「わさお」、有名スケーターに贈られた「マサル」と日本のみならず、世界で人気を誇っています。

飼い主に寄り添う秋田犬の性格

忠犬と言われるだけあって、秋田犬は飼い主に忠実で素直な性格をしています。
ただし、警戒心から攻撃的になることもあります。性格の個体差が大きいので、全ての秋田犬が忠犬ハチ公のような性格ではないことは理解しておきましょう。
具体的にはどんな一面があるのか、秋田犬の性格について詳しくご紹介します。

素直で誠実!しつけの飲み込みも早い

秋田犬は誠実で忠誠心の強い犬種です。そのため、家族には全力で尽くそうとします。特に信頼した飼い主に対しては高い忠誠心を示し、知性にも優れているのでどんな指示であっても素直に従う飲み込みの早さもあります。

ただし、これは飼い主と秋田犬の間で、きちんと信頼関係が出来上がっているからこそ。信頼関係は一瞬で作れるものではありませんので、子犬の頃からゆっくりと作り上げていきましょう。

また、友好的な性格も秋田犬の特徴です。小さな頃から一緒に過ごしている人や犬は全員「家族」と考え、深い愛情を示してくれます。家族を守ろうとする保護意識が旺盛で、勇敢でもあるので番犬としても向いています。

飼い主以外には攻撃的になることも

家族に対しては愛情深い秋田犬ですが、知らない人・犬には攻撃的になることがあります。中には社交性があって初対面でも難なく触れ合える子もいますが、それはごく少数派でしょう。

基本的には頑固で独立心が強く、家族以外には攻撃的になったり威圧感を与えたりすることが多いようです。

また、感受性が強いので嫌なことをされると不快感から危害を加えてしまう可能性もあり注意が必要です。

敏感で警戒心が強い一面も

秋田犬は信頼した飼い主と一緒にいるときは無駄吠えもせず、穏やかに過ごしますが、敏感で神経質な一面もあるので、警戒心から噛みついたり暴れたりして周りの人や犬にケガを負わせてしまう場合があります。

警戒心を持つことは飼い主を守りたいという気質の表れでもありますが、ペットとして上手く付き合っていくためにはしつけが重要です。

また、例え家族でも飼い主と認めなければ攻撃的になる恐れもあるので、小さい子供がいる家庭は特に注意しなければなりません。

秋田犬は初心者には難しい?飼い方のポイント

秋田犬は飼い主には愛情深いものの、他の人や犬に攻撃的になることがあります。そのため、都道府県の条例で届け出や飼育管理方法が決められている地域も多くあるようです。飼い始める前に住んでいる地域の条例を確認しておく必要があるので注意しましょう。また、その他はどんなことに気を付けて飼う必要があるのでしょうか?

室内飼いはできる?

秋田犬は身体が大きい上、もともと闘犬だった気質からあまり室内飼いには向いていません。広々とした屋外で過ごすことができる環境を用意してください。その際、暑さに弱いので日陰があり、風通しの良い場所を選びましょう。

室内で飼う場合は広いスペースが必要です。ストレスを感じない大きめの部屋でないと室内飼いは難しいでしょう。

その他、トイレは寝床と離したり、食器類を清潔に保ったりすることもストレスを溜めさせないポイントです。

散歩中はケガをさせないように注意する

秋田犬は運動量が豊富なので、1日2回各30分~1時間を目安に散歩してあげましょう。暑さが苦手なので、夏場は朝や夕方など涼しい時間帯を選んでください。散歩の際は歩くだけでなく、走ったり、おもちゃで遊んだりしてあげると、より体力を消費させることができます。

秋田犬は警戒心から見知らぬ人や犬に対して攻撃的になる場合があります。散歩中に飼い主以外の人が触ろうとしてきた際は、安易に触れないように気を付けましょう。ドッグランへ行くことも極力控えてください。

秋田犬のしつけ方は?トイレ・無駄吠え・噛み癖について

秋田犬は力がとても強く、主従関係がしっかりできていないといざというときに抑えることができません。飼い主がリーダーであることを子犬の頃から教え、秋田犬をコントロールできるようにしておきましょう。
ここでは、待てやトイレ、無駄吠え、噛み癖のしつけのポイントをご紹介します。

「待て」で興奮を抑える

何かに夢中になって興奮しているとき、「待て」をしつけていると比較的簡単に動物的な本能を抑えることができるでしょう。秋田犬は猟犬や闘犬であったことから、攻撃的な気質があるので特に大切なしつけです。

「待て」のしつけは、しっかり目を見てできるまで繰り返すことがポイントです。勝手に動いたときは無視をし、きちんと待つことができたときは褒めてあげましょう。手のひらを犬に向けたり、食事のときに「待て」と言ったりする方法もあります。

トイレのしつけは最初が肝心!

