アフガンハウンドのブルードミノってどんな色?飼い方や性格などもご紹介
繊細で美しい被毛が魅力のアフガンハウンド。世界最古の犬種として知られ、その気品溢れる姿からは想像もつきませんが今も昔も狩猟犬として活躍しています。ここでは、そんなアフガンハウンドの歴史や魅力、飼い方、安く迎えられる地域まで詳しくご紹介します。
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目次
アフガンハウンドの基本データ
アフガンハウンドの大きさ | 63~74cm |
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アフガンハウンドの体重 | 23~29kg |
平均寿命 | 12~14年 |
原産国 | アフガニスタン |
スラリと伸びた長い手足にシルクのような被毛、そして長い首を高く上げて遠くを見つめる姿が上品なアフガンハウンド。その洗練された容姿は、数多くのワンちゃんが集まるドッグショーでもひときわ目立ちます。
適正体重は23~29kgとされています。美しい容姿や健康を保つためにも体重管理もこまめにしてあげましょう。
現存する犬種の中で最も古いアフガンハウンドの歴史
アフガンハウンドは紀元前4000~5000年前には存在していたといわれており、現存する犬種の中で最も古い歴史を持つとされています。ノアの方舟に乗った犬種という言い伝えや、ピラミッドなどにアフガンハウンドらしき記述が確認されており、その歴史が伺えます。
狩猟犬として活躍していたアフガンハウンドの存在が知れ渡ったのは、1900年代初頭になってイギリスに持ち込まれたことがきっかけです。
その優美な姿にイギリスの貴族達は魅了され、徐々にペットとしての人気が上昇し、ドッグショーに出陳するようになりショードッグとしての地位も確立していきました。
現在はドッグショーで注目を浴びる一方で、原産国のアフガニスタンでは狩猟犬としても活躍しているようです。
アフガンハウンドの気になる性格や特徴
アフガンハウンドは上品のある見た目をしていますが、「頭が悪い」といわれています。ですが、アフガンハウンドの性格を理解すれば、頭が悪いのではなく気質が影響していると理解できますよ。ここでは、アフガンハウンドの性格についてご紹介します。
「頭が悪い」といわれる理由は独立心が強いから
アフガンハウンドは、非常に頑固な性格をしています。飼い主の指示を聞かないことも珍しくないので、服従性が低いともいわれています。
それほどまでに頑固であり、何があっても自分のやり方を貫こうとする強い独立心を持っているということです。威厳が感じられる表情が、そういった性格を物語っているのではないでしょうか。
また、マイペースな性格もアフガンハウンドの特徴です。人に左右されず室内では大人しく過ごし、のんびり自由気ままに暮らします。これらが「頭が悪い」と呼ばれるようになった理由です。
とはいうものの、狩猟犬として活躍しているだけあって、実際は頭の悪い犬種ではありません。なんでも自分で判断して行動できますし、かなり頭が切れる犬種といえるでしょう。「頭が悪い」というわけではなく、アフガンハウンドの性質が影響しているのです。
人見知りでよそよそしい一面も
アフガンハウンドは人見知りをするところがあり、初めて会う人に対してはよそよそしく接することがあります。人懐っこい犬種ではないので慣れるまでに時間がかかり、またうれしいなどの感情をあまり表に出しません。
そのため、ワンちゃんを飼うのが初めてという方には向いておらず、愛犬にベタベタと甘えられるより、程よい距離感を保ちたいという方におすすめの犬種です。
また、基本的に子どもとは上手く付き合っていくことはできますが、一緒に遊ぶことはあまりみられないでしょう。
運動神経抜群!活発で遊ぶことが大好き
狩猟犬として活躍してきたアフガンハウンドには、強い狩猟本能が備わっています。活発で運動神経が抜群なので、動くものに対してかなり敏感に反応します。ボールやロープなどを投げて遊んであげると良いでしょう。走ることも得意なため、凄まじいスピードでおもちゃを取りに行く姿は圧巻です。
ただし、自分で考えて行動する性質から、何かに興味を持つなどすると走り出してしまうことがあるので注意しましょう。
飼いやすい?アフガンハウンドの飼い方
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アフガンハウンドを高温多湿の日本で飼う場合は、室内飼いが最適です。また、運動量も豊富なのでたくさん運動させる必要があります。ここではアフガンハウンドを飼う上での注意点などを事前に確認しておきましょう。
温度・湿度の管理ができる室内で飼育を
アフガンハウンドは乾燥した地域のアフガニスタン出身の犬種なため、日本の高温多湿の環境は苦手です。そのため、温度と湿度を管理することができる室内で飼育する必要があります。
ただし、室内で飼育する場合は室温管理だけではなく、ケガにも気を付けなければなりません。活発で遊ぶことが大好きなのでものを壊したり滑ってケガをしたりしないように生活環境も整えましょう。
ノーリードは厳禁!散歩以外の運動も取り入れる
アフガンハウンドはとても活発な犬種ですので、毎日2回1~2時間ほどの散歩が必須です。それに加え、ドッグランや広い公園で自由に走らせる時間も設けてあげましょう。
アフガンハウンドは想像以上のスタミナを持つ犬種ですので、必ず運動の時間を作ってくださいね。体力が十分に発散されていないと、ストレスの原因になってしまいます。
また、狩猟本能の強いアフガンハウンドは動くものを発見すると、凄まじいスピードで追いかける習性があります。例えば、散歩中に猫を見つけようものなら飼い主そっちのけで興奮状態になるのです。
なにより危険なのが、周りにいる人を押しのけてでも猫を追いかけようとしますので、通行人とトラブルを引き起こす可能性があるので注意しましょう。
アフガンハウンドのしつけ方
個体や生活環境によって異なりますが、一般的なアフガンハウンドは独立心が強い性格をしています。猫のような性格といわれることもあり、しつけは難しい犬種です。
飼い主の指示より自分の判断で行動する一面から、ドッグトレーナーでさえもしつけに苦労するほどなのだとか。特に初めて犬を飼う人はこのことを踏まえ、きちんと飼育できるか検討しましょう。
飼い始めてまず行うしつけは「トイレ」です。ここではトイレトレーニングの方法をご紹介します。
トイレのしつけも根気強く
アフガンハウンドはしつけが難しい犬種なので、トイレをはじめとするしつけは全て根気強く行う必要があります。
トイレのしつけは、まず大きめのトイレシーツを用意し、臭いを嗅ぐ行動が見られたときや寝起きなどにトイレをすることが多いのでトイレのタイミングが来たときに素早くトイレへ移動させてください。
排泄してトイレが成功した場合は、おやつなどを与えて褒めましょう。一方、失敗した場合は叱らないことが大切です。排泄したことを怒られていると感じてしまったりするので、失敗しても黙って片付けましょう。
※タイミングによってはお迎えできるワンちゃんがいない場合もあります。