プチバセットグリフォンバンデーン

映画のモデルにもなったプチバセットグリフォンバンデーンの性格・飼い方などをご紹介

『ハウルの動く城』に登場する「ヒン」のモデルともいわれているプチバセットグリフォンバンデーン。日本ではまだあまり見かけることがない犬種ですが、海外では狩猟犬やセラピードッグとして活躍しています。そんなプチバセットグリフォンバンデーンについて性格や飼い方などをご紹介します。

プチバセットグリフォンバンデーン

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プチバセットグリフォンバンデーンの基本データ

プチバセットグリフォンバンデーンの大きさ33~38cm
プチバセットグリフォンバンデーンの体重11~19kg
平均寿命12~14年
原産国フランス

“プチバセ”の愛称で親しまれるプチバセットグリフォンバンデーンの歴史

プチバセットグリフォンバンデーンの起源は16世紀ごろ。イバラなどが生い茂る荒れた土地でウサギなどの狩りができるよう、剛毛な被毛と優れた嗅覚、しっかりとした足腰を持つ猟犬としてバセットグリフォンバンデーンが作出されました。

19世紀までは大きいサイズを「グランバセットグリフォンバンデーン」とそれより小さい「プチバセットグリフォンバンデーン」の2タイプが混在しており、1975年に別犬種として分けられました。

プチバセットグリフォンバンデーンの名前は、フランス語で「プチ=小さい」「バセット=低い」「グリフォン=粗い被毛」「バンデーン=フランスの地名」を意味し、この犬種の特徴が名前に表れています。日本では省略して「プチバセ」の愛称で呼ばれているようです。

20世紀後半になると海外に紹介されるようになり、1990年にアメリカンケネルクラブに登録されたことで少しずつ知名度が上がってきています。

活発で明るいプチバセットグリフォンバンデーンの性格

  • 外交的
  • 独立心が強い
  • 活動的
  • 溌剌
  • 明朗
  • 友好的

プチバセットグリフォンバンデーンは猟犬として作出されただけあって、明朗溌剌とした性格をしています。そのため、叱られてもあまり落ち込まない気質のようです。

飼い主に対しては従順で愛情深い性格をしています。外交的友好的な一面も持ち合わせているので、小さな子供や他のワンちゃんがいる家庭でも仲良くすることができるでしょう。落ち着きがないといわれるほど活動的で常に動き回り、遊びも大好きなので一緒に遊んであげてくださいね。

一方で、頑固で独立心が強いところもあります。しつけは少し時間が必要になるかもしれませんが根気強く行いましょう。

プチバセットグリフォンバンデーンの飼い方としつけのポイント

プチバセットグリフォンバンデーンは活動的で活発な犬種なので、運動量やしつけなど飼う上で気を付けることがいくつかあります。
ここでは、プチバセットグリフォンバンデーンの飼育方法やしつけのポイントなどご紹介します。

毎日の運動と室内飼いで温度管理を

30分以上の散歩を1日2回

活発なプチバセットグリフォンバンデーンは多めの運動量が必要です。体を動かすことも大好きなので、散歩は1日に30分以上を2回行いましょう。運動量が不足してしまうと、無駄吠えや反抗的な態度など問題行動が増えるだけでなく、体調にも影響することがあります。

散歩だけではなく、フリスビーやボールなどを使った遊びやドッグランで思いっきり走らせてあげる工夫をすると喜ぶでしょう。

ただし、あまりにも運動が激しいと関節炎などのきっかけとなる可能性があります。体の負担にならない適度な運動を心がけてくださいね。

こまめに温度管理と耳掃除を

極寒の地域でなければ外でも飼育できますが、暑さに弱く特に日本の高温多湿では熱中症になってしまう恐れがあるので室内での飼育がおすすめです。

室内では温度管理を行うことはもちろん、駆け回っている中で滑ってケガをしてしまわないようにフローリングにカーペットを敷くなど対策しなければなりません。

また、プチバセットグリフォンバンデーンは垂れ耳なので耳の中の通気性が悪く外耳炎を発症することがあります。こまめに耳掃除を行い、異常がないか耳の中をチェックするようにしましょう。

子犬のころから主従関係を築き、根気強くしつけを

主従関係をしっかりと築く

プチバセットグリフォンバンデーンは家族には愛情深く接しますが、甘やかしてばかりいると上下関係が逆転しまい、いうことを聞かず手に負えなくなってしまいます。そのため、しつけを成功させるには主従関係をしっかりと築くことが大切です。

特にプチバセットグリフォンバンデーンは狩猟本能の気質があり、頑固で自立的な一面も持っているので注意が必要です。年齢を重ねるだけ頑固になり、しつけが難しくなってくるので子犬のころからしつけを行いましょう。

一貫したしつけで根気強く行う

プチバセットグリフォンバンデーンは叱られてもめげない性格をしています。一貫したしつけを根気強く行うことがポイントです。きちんと覚えてもらえるよう、繰り返し教えるようにしてください。来客に対して警戒心を示すことがあるので、サークルなどで待つトレーニングをしておくこともおすすめです。

また、子犬のころからかの社会化は警戒心を和らげることに繋がります。家族だけではなく、他の人やワンちゃんと触れ合う機会を作り、社会性を身に付けさせることも必要です。

毛色は何種類?お手入れ方法は?