特に室内飼いをする場合、トイレのしつけは必要不可欠です。間違って覚えないために、トイレのしつけは最初が大切です。もともと、秋田犬は賢い上に綺麗好きな性格をしているので、決められた場所できちんとトイレを済ませてくれるでしょう。

上手くトイレをしつけるにはトイレの場所を変えないことが重要です。トイレの場所を決め、慣れるまではその場所に連れて行ったり声をかけたりしてトイレを促すようにしてください。

失敗した場合は叱ってはいけません。排泄を悪いことだと考えてしまうので、黙って片付けることがポイントです。

無駄吠えはまず吠える原因を取り除く

秋田犬は大きな声で吠えるので、吠え癖がついてしまうと近所迷惑になってしまいます。

吠える理由はストレスや警戒などさまざまです。いずれの理由も、まずは吠える原因を取り除くことが大切です。運動不足によるストレスの場合は運動量を増やし、警戒心によるものは子犬の頃から社会性を身に付けさせましょう。

吠え始めたときは無視をしたり、大きな音を立て驚かせたりするといった方法を取ってみてください。

噛み癖をしつけてケガの防止を

秋田犬は力が強く人に噛みつくと大けがをしてしまいます。命に関わる事故になる恐れもあるので、噛み癖のしつけはとても重要です。

噛む理由としては歯の生え変わりで歯が痒い場合やじゃれる中で噛む場合などがあります。理由はさまざまですが、人間に対して噛むことは成犬になって噛み癖がついてしまう可能性があるので子供の頃から止めさせなければなりません。

手を噛んだとき、そのまま手を口の中に入れると気持ち悪がり手を放します。これを繰り返し学習させることで噛み癖を止めさせましょう。

毛色・抜け毛・カットまで!秋田犬の被毛に必要なお手入れ

ブラッシングやシャンプーなど、どの犬種でも被毛のお手入れは必要です。秋田犬は身体が大きくケアは大変ですが、被毛を綺麗に保つためにも定期的にお手入れをしなければなりません。
ここでは、秋田犬の被毛の特徴やお手入れ方法など詳しくご紹介します。

秋田犬の毛色は4色

秋田犬の毛色 赤

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虎(虎のような縦縞模様が入る)

※画像は純血ではなく秋田犬のミックス犬です

秋田犬の毛色 虎

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秋田犬の毛色 白

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胡麻(赤・黒・白が混ざり合っている)

秋田犬の毛色 胡麻

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4色の中でもスタンダードな毛色は赤です。赤の秋田犬は、オレンジ寄りの茶色と白色の2色で構成されています。配色としては、頭部や背中が茶色で、その他は白色になっています。
また、胡麻は珍しい毛色なので、なかなか出会えないでしょう。

抜け毛は多い?トリミングは必要?

秋田犬は毛の量が多く、オーバーコートとアンダーコートから成るダブルコートです。そのため、換毛期(春・秋)を迎えると大量に毛が抜けます。

室内飼いの場合、短毛なので、敷物やクッションなどに毛が刺さってしまい、なかなか取れないといった悩みも多いようです。

また、トリミングは不要です。暑さに弱いのでサマーカットを考えるかもしれませんが、短くカットしてしまうと体温調節ができなくなってしまうので止めましょう。

ただし、滑らないように足裏のカットや排便を綺麗にできるように肛門周りのカットは必要に応じてしてあげてください。

ブラッシング・シャンプーで抜け毛対策

抜け毛が多い秋田犬は対策が必要です。換毛期には1日2~3回、それ以外には週1~2回のブラッシングをして被毛を整えましょう。ブラッシングは皮膚の血行を良くさせる効果もあります。

また、月に1回はシャンプーを行ってあげてください。定期的にシャンプーを行うことで、皮膚を清潔に保つことができます。ただ、秋田犬は体が大きいため、自宅でのシャンプーが難しい場合はトリミングサロンにて依頼しましょう。

抜け毛が多い換毛期は週1回程度のシャンプーが勧められていますが、シャンプーをし過ぎてしまうと皮膚トラブルに繋がってしまうので、様子を見ながら行ってくださいね。

秋田犬のお手入れって何が必要?

ブラッシングやシャンプー以外にも定期的に行ってほしいお手入れがあります。犬にとってあまり触られたくない部分のお手入れもあるので、子犬の頃から習慣化しておくと楽に行うことができます。他にはどんなお手入れが必要なのか、確認してみましょう。

爪切りの頻度とやり方

犬は爪切りが苦手なことも多く、過去に爪切りで嫌な思いをした犬は特に嫌がります。
ですが、爪切りをしないと肉球を傷つけたり歩き方に影響したりしてしまうので定期的に切る必要があります。

専用の爪切りを使い、血管が通っていない白い部分だけをカットしてください。秋田犬は身体が大きいので二人で行うと良いでしょう。爪切りが上手くできるか不安な場合はトリマーか獣医師に相談することもおすすめです。

歯磨きの頻度とやり方

基本的に犬は虫歯になりにくい傾向がありますが、歯磨きをしていると歯周病を防ぐことができます。歯周病になると最終的に歯が抜けてしまうので、歯磨きはとても大切です。歯磨きに抵抗がないよう、子犬の頃から習慣づけておきましょう。

歯磨きはできる限り毎日行うことが望ましいですが、難しい場合は2~3日に1回は磨いてあげてください。慣れるまではガーゼや歯磨きシートを使ってみましょう。慣れてきたら歯ブラシと歯磨きペーストを使って優しく磨いてあげてくださいね。