さまざまな色の組み合わせとマーキング

  • ブラック&ホワイト
  • ブラック&タン(黄褐色)
  • ホワイト&オレンジ
  • トライカラー
  • ブラックオーバーレイ

プチバセットグリフォンバンデーンの被毛は個体によって違うマーキングが入り、それぞれに魅力があります。2色の組み合わせだけでなく、地色のフォーンにブラック(マントル)とホワイト(斑)の3色が組み合わさったトライカラーなど種類が豊富です。

また、猟犬として活躍していたこともあり、野ウサギ色(ヘアカラー)やアナグマ色(バジャーカラー)、イノシシ色(ワイルドボアカラー)など、獲物の毛色に合わせた伝統的な呼び方もあるようです。

抜け毛は多い?定期的なブラッシングが必要

プチバセットグリフォンバンデーンの被毛は名前の由来でもある粗い被毛のオーバーコート(上毛)と密集して生えているアンダーコート(下毛)から成るダブルコートです。

一般的にダブルコートは換毛期(春・秋)に大量に毛が抜け落ちますが、プチバセットグリフォンバンデーンは他のダブルコートの犬種と比べてあまり激しく抜けないようです。とはいえ、抜け毛はあるので週に何度かブラッシングをし、換毛期で抜け毛がいつもより気になる場合はこまめにブラッシングを行いましょう。

また、トリミングは必要ありませんが、汚れが気になる場合や蒸れやすい季節などには定期的なシャンプーを行ってください。

かかりやすい病気(眼・耳・脳・関節)

プチバセットグリフォンバンデーン

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胴長短足のプチバセットグリフォンバンデーンは、腰と足に異常が起きやすい傾向があるので気を付けなければなりません。その他にも、脳や耳の病気を発症することがあります。
どんな病気にかかりやすいのか、飼う前に確認しておきましょう。

眼の病気

白内障

眼球にはカメラでいうレンズの役割を果たす水晶体があります。白内障はその水晶体が白く濁り、ぶつかったりつまずいたりするなどの視覚障害が現れます。

一般的によく発症する白内障の原因は老年性で、6歳以上のワンちゃんにみられます。その他、遺伝が疑われる若年性や糖尿病などの疾患によって発症することもあります。
予防することは難しい病気ですが、早期治療によって治療の効果が異なるので早期発見が重要です。

初期段階では点眼薬などで進行を遅らせることができる場合がありますが、完治することはないので根本的な治療は手術となります。

耳の病気

外耳炎

外耳炎は外耳が炎症を起こし、耳垢の増加や痒がるなどの症状が現れます。
原因はさまざまで、耳の中で細菌や寄生虫などの繁殖した場合やアレルギーなどに反応して起こる場合、腫瘍や異物混入などが原因になる場合があります。耳を清潔に保ち、こまめに耳をチェックすることが予防に繋がるでしょう。

特にプチバセットグリフォンバンデーンのような垂れ耳の犬種は耳の通気性が悪く、外耳炎を発症しやすい傾向があるので注意しなければなりません。

治療方法は原因によって異なります。一般的に洗浄や点眼薬で治療を行い、耳ダニが原因の場合は駆虫薬が使用されます。

脳の病気

髄膜炎

脳を包んでいる髄膜に炎症が起きる病気で、脳炎や脊髄炎と伴って発症することが多いです。症状は頭痛やけいれん、ふらつきなどがあり、炎症の程度や場所によって異なります。

原因はいくつかあり、真菌やジステンパーなどのウイルス、トキソプラズマなどの原虫といった病原体の感染の他、腫瘍によって炎症が起こることもあります。

免疫力が低下していると病原体を抑えられなくなるので日頃からの体調管理には気を付けましょう。

免疫抑制剤などを処方する対処療法が基本となります。腫瘍がある場合は手術が選択される場合があります。

てんかん

全身がけいれんしたり意識障害が起こったりを発作的に繰り返す脳疾患がてんかんです。発作の前兆として落ち着きがない、よだれが出る、後ろにのけぞるなどがみられるのでこれらの症状があった場合は気を付ける必要があります。

原因は遺伝が関与するとされている真性、脳炎や外傷などによる症候性、症候性が疑われ真性に見える潜因性に分かれます。予防は難しいといわれていますが、ワンちゃんにストレスなどの負担をかけないようにすることは大切です。

抗てんかん薬を投与することで発作を抑え、原因が分かる場合はその治療を行います。

関節の病気

椎間板ヘルニア

背骨の骨と骨の間に椎間板があることで、腰の曲げ伸ばしができています。この椎間板が変性し、飛び出すことで脊髄を圧迫して痛みなどの神経障害を引き起こします。プチバセットグリフォンバンデーンのような胴長短足の犬種によくみられる病気です。

原因は過度な運動や脊髄に外から受けた強い力、老化現象などです。そのため、段差の上り下りを避け、滑りやすいフローリングにはカーペットを敷くなどすることが予防に繋がります。

症状が比較的軽い場合は消炎剤の投与や運動制限などの内科的治療が取られます。内科的治療で改善が見られず、重症の場合は手術となります。

股関節形成不全

成長段階で股関節に異常が起こり、寛骨臼と大腿骨頭が噛み合わなくなることで痛みが出るようになります。腰を振るように歩いたり、運動を嫌がったりする症状がみられます。

原因は遺伝が関わることが明らかになっている他、偏った栄養や運動も影響するようです。そのため、過剰な栄養や運動に気を付け、体重管理にも注意しましょう。滑り防止のために足の裏の毛をカットすることも必要です。

治療は症状や関節の状態や症状によって異なります。鎮痛剤などで痛みを管理する内科的治療が取られ、症状が改善されない場合などは外科的治療となります。

ブリーダーからお迎えするメリット

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※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。