耳掃除の頻度とやり方

耳の中の汚れは外耳炎などの原因になる場合があります。そのため、2週間に1度を目安に耳掃除を行ってください。

耳掃除はイヤーローションを脱脂綿などにつけて拭き取りましょう。耳掃除の後に首をブルブルと振らせると耳の中に残っているイヤーローションを出すことができます。

耳掃除をしていても病気になる可能性はあるので、耳を気にしていたり臭いがしたりする場合は動物病院を受診しましょう。

気を付けたい秋田犬の病気

秋田犬は生まれつき皮膚が弱いことが多く、皮膚病にかかりやすい傾向があります。その他、眼疾患や関節疾患などにも気を付けなければなりません。
秋田犬を迎え入れる前に、どんな病気を発症しやすいのか確認しておくともしものときに備えることができます。

秋田犬

photo by esmalen

秋田犬に多い「肉芽腫性脂腺炎」などの皮膚病

脂腺がなくなり、炎症性細胞が広がって発症する珍しい皮膚病です。肉芽腫性脂腺炎になると、脱毛などの症状が現れます。どの犬種でも発症する可能性はありますが、好発犬種として秋田犬が含まれています。

遺伝または自己免疫が関わると考えられていますが、はっきりとした原因は分かっていません。角質溶解シャンプーやビタミン剤などが治療に使用されますが、徐々に悪化することが多いようです。

生涯投薬が必要に!「甲状腺機能低下症」

代謝を活発にする甲状腺ホルモンが減少することで、元気消失や脱毛、肥満といったさまざまな症状が出ます。

主な原因は自分の免疫によって甲状腺を破壊する(免疫介在性)や遺伝によるものと言われています。その他、腫瘍などの別の病気によって発症している場合もあります。予防は難しいのですが、早期発見・早期治療に努めましょう。

治療には甲状腺ホルモン薬を生涯投薬し続けることになります。

「眼瞼内反症」「ブドウ膜皮膚症候群」などの目の病気も

眼瞼内反症

眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)は、瞼が内側に入り込むことで角膜や結膜に刺激を与え、痛みや痒みが出る眼疾患です。

先天的な発症が多いので予防は難しい病気です。悪化する前に動物病院を受診して早期治療に努めることが大切です。

根本的な治療としては瞼がめくれないよう手術で瞼を矯正します。軽度ではまつ毛の除去や点眼などといった内科治療で良くなることもあります。

ブドウ膜皮膚症候群

免疫異常によって発症し、皮膚や眼に異常が現れる病気です。メラニン色素を含んだ細胞を免疫が攻撃するため、皮膚では鼻や肉球などで脱色が見られます。眼ではブドウ膜炎や緑内障などが引き起こされ、進行すると失明することがあります。

自己免疫の異常な反応が原因なので、免疫抑制剤を生涯にわたって投与します。

大型犬がなりやすい「股関節形成不全症」

発育中に股関節の形に異常が起き、横座りをしたり運動することを嫌がったりします。秋田犬のような大型犬で多く発症する病気です。

遺伝的な原因もありますが、成長期の栄養・運動不足も関わると言われており、食事や体重の管理が需要です。滑りやすい床や過度な運動などにも注意が必要です。

症状や状態などによって治療法は異なります。内科治療を行っても改善されない場合は外科治療を行います。

デベソのような「臍(さい)ヘルニア」

臍ヘルニアはへその穴が閉じず、デベソのような膨らみが見られます。痛みがなく好発犬種でもない場合は自然と穴が閉じることが多いです。

秋田犬は好発犬種に含まれており、遺伝的に臍ヘルニアを発症しやすい傾向があります。そのため、予防は難しいでしょう。

臍ヘルニアは悪化する可能性の有無で手術によって切除するか、経過観察するか選択されます。避妊手術をすると同時に手術することもあるようです。

秋田犬をブリーダーから購入した場合の価格は?

秋田犬の子犬が安い地域ランキングベスト3

1位茨城県10万4705円
2位大阪府13万5333円
3位愛知県13万9061円
全国平均36万2044円

※記事執筆時点のデータ
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ブリーダーからお迎えするメリット

①健康的で社交性の高い子犬を迎えやすい

十分に衛生管理がなされているブリーダーのもとで生まれ育った健康的な子犬を探すことができます。

また、他にも子犬がいる環境で生まれ育っているため、社会性が身に付いた状態で迎えやすくなります。

さらに、基本的なしつけを受けていたり、適切な血統管理がなされていたりするケースが多いです。

②購入後のサポートも安心できる

子犬の見学を通してブリーダーの顔がわかり、信頼関係を築くことができます。
子犬の購入後も分からないことがあれば質問しやすくなり、安心してサポートを受けられます。

③購入金額を抑えられる

流通の中間マージンがかからないため、ペットショップから購入する場合にくらべて子犬の購入金額は安くなります。

秋田犬の子犬をブリーダーからお迎えしたい方は、こちらのボタンから最新情報をチェック!優良ブリーダー情報も詳しく掲載しています。

※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